フィーバーレクサスⅦ
SANKYO
発表時期 |
1989年
秋
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種別 | 1種 |
玉貸機 |
現金機
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大当たり確率 | 1/274 |
カウント&ラウンド | 10個&最大10回 |
賞球数 | 7&13 |
クラウンの後はレクサスだ、というわけで『フィーバークラウン』シリーズ(平成元年3月発表)の後に発表されたのが『フィーバーレクサス』シリーズだ。シリーズ機は全5機種構成となっているが、その中で最も大当たり確率が低め。保留玉連チャン機。大当たり時にいわゆる+α入賞口に玉を流す釘調整で営業されるケースがほとんどだったが、アタッカー開放時間は19秒(10カウント)なので、大当たり出玉は3000個弱(釘調整次第)。盤面デザインが異なるバージョンもある。
ドラムには7、BAR、FEVERの大当たり図柄(ハズレ図柄はスイカやベルなど)があり、それらが5ラインのいずれかに3つ揃いになれば大当たり。停止順は左→中→右。SANKYOで初めてステッピングモーターを搭載したことで、リーチ後に右ドラムがスロー回転する。また、ドラム式では初めてのダブルリーチ搭載機でもある。
大当たり確率の低さは連チャンでカバー? とばかりに、この機種には保留玉で連チャンする可能性がある。そして、電源を入れたばかり、もしくは保留の消化待ちでその最後に当たった場合は連チャンする可能性がそれ以外の時よりも高くなる。最高連チャンは4連チャンまで?
パチンコ用語の基礎知識
-開直の出目-
パチンコ攻略誌には攻略法のスクープ記事を掲載したい、独自色を出したいといった思いが強く、言葉一つをとっても他のライバル誌と同じモノは使いたくないというこだわりがあった。
例えば朝一出目。
これは、電源ON直後にデジタル画面に表示される出目のことである。特に大きな意味はなく、3つ揃いの数字や「一・二・三」、三洋物産なら「3・4・1」(三洋一番?)などが表示される。しかし、電源ON直後の出目を知ることが大切な機種もある。モーニングのある機種や、有名なところでは『綱取物語』(「十両・金星・小結」)などだ。
朝一出目に代わる良い名称はないものか。とある編集部で考え出されたのが「開直の出目」。(朝の)開店直後に(パチンコ台の電源を入れて)表示される出目の略ということなのだが、いきなり「開直」と書いてあってもすぐに理解しにくいし、言葉で聞いたら聞き返されるのがオチだ。実際に、その編集部には読者からの質問に答える専用電話があったのだが「開直の出目って何ですか?」という問い合わせが多かったらしい。その度にいちいち答えさせられる下っ端編集部員は、その言葉を決めた人を恨んだに違いない。
パチンコ雑誌発祥のパチンコ用語は少なくない。多くのパチンコ関連メディアに使われるようになり、市民権を得たものもある。
しかし「開直の出目」だけはそのパチンコ雑誌でしか使われず、全く広まらずにそのパチンコ雑誌とともに消えてなくなった。当然、インターネットで検索しても、その言葉がヒットすることはないだろう。もしもあったとしたら、そのパチンコ雑誌の記事をパクッて書かれたいい加減なこたつ記事、ということになる。
ちなみに、朝一出目は素直に朝一出目でいいと思う。
フィーバーレクサスⅤ、フィーバーレクサスⅥ、フィーバーレクサスⅥD、フィーバーレクサスⅥSの兄弟機が発表されている。
フィーバーレクサスⅣも各都道府県の認可を得ているが詳細不明。