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【スロエヴァ特集】新世紀からの願い ~飲む打つデリるおっさんスロッターのスロエヴァ特集~

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。

ゲリオンしんちゃんこと、碇シンジ君の有名なセリフですな。そう、2月後半から市場投入される「パチスロ エヴァンゲリオンシリーズ」最新作からも逃げちゃダメなんです。シリーズを重ねるごとに期待感も減っていくのはシリーズ物の宿命ではありますが、30年経ってやっとドラクエ11が出るのに対し、スロエヴァは誕生から11年半で11作目。1年に1作というハイペースで登場してきたわけです。新台への興味が薄れつつある昨今ではありますが、それでもやっぱりスロエヴァの新作と聞くと心躍ってしまうプレイヤーは多いのではないでしょうか。

というわけで、これまでスロエヴァが積み重ねてきた歴史を振り返りながら、新作に迫ってみることにしましょう。

規則改正後の5号機パチスロ1発目!初代『新世紀エヴァンゲリオン』

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(C)GAINAX・カラー/Project Eva.

記念すべき1作目の登場は2005年10月。機種名は『新世紀エヴァンゲリオン』。アニメのタイトルそのままですな。規則改正後の5号機パチスロ1発目ということで注目を集めました。まず、5号機になって小役とボーナスの同時入賞がダメになったため、従来多かったボーナスの下にチェリーを配置してという配列をどうするのか、非常に気になるところでした。まぁ、ボーナスを揃えたときの払い出しがなくなったため「入賞」という表現は語弊があるかもしれませんが、わかりやすいためここでは使用してあります。さて、この同時入賞の問題は、チェリーは左リールに出現しても払い出しはなく、右リールに出現して初めてチェリーとして払い出しを受けられるという度肝を抜く発想でクリアされました。左リールにチェリーが出て、中右適当打ちしたら払い出しがない。リーチ目かと思ったらボーナスもなし。チェリーの取りこぼしを右リールで意識する斬新な設計でしたな。

 

この1作目、ゲーム性はというと、約350枚のBBと約96枚のRBがあり、RB後に100GのRTが付いてくるというものでした。RTの1G純増は約1枚。100G完走できればRBでの獲得ぶんと合わせ、約200枚の獲得ができた計算です。この時代には今あって当然のボーナスと小役の同時当選はなく、例えば左リールにチェリーを狙ってスイカまでスベって小役がハズれれば、ボーナス確定のリーチ目というシンプルなものでした。そして、この機種の特徴として挙げられるのがベースの高さです。それまで一般的には1000円50枚で30G程度というのが共通認識でしたが、この機種は設定1でも約45.5Gほど回り、設定6ともなると約52.6Gも回ると高ベース機でした。それゆえ、1000円でボーナスなしにもかかわらず400G回ったこともあれば、その一方でボーナス確率が重め+デカイ下皿ということもあり高設定でも半日下皿プレイなんて日常茶飯事でした。いやぁ、個人的には我慢我慢の機種でしたなぁ。

スロエヴァシリーズ人気の火付け役!
2作目『新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~』

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(C)GAINAX・カラー/Project Eva.

さて、そんな1作目から約2年。2007年7月に、スロエヴァ人気シリーズの火付け役ともなる2作目『新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~』が登場します。ゲーム性は、約400枚獲得のSBB、約250枚獲得のNBB、約50枚+RT50Gの付いたRBで構成され、RB後のRT中に655分の1の特殊リプレイを引くとボーナス成立まで継続のRTに突入しました。そうそう、通常時に16384分の1の特殊リプレイを引いても無限RTでしたな。この頃にもなるとボーナスと小役の同時当選があり、レア役からの演出発展でボーナスを告知したり、はたまたしれっとリーチ目が出現したりとバランスの取れたシステムでした。演出なしでリーチ目がズドン。そんなサプライズもありましたな。この機種をスロエヴァシリーズで一番好きと挙げる人も多いようです。

 

