業界団体 2017/06/23 11:39
千葉流防協、髙橋理事長が5選
千葉県内の景品問屋で組織する千葉流防協(髙橋雄豪理事長)は6月16日、千葉市の「三井ガーデンホテル千葉」で平成29年度定時総会を開催。
任期満了に伴う役員改選では、髙橋理事長が再選した(5期目)。
冒頭、髙橋理事長は、現在はパチンコの依存問題への対応が求められているが、今後は賞品問題が取り上げられる可能性が高いとし、「厳格な三店方式の確立、賞品の市場価値などに目が向けられる。これらの問題をクリアにするためには、2015年2月末に中断した新賞品流通システム(顧客から賞品買取所での手数料徴収や金賞品導入を目指すシステム)の再開が必要だと考えている。越えなくてはならない壁が大きいのは承知の上だが、根気よく、着実に歩みを進めていきたい」と話した。
特別講話では、千葉県警犯罪抑止推進室の粟飯原昌尚室長が、県内で発生した賞品買取所を狙った強盗事件について言及。
「2016年度に賞品買取所を狙った強盗事件は、全国で18件となっており、前年比7件増。当県内では4月に野田市で1件発生し、女性従業員が刃物で切り付けられた上、現金約115万円を奪われた。同事件では防犯カメラが故障しているなど、防犯設備の点検が十分ではなかった」と述べ、防犯意識の徹底を求めた。