第7回「サービスマネジメント講座」開講 52名が参加
日遊協と都遊協青年部会の共催による「サービスマネジメント講座」の開講式と第1回目の講座が、11日に早稲田大学 早稲田キャンパス26号館で行なわれた。
この講座は、パチンコ・パチスロ業界での産学連携による研究を目的に、早稲田大学と都遊協青年部会が平成14年から主催してきたもの。都遊協青年部会としては今回が最終講座となり、今後は日遊協が早稲田大学と連携して同講座を開催していく予定。
11日の開講式には、都遊協から26名、日遊協から26名が参加。開講式の冒頭では、阿部日遊協副会長が「短期間で10講義を受けるのは忙しいと感じられるかもしれないが、短期集中のほうが仕事への負担も少ないかと思い、こういった日程を組ませていただいた。私も第1回目の講座を受講したが、普段の仕事とは違った内容、違った観点が見えてくる講座と感じている。この講座を受けてものの見方や考え方がずいぶん変わった。この講座を皆さんの仕事に活かしていただければと思う」と挨拶し、受講生を励ました。
また、早稲田大学アミューズメント総合研究所事務局長・早稲田大学理工学術院の大野裕教授は「厳しい状況の中、つい目先のことばかりを追いがちになると思うが、パチンコ産業が社会に根付き、なくてはならないポジションにつくためには5年先、10年先のことまで考えることが大事であり、その裏打ちとしてきちんとした経営を行なうことが重要となる。今回の講座で様々な側面から企業経営を考え直し、気づいていただきたい。対顧客・対従業員・対地域と色々な側面から考えないと、持続可能な経営を行なうのは難しいだろう。頭を切り替え、新たな発想をここで得て、将来への肥やしにしていただければと思う」と語った。
開講式の後、加藤諦三名誉教授による第1回目の講義「依存症と現代社会」が行なわれた。
講座は11月から12月上旬にかけて計10回行なわれ、修了者には早稲田大学アミューズメント総合研究所より修了証書が発行される。