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50音 (1802/1905)

ラプソディ

西陣

発表時期
1993年
4月
種別 3種
玉貸機
現金機
検定番号 220505
デジタル確率1/200→1/40
アタッカー開放時間(9.8秒×16回)×2回
賞球数7&15

基本的には2回権利モノだが、小っちゃな2桁デジタルに77が表示されると10回権利になるという唯一無二ともいうべき機種。権利獲得までは基本的にクルーン入賞からのV入賞がメインとなるから、一発台的な要素もある。

天横(右側からは入らない)からクルーンに入賞した玉がその下の6つ穴回転体のVゾーンに入れば権利獲得となる。よって、クルーンに玉が入れば1/6で権利を獲得できることになる。

もう一つ、盤面中央下左右にあるSTARTを通過すると盤面右側にある2桁7セグ(左は0~9、右は0、1、3、5、6、7、9)が変動し、77が揃うと当たり(1/200)で、クルーン下の電チューが開放(5カウント)する。拾われた玉がV入賞すれば権利獲得だ。

権利獲得後は大当たり終了まで右打ちする。2回目の権利獲得時のデジタル確率は1/40だ。

本機最大の特徴は権利獲得後に変動する盤面左側にある2桁7セグで、これは左右ともに1~7の奇数が表示されるが、77のゾロ目(1/16)になれば10回権利となるのである。なおかつ、その最後に再び77が揃うと再び…と、夢と希望と出玉が非常に大きい。まさに唯一無二のドッキリ機種なのだ。

10回権利に嫌悪する

 

今思い出しても楽しくて連チャンして出玉が魅力的な機種が豊富に誕生していた平成1桁年代。パチンコ雑誌も次々に産声を上げていた時代で、自分も関わって創刊した雑誌が何とか順調に売れ続けていた頃、とある出版社から声がかかった。

「パチンコ雑誌を創刊したいのだが」。

当時は独立した一編集プロダクションとしてパチンコ雑誌を作っていた。メインのパチンコ雑誌を作っている出版社から別冊なども出しており、大人向けの週刊誌や月刊誌のパチンコ記事依頼も受けていたから、実はもういっぱいいっぱいだった。しかし、自分は単なる進行責任者であって最終決定権利は持っていない。

「無理だと思う、物理的に」。

結果は…二つ返事で引き受けたらしい。仕事量が単純に2倍になる。まあ収入も2倍になるのだが。

 

これがなかなかの地獄で、月刊のパチンコ雑誌を1冊作るだけでもそれ相応の労力がいるのに、そこにもう1冊加わるのである。滋養強壮のドリンクを毎日2本飲み、食事は摂れても出前がせいぜい。編集部内はタコ部屋と化し、酸っぱい臭いが充満し、徹夜続きで時間の感覚もなくなる。

 

出版社、印刷会社、写植屋、デザイナー、ライター、イラストレーター、カメラマン。それらから締切の確認や、予定の履行を求められるのだが、担当者は自分一人。雑誌は2冊(+別冊や外注いくつか。電話が鳴ると、ほぼ自分。謝ったり適当なことを言ったりはったりをかましたり。もうワケわからない。

 

『ラプソディ』が大好きな彼のせいで…?

 

そのような感じで編集部に缶詰めになっているのだが、メインのほうの雑誌の表紙を担当していたデザイナーと連絡が取れない時は、ほぼ確実にパチンコ店に行けば見つけることができた。そう、表紙担当デザイナーはパチンコが大好きなのだ。それもほとんどが編集部近くの「U店」だ。

そして打っているのが『ラプソディ』。楽しいもんね、ソソられるもんね。きっと表紙デザインのアイデア作りのためにも必要でしょ。

 

とある日、表紙担当デザイナーに「早く表紙をあげてくれ!」と伝えるべく、編集部員に「U店」まで走ってもらった。

と、戻ってきた編集部員曰く、「10回権利になってました」。

…。

この時ほど『ラプソディ』の10回権利を恨んだことはない。さすがに途中でヤメろとは言えないし。

ところが。

10回権利を取り切ったにしては戻りが遅い。どうなってるの?

しびれを切らしてもう一度、編集部員に行ってもらうと…。

「また10回、取ってました」。

 

『ラプソディ』好きの彼が10回権利×2回取ったのは、生涯で2回だという。そのうちの1回がこの日だったとは。

 

『ラプソディ』と聞くたびにこの事実を思い出し、好きなタイプの機種ではあったが、一度も10回権利を得られない程度しか打っていないのは、恐らく彼のせいである。

ラプソディP-2(検定番号…220630)も検定を通っているが販売未確認。

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