組織を4委員会・6作業部会に改編(日遊協)
(社)日本遊技関連事業協会は13日、定例理事会を開催。理事会後に行なわれた記者会見で、組織改編や遊技産業健全化推進機構の経費拠出の協力などについて説明が行なわれた。
新組織体制では、従来の6専門委員会を
・明日の産業を創る委員会(次世代創生部会、社会貢献・環境対策部会)
・明日の遊技機を造る委員会(未来遊技機部会、健全化推進部会)
・明日の経営を考える委員会(優良店制度部会、広報部会)
の3専門委員会・各2作業部会に改編。作業部会は、必要に応じて新たに設置したり、目標を達成した場合は解散するなど、臨機応変に体制を変化させる予定。各委員会ごとに、委員長とは別に担当副会長を置く。
また、現行法令下で起こりうる事例などを研究する「法務研究会」を設置する。日遊協役員や弁護士など法に詳しい有識者で構成する予定。
組織改編について深谷会長は「今まで現状の問題点等の討議を重ねてきたが、“行動する日遊協”という指針に沿い、より進化した未来志向の委員会にしたいと考えた。また、『高原の風プロジェクト』のように自主独立で自ら勉強し研鑽を深める活動にも注力していきたい。そのためにはビジョンを明確にすることが必要と考える」と語り、20周年記念事業準備委員会で短・中・長期のビジョン策定を行なう予定であることを説明した。
また、深谷会長は第7回論文・作文コンクールの「一般の部」(テーマ:『私の楽しい遊パチライフ』)の応募数が188編で昨年を若干下回ったことや、“遊パチ”とは何かという問い合わせが事務局に寄せられたことなどを紹介した上で「一般客にはまだ“遊パチ”が浸透していない。業界外からの視点でのイノベイトもやっていかなくてはならない。また、社会貢献活動や地域から親しまれる遊技産業作りも大切なファクターだ」と語り、特に業界内の若い世代の向上意識や活力に期待を寄せていることを明かした。
なお、第7回論文・作文コンクールの「業界の部」(テーマ:『パチンコ・パチスロファン めざせ3000万人』)の応募数は560編で過去最高となった。今後選考を行ない、6月5日開催の通常総会の席上で優秀作品の表彰を行なう予定。
健全化推進機構の経費拠出の協力については、3月12日現在、日遊協・同友会・余暇進・PCSAの4団体総計での入金額が6940万8000円(総台数69万4080台)、日遊協の総額では3187万5000円(総台数31万8750台)となったことが報告された。今後入金予定の企業もあるため、総額は今後増える見込みだ。
このほか、洞爺湖サミット開催に伴う遊技機の入れ替え自粛については、全日遊連に賛同し協力することが報告された。