コンドルⅠ
SANKYO
発表時期 |
1990年
秋
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種別 | その他 |
玉貸機 |
現金機
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賞球数 | オール13 |
当時の機種でいうなら『レインボー』タイプの一発台。ただ、若干、釘調整が難しく、大当たりになった後にパンクすることがあった。
まずはチューリップと電チューの連動を記す。
最下部中央に2つ並んだチューリップの上のチューリップに入ると、その下のチューリップが開く。
天下のチャッカーを玉が通過すると、その下左右にある電チューが0.5秒開く
左右落としの位置にあるSTARTに入ると、先ほどの左右の電チューが5.9秒開く。記憶は4個まで。
これらを読んで、『コンドルⅠ』を一発台仕様にする玉の流れを解説せよ、と言われたら正解がわかるだろうか。
では正解を。
天下チャッカーに玉を通過させ、0.5秒開く左(右)電チューの左(右)端に当たった玉が、最終的に左(右)落としのSTARTに玉が導かれればほぼ大当たり。このSTARTに入ると左右電チューが5.9秒開き、かつ4個まで記憶するので、玉を打ち続けていれば、そしてちゃんと釘調整できていればホールが決めた打ち止め個数まで一直線というわけだ。ただし、途中で打つのをヤメるとパンクする。また、最初の0.5秒の電チュー開放時、チャッカー通過後に開くまでの時間が4秒程度あるので玉切れに注意が必要だ。
営業時間中に釘を叩く!
『コンドルⅠ』を打ちに行ったのは新宿のホール。
パチンコ雑誌でこの機種を紹介するため、打ちに行く。デジパチや権利モノでは攻略の可能性、羽根モノでは役物のクセまで把握したい、というのがあるが、一発系の機種は比較的楽だ。大当たりの過程は簡単なものだし、出玉を稼ぐのも「右打ちする」とでも書いておけばいいからだ。
大当たりになった。「大当たり」の札が頭上に輝く。当時は、大当たりになると頭上に「大当たり」とか「無制限」など、営業方法に応じた札を差すのが当たり前だった。これでホッと一安心。プライベートパチンコではなく、仕事とはいえ、この瞬間は嬉しいものだ。
ところが! 何と出玉を稼いでいる最中にパンクした! 釘調整がしっかりなされていないのだ。店員を呼ぶ。
パンクに対する対処はホールによって異なり、一発台でも一切補償しないケースもあった。さてこのホールはどうするのか。
店員がインカムで呼んだちょっと偉そうな男がやってきた。手には釘調整をするための道具を持っている。「ちょっといいですか」と慇懃無礼に言って私を椅子から離れるように促す。簡単な処置で済むことがわかっている場合、わざわざ席を立つのは面倒だから、作業がしやすいように身体をズラすことはあるけれど席は立たない。今回もその程度だと考えて座ったままでいたのだが、さて、どうするのか。
ガラス扉を開けた。そしておもむろに釘を叩き始めた。
「えっ?」。
長くパチンコを打っているが、営業中に自分が打っている台の釘をカンカン叩かれた経験はない。ただ、大当たり後にパンクしないように調整しているのだから、文句はない。ついでに、大当たりになりやすくしてくれればなお良いが、さすがにそれはないようだ。
「どうぞ」。またも慇懃無礼にそう言うと男は去って行った。
営業時間中に釘調整されたのはこの時が最初で最後である。