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50音 (417/1905)

コスモクルーザー

西陣

発表時期
1987年
3月
種別 2種
玉貸機
現金機
羽根開閉回数(落とし、センター)1回、2回
カウント&最大継続回数10個&8回
賞球数オール13

通常時、役物上方にある7セグに常に「UFO」の文字が点滅表示されている羽根モノ。そして役物中央にはUFOがドーンと構えている。センターが2回開きのチューリップであること、おまけチャッカーを搭載していること、大当たり後半(ハズレ玉5カウント後)の焦らすような効果音、多彩なV入賞パターンなど、様々な要因により61000台以上のヒット機種となった。

V入賞パターンは羽根から直接、複数の玉が絡み合って、UFO横から下段に落ちてVゾーンに斜めにアプローチ、などがある。大当たりになると役物中央のUFOが上下動、Vゾーン近くにある左右に動く薄い板などによって拾われた玉の動きに変化を与えるようになる。まだ玉の停留はない時代の羽根モノであるから、継続率は台の個体差にも影響を受けるが比較的高いほうだ。

 

羽根開閉時、その先端に当たった玉が左右肩にある入賞口に入ることがある(入賞率は釘調整次第)。これは当時の羽根モノで一時的に流行った「システム」なのだが、この機種の凄いところは単なる入賞口ではなく、ここに入ることによって何と2回開きチューリップが開放することだ。

 

落とし入賞→玉を拾うもV入賞せず→しかし羽根の先端に当たった玉が肩の入賞口に入る→2回開きチューリップ開放→入賞→羽根が2回開く→2回開きチューリップ入賞(ダブれば!)→羽根が2回開く

 

このように、V入賞するまでドキドキワクワクできるのだ。もちろん、大当たり中に肩の入賞口に入ることもあり、開いた2回開きチューリップを見ながら「大当たりが終わるまで閉じないで」などと感情が揺れ動く。ヒットも当然、といったところか。

交換所に辿り着けない!

 

平日は毎日同じホールに通い、2台も打ち止めにしたら引き上げる。6年間ほどそんなパチプロ生活を送っていた。その間に特殊景品(ゴルフボール(1個で300円、2個で600円)、変な臭いがする小箱(60円))を何度交換所まで運んだことだろう。

初めてこのホールに足を運んだ人は、そう簡単に交換所に辿り着けない。口で説明すると「店の正面を出たら左に行き、果物屋の手前を右に折れ、50メートルくらい進んだところを左に行った右側の小屋」。

 

文字にすると簡単だし、言葉にしてもわかりにくい点はない。ただ、ホール正面のすぐ近くにある休憩コーナー(長椅子のようなソファがあって、詰めれば6人くらい座れる)でパチプロ同士が集まって話をする機会が年に数回あって、そんな折に、結局、交換所に辿り着けずに戻ってきた人に交換所の場所を聞かれて案内したことがあったし、ゴルフボールを入れた汚い段ボール箱を持って商店街を歩いている時に何度も後をつけられたし、ホールで俺が特殊景品を受け取るのを陰でコソッと見ている奴にも何度も遭遇した。説明するのが面倒臭くて、交換所まで話すこともなく気まずい雰囲気のまま案内したことも10回以上ある。中にはお礼のつもりなのか500円ほど渡されそうになったこともあるけれど、さすがに受け取らなかった。

 

ポイントは、イメージする交換所とは違うことにある。

駅への抜け道になっているのに何台も車が停められそうな空間があり、その脇に小屋みたいなものがあって、中では小指がない腹が突き出た夏にはランニング姿でもちろん背中には立派な「絵」があるお近づきになりたくない2人のいかにも不健康そうなチンピラが白黒テレビを見ながら胡坐をかいて座りつつ煙草を燻らせているのである。そして、小窓を開けて特殊景品を渡すのではなく、小屋全体が見渡せるくらいの開放的なスペースにいる彼らに渡すのである。当然、無愛想だし怖い。よくごまかす(それもせこく100円とか)し。

 

実は駅の反対側にも1軒、系列店があって、そこの交換所は普通の家。玄関をガラガラと開けて「すいませーん」と呼ぶと、瘦身で強面などこかの構成員みたいのが出てきて無言で景品を受け取り奥に戻る。これはこれで不安なものだった。

 

後日談がある。この小屋みたいな交換所はその後、摘発され、この地区一帯のパチンコ店では特殊景品の買取ができる交換所がなくなってしまった。そのため、当然、ホールも特殊景品は出せなくなり、つまり換金できなくなり、営業は続けていたもののホールは閑古鳥、となった(この話題については別の項でちょっと触れている)。

 

不健康そうだったあの人たち、元気でやっているかなあ。

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