そして、この機種が回胴市場にもたらしたのがコレです。今となってはよく見かける小役カウンター。

新世紀からの願い

これを使っているだけでプロっぽい上級者っぽいとプレイヤーの属性が一目瞭然となるこの小役カウンターですが、この機種が登場する以前はあまり見かけませんでした。使っているのは攻略誌関係の人くらいで、使用していると店員から使用をとがめられたり、あるいは逆にそれなんですかと聞かれることすらありました。紫色のこの小役カウンター、衝撃に弱く落とすとそれまでのデータがすべて飛んだりと、定期的にメモ帳や携帯にメモっていたことを思い出します。それが、この機種をきっかけに小役カウンター使用率が高まり、各攻略誌からは独自の小役カンターが登場するなど、小役カウンター市場が一気に広がった記憶があります。コンビニでも気軽に買えるようになり、エヴァ2作目を打つために小役カウンターを買った人も多いのではないでしょうか。小役をカチカチ数えて、設定推測。パチスロに液晶が搭載されたときは、リールを見て液晶を見てとなんだか忙しくなったなぁと感じましたが、さらにそこに小役のカウントが加わり、出目だけでどうこうという遊びから、作業感が一気に増えていった印象を個人的には持ちました。通常時の小役を数え、ボーナス中の小役も数え、RTに入ったらハズレを数え、なんだったら左右隣の台まで小役を数える。小役カウントしていたプレイヤーがヤメた台はボーナスが良好でも打てないなど、立ち回る上で大きな転換点を与えられた機種という印象も持っています。

スロエヴァの人気を決定付けた3作目!
『新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~』

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(C)GAINAX・カラー/Project Eva.

人気の2作目から約1年後。2008年9月、スロエヴァの人気を決定付けた3作目『新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~』が登場します。前作が好評だったこともあり、ボーナスメインでRTもあるよ、のゲーム性が受け継がれつつ、ボーナスよりも小役の引き込みを優先する小役優先制御になったり、天井RTが搭載されたりと進化を遂げています。RTには通常ゲームからでも突入可能で、特リプAからの暴走モード、特リプBでの覚醒モードなど、いいアクセントでした。演出面では、2007年に公開された映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の映像を取り入れたり、フリーズ演出が搭載されるなど今のスロエヴァに通じるものがあります。2作目同様、この機種も大ヒットし、スロエヴァの地位を確立した機種とも言えるでしょう。

 

映画映像アリ!描き下ろし演出アリ!
4作目『新世紀エヴァンゲリオン~魂の軌跡~』

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(C)GAINAX・カラー/Project Eva. (C)カラー (C)Bisty

4作目の登場は、2010年3月。タイトルは『新世紀エヴァンゲリオン~魂の軌跡~』。基本的なゲーム性は従来機種同様、ボーナスで出玉を増やすゲーム性で、RTも搭載していました。映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の映像はもちろん、本機のためだけに描き下ろされた演出もありました。小役で設定推測するのに加え、メダルロス覚悟でボーナス確定後にBARを揃えて出現するムービーをチェックするのも必須でしたな。

 

新世紀がはずれてオンからヲンへ!
5作目『ヱヴァンゲリヲン~真実の翼~』

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(C)カラー (C)Bisty

5作目『ヱヴァンゲリヲン~真実の翼~』の登場は2011年3月。タイトルから新世紀がはずれて、それまでのエヴァンゲリオンからヱヴァンゲリヲンへと変更となりました。ゲーム性は今まで同様、ボーナス+RTありのシステムで、RB後に移行するRT「ビーストモード」で100G完走できればボーナス成立までのRTに昇格する仕様でした。ビーストモードはボーナスでも終わりますが、もう1つの終了契機である特リプが約50分の1で出現したため、これを引かずにどこまで延命できるかスリルのあるモードでした。

 

新世紀がはずれてオンからヲンへ!
6作目『ヱヴァンゲリヲン~生命の鼓動~』

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(C)カラー (C)Bisty

この頃はコンスタントに1年ごとに新作が登場し、2012年2月には6作目『ヱヴァンゲリヲン~生命の鼓動~』が登場します。過去のシリーズ機同様、ボーナス+RTのゲーム性ですが、通常時に演出用プチRTを搭載したり、ゆっくりリールが停止するスローストップ制御を取り入れたりと今までにはない試みがいくつかありました。天井がなくなったため、大ハマリ台に飛びつくも調べて初めて気づき慌てて離席なんてこともありましたっけなぁ。

 

