キングランドアベック13
西陣
発表時期 |
1988年
10月
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種別 | 普通機 |
玉貸機 |
現金機
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賞球数 | オール13 |
天横左右、もしくは役物内に入った玉はその中で3つに振り分けられる。真ん中なら左右落としと中央下チューリップが、左(右)なら左(右)袖と左(右)落としのチューリップが開放する。また、左(右)袖チューリップが閉じている際に玉が入ると、左(右)落としのチューリップが開く。
灰皿にまつわるエトセトラ(客編)
昭和の時代、パチプロとして6年間通っていたホールは、『ゼロタイガー』が設置された頃は朝から多くの人が並ぶ大人気ホールだったが、それ以降は午前の客付きが5割に満たなかった。羽根モノなどで数台連続して打ち止めになるほど優秀台が多いわけではないので、自分が打つ周囲は空き台になっていることが多かった。ゆえに足を組み、ちょっぴり左右どちらかの台に少しだけはみ出すことがあった。それなのに、なぜか自分が座っている右隣りの台に客が座ることが多かった。
これは灰皿のせいだった。
機種にもよるが、権利モノなどを打つ際は、役物に入った玉を未使用の灰皿にパチンコ玉を入れて数えることがあった。だから自分が打っている台の灰皿は使いたくなかった。吸い殻を入れた灰皿を引っ繰り返してその下にあるジュースに吸い殻をぶち込んだり、ズボンを灰だらけにしたりすることもあるし。午前中はどうせ客は多くない。
これらの理由で、右隣りの台の灰皿を使うことが多かったのだ。もちろん、その台を打っている人がいない場合だけだ。
台を探している人がいる。これは打っているパチンコ台のガラス面にうつる人影でわかる。右隣りで足が止まり、座る。だいたいそれはジジイなのだが、彼らは釘を見ずに灰皿を見ているのである。少なくともその台、1ヶ月以上打ち止めになっていないし、役物のクセも良くない回収台ですよ…と伝える義務もないからもちろん何も言わない。たいてい、1000円も使わないうちにヤメていくからいいのだが。
当時は回転数や前日の打ち止め回数を表示する装置はなかったから、灰皿のタバコの数が優秀台を判断する材料になっていたのである。