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50音 (371/1905)

クルタロー

平和

発表時期
1990年
10月
種別 2種
玉貸機
現金機
羽根開閉時間(落とし、センター)0.3秒、0.6秒×2回
カウント&最大継続回数8個&8回
賞球数オール13

前年に発表された羽根モノ『こうもりくん』と、同年発表の『海賊キッド』の役物をドッキングさせたような役物が目を引く。大当たり出玉はV入賞後の玉の行方にかかっているところが非常に面白い。また、8カウント機というのもちょっと珍しい。

上下段の2層式になっている役物の上段奥にはUFOがあり、小さい穴を正面に停止(V入賞後は大きい穴を正面に停止)している。UFOの手前には玉の流れに変化を与える突起物がある。役物下段にはピラミッド状の回転体が2つあり、右側は右回り、左側は左回りに1周約3秒で回転(V入賞後は逆回転)している。

代表的でほぼ唯一といってもいいV入賞パターンは上段でUFOの穴の中に入ること。玉は下段に落ちて高確率でV入賞する。上段で左右に流れるとハズレ穴一直線だ。

 

V入賞するとUFOが大きい穴を正面にして停止する。役物下段にある2つの回転体は逆回転となる。通常時と異なるこの2つの動きがV入賞をサポートするわけだ。そしてまた、上段中央下に玉を(最高2個)停留するスペースができる。これらにより継続率を大いに高めることに成功しているのだ。実際に完走(最大継続回数まで継続すること)率は非常に高く、出玉は約200個or約800個程度となる。

そう、大当たり出玉は2通りあるのだ。

 

これはどういうことか。

 

大当たりになって拾われた玉が最初に停留スペース(センサーあり)に入れば、完走時約800個程度の出玉、拾われた玉が最初にV入賞するかハズレ穴に入るとより完走率は高くなるものの約200個程度の出玉となる。その秘密は、役物の動きにある。

最初に停留スペースに玉が入った場合は、継続2回目からUFOの大きい穴が正面を向いて停止する。下段の2つの回転体は通常時と同じ外側回転だ。大きい穴が正面を向いているからそこに入りやすく、つまり停留しやすく、左右に流れても下段の回転体でハズレ穴に入るから、ハズレ玉7カウントか羽根開閉17回後に停留解除された玉がV入賞することで約800個の出玉を実現している。

一方で、最初にV入賞するかハズレ穴に入ったらUFOの小さい穴が正面を向いて停止し、下段の回転体は内側回転になる。拾われた玉が小さい穴に入れば停留ゾーンに向かってV入賞するし、上段で左右に流れても下段の回転体によってV入賞するため、すぐに継続→出玉が少なくなるというわけだ。

パチンコ用語の基礎知識

-「右打ち」や「完走」はどう生まれたのか-

 

パチンコ攻略誌(それまではパチンコ業界誌しかなかったため、ファン向けのパチンコ誌はそう呼ばれることが多かった)が誕生した昭和末期、誌面の中で使用するパチンコ用語は話し合いで決めることが多かった。すでにメーカーが使っていた言葉でわかりやすいもの(Vゾーンやアタッカー、役物など)はそのまま、特別作動領域とか電役機などの理解しにくい言葉は平易で直感的にわかりやすい言葉に置き換えた。

 

「アタマ」や「アシ」や「ゴム打ち」など、ホールでパチプロたちが使っていた言葉をそのままパチンコ攻略誌で使おうとして却下されたことは何度もある。

一方で、「ぶっ込み」や「完走」など、ホールでパチプロたちが使っていた言葉がそのまま誌面に反映されたケースもある。

 

パチンコ台の部位を示す言葉は、人の身体の位置関係が元になっている。「天」は「アタマ」、「落とし」は「アシ」などだ。他にも「肩」や「袖」などがあり、これらは今でも使用されているが、「アタマ」は「天」、「アシ」は「落とし」という言葉のほうがわかりやすいからパチンコ攻略誌で使われることはなかった。

 

個人的に「ゴム打ち」は推奨というか、それっきゃないだろっ! と思い、当たり前のように原稿に書いたら編集長に呼び出されてミニ会議。

どうやら「ゴム」という部分が良くなかったようだ。しかし、こちらとしてはパチプロ時代に「ゴム打ち」、たま~に「全開打ち」という言葉を使ってきたから、それ以外の言葉を使うのは違和感がある(ゴム打ちというのは、右打ちした際に最初に玉がぶつかる部分にゴム(それ以外の材質の機種もある)があったから、そう呼んでいた)。

 

結局「右打ち」で落ち着いたのだが、もしあの時「ゴム打ち」が採用されていたら…。

 

「完走」というのも、最初に使った際は編集長に呼び出されてミニ会議。説明するとそれなりに納得はしてもらえたようだが条件が付いた。「完走」という言葉の後に「最大継続回数まで継続すること」という注意書きをつけろ、ということだった。個人的には、途中でパンクする可能性がある羽根モノをメインに使いたかったし、わかりやすい言葉だと思ったのでその条件を飲んで使用することにした。

 

ちなみに「完走」という言葉は、パチプロ時代の昭和太郎に対して通称・黒カバンという年配のパチプロが発したのが最初で、その後のパチプロ談議でよく使ったものだった。

クルタロー君も各都道府県の認定を受けているが詳細不明。

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