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50音 (1167/1905)

バトルエース

平和

発表時期
1982年
種別 3種
玉貸機
現金機
アタッカー開放時間10秒×10回
賞球数オール15

いわゆる権利モノの1号機と言われている。

天下左右から役物内に入った玉が、下部中央に入れば権利獲得となる。その後は左右落としにある入賞口に入るとアタッカーが開放する。

始動チャッカーに入ると盤面下部中央にあるアタッカーが10秒間、開放する。これは最大10回まで継続する可能性があるが、権利獲得中に再び役物中央穴に入るとその時点で権利消滅(パンク)となる。

その後の権利モノにも共通することだが、この当時の権利モノはまさに権利モノの名に相応しく、権利獲得後にハラハラドキドキするのが特徴だった。というのも、権利獲得を目指す際と、権利獲得後の出玉獲得を狙う(この機種では左右落としの入賞口)際のストロークを変えることが難しいのだ。権利獲得を目指す際はぶっ込みやぶっ込み弱めなどのストロークで打つことになるが、出玉獲得を狙う際も同じようなストロークを選択せざるを得ない。

これが権利モノの権利モノたる由縁であり、パンクを防ぎながらいかに出玉を獲得できるか、という点が非常に楽しめたのである。

ハンドルに傷をつける人々

 

昭和時代のパチンコ台のハンドルには傷があった。それは、コインなどを挟んでハンドル固定をするために傷つけられただけではない。ストロークの安定のために目印が付けられていたのである。

それはホール側がやるわけではない。一部のパチプロが、最適なストロークとなるハンドルの位置にドライバーなどで傷をつけたり、タバコを押し付けて目印をつけるのである。

 

これにより、玉を借りる→ウエイトボタンを押しながら目印に従ってストロークを合わせる→ウエイトボタンを離す→1発目から狙ったところに玉が飛ぶ。

こうなるわけだ。つまり、無駄玉が生じない。

 

当時のパチンコ台の玉を飛ばすバネはそこまで高性能ではなかったから、これを実行しても必ずしも1発目から目的の場所に飛ぶわけではなかったが、1個たりとも無駄な玉は打たないというパチプロの強烈な意思が感じられる目印だった。

そして、この目印は稼働とともにズレていき、何本もの線が引かれた台も存在した。どれがその時の正当な目印なのかわからなくなってしまうこともあったのだ。

 

ちなみに、個人的にハンドル固定はしなかったし、ハンドルに傷をつけたこともない。あくまでも昭和時代のパチンコの風景である。

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