ボーナスメインからART機へ
7作目『パチスロ「EVANGERION」』

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(C)カラー (C)Bisty

2013年2月。それまでのボーナスメインのゲーム性に別れを告げ、ART機として登場したのが『パチスロ「EVANGERION」』です。ART機のシェアが広がる中、頑にそれまでのゲーム性を守り続けて来たスロエヴァでしたが、時代の波には抗えず、とうとうART機となりました。ARTは1セット30G+α、1G純増は約1.6枚。ボーナスも搭載していました。リンゴ図柄にスポットを当てた機種で、スイカやチェリーは存在せずリンゴが揃えばチャンスというシンプルかつ大胆なゲーム性でした。通常時のマップシステムのわかりにくさや、大胆に変更したシステムなど、なかなかファンには受け入れられなかった印象です。それでも、通常時のエレベーター演出で設定6が早々に判明したりと、立ち回りの面では重宝した機種でもありましたな。

 

ボーナス+RTへと戻った
8作目『ヱヴァンゲリヲン~決意の刻~』

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(C)カラー (C)Bisty

前作があまり評価されなかったこともあって、2014年2月登場した8作目『ヱヴァンゲリヲン~決意の刻~』は7作目までのボーナス+RTのゲーム性へと戻りました。ボーナス合成確率は設定1でも約158分の1と軽く、設定6に至っては約119分の1と抜群の安定感がありました。天井はBB間777Gと浅く、突入したRTはRBでは終了しないタイプだったためRBは引いたぶんだけ得をする仕様でしたな。

 

ART機ふたたび!
9作目『ヱヴァンゲリヲン・希望の槍』

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(C)カラー (C)Bisty

2015年6月に登場した9作目『ヱヴァンゲリヲン・希望の槍』は、7作目と同じART機。ボーナスはBBのみ搭載し、合算確率約364分の1(設定6)から約431分の1(設定1)と重めの設計でした。ARTの1G純増は約1.5枚で、エヴァクラッシュと呼ばれるショートフリーズでゲーム数を上乗せしたり、上乗せ特化ゾーン「ピアノモード」で小気味良い上乗せを演出していました。覚醒ボーナスや「code:777」でとんでもないゲーム数を上乗せしている人もよく見ましたな。

 

ボーナスメイン機!
10作目『ヱヴァンゲリヲン・魂を繋ぐもの』

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(C)カラー (C)Bisty

記念すべき10作目『ヱヴァンゲリヲン・魂を繋ぐもの』は、スロエヴァシリーズの王道とも言えるボーナスメインのゲーム性。RTは天井でのみ突入する仕様となり、ボーナスのみのノーマルタイプに近いシステムでした。ボーナスは402枚のBBと104枚のRB。まさにデッドorアライブで、ボーナス確定後はどうかBBでありますようにとお願いしたもんですな。

 

ボーナス+ART機
11作目『ヱヴァンゲリヲン・勝利への願い』

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製造元/株式会社ビスティ
総発売元/フィールズ株式会社
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そして、このたび登場するのが11作目となる『ヱヴァンゲリヲン・勝利への願い』。またまたボーナス+ART機として参戦です。ART「インパクトラッシュ」は1セット40Gの固定型で、消化中にエヴァソウルをストック。40G消化後は継続バトルに発展し、そこでそれまで貯めたエヴァソウルを使ってバトルし、連チャンをもぎ取るという、何かと似たシステムですが、ボーナスの軽さやボーナス後は準備状態がなくARTが再スタートする点など、スムーズかつストレスの少なさが打った率直な印象です。この前とあるART機を打っていて、やっとARTに入ってそしてボーナスを引いてさぁここからだと気分が乗りに乗っている最中、ボーナス後の準備中で2カラットですよ、2カラット。たまにクレジットが空になる1カラットはありますが、そこから手入れでさらに50枚。ほんとビックリですよ。ボーナスを引いて得をしたのか損をしたのか……。でも、今度のスロエヴァ新作はそんなことありませんので、ご安心をば。

 

伝統とも言える設定推測要素の豊富さは健在とのこと。最近忘れがちな設定推測の楽しさや、高設定という安心感に抱かれながらの積み上げるドル箱など、記憶の片隅に追いやられつつあるそんな行為をこの機種は思い出させてくれそうな予感も……。そして閉店後は盛大な祝杯。飲む打つデリるのおっさんスロッターはそう強く願うのであります。

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