エンタープライズⅠ
SANKYO
発表時期 |
1990年
1月18日
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種別 | 2種 |
玉貸機 |
現金機
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羽根回転時間(落とし、センター) | 0.72秒(180度)、1.72秒(360度) |
カウント&最大継続回数 | 9個&8回 |
賞球数 | 7&13 |
平成2年1月18日と19日に東京晴海の国際見本市会場で開催された「'90パチンコ産業展」で披露された。
羽根は開くのではなく、回転する! というのが斬新な羽根モノ。役物下段奥にある小さな突起物がV入賞を左右する。始動チャッカーのみ7個賞球。
羽根に拾われた玉、いやスクリュー羽根の回転によって拾われた玉は、羽根から直接下段に落ちるか、上段で飛び跳ねて戦艦に乗って奥の穴から下段に落下するか、上段奥左右から下段に流れるかの軌跡を辿る。V入賞の多くは上段奥左右から下段に流れた場合が多い。羽根から直接下段に落ちるとほぼハズレ穴直行だし、戦艦に乗るケースは少ないからだ。
ただし、下段の落下地点あたりに小さな突起物があり、これに当たるか、当たる場合はどう当たるかによって、その後の玉の流れが変わる。絶妙な角度でぶつかってV入賞すると非常に気持ちが良い。
大当たり後は戦艦が左右に分裂して最高6個の玉を上段に停留することができる。といっても、それは構造上であり、実際は2個から4個程度である。これらの玉はハズレ玉3カウントか羽根開閉18回後に解除される。それらの玉はお互いにぶつかり合ってV入賞することが多いが、ハズれることもある。ただし、役物上段中央に停留できれば、解除時に高確率でV入賞する…のだが、せっかく停留してもあとから拾われた玉に蹴られてしまうこともある。
17店舗がひしめき合っていた渋谷駅周辺のホール事情
令和時代の今、東京の渋谷駅周辺にあるホール数はめっきり少なくなってしまったが、平成元年現在では以下のホールがあった。丸大キング、柳小路センター、日拓、オーバン、ウチダホール、白鳥、ホワイトバード、キャット、タイガー、道玄坂センター、バンビ、タンポポ、ジャンボ。そしてパチスロ専門店の渋谷パーラー、アルファ、ファイン、55gogo。
この中で特筆すべきはタイガーだろう。なぜならSANKYOの機種ばかりが設置されるホールだったからだ。
『エンタープライズⅠ』を打ちに行ったのは平成2年初旬のことで、もちろんタイガー。新装2日目の12時オープンということもあり、客付きは抜群だった。2時間弱で打ち止めにして意気揚々とホールをあとにしたわけだが、あの頃の渋谷駅周辺のパチンコ店は色々と特徴もあって、令和時代では考えられないくらいの賑わいを見せていた。
エンタープライズ | |
羽根回転時間(落とし、センター) | 0.72秒(180度)、1.72秒(360度) |
カウント&最大継続回数 | 9個&8回 |
賞球数 | 7&13 |
大同からも『エンタープライズⅠ』と同じスペックの羽根モノが販売されている。