弁慶
平和
発表時期 |
1986年
11月
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種別 | 2種 |
玉貸機 |
現金機
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羽根開閉回数(落とし、センター) | 1回、2回 |
カウント&最大継続回数 | 10個&8回 |
賞球数 | オール13 |
羽根の形状、役物のコンセプトなど細かいところにまで凝っているのが大きな特徴の羽根モノ。
羽根に拾われた玉は上段を奥に転がり、左右奥から下段に落ちて手前に転がってくる。下段に落ち玉がVゾーンに向かって斜めにアプローチするのが代表的な大当たりパターンになる。このゆっくり転がっている時が至福の時である(ハズすこともあるが)。
大当たり後も通常と変わらぬパターンでV入賞を目指すが、ハズレ玉を6カウントすると紫色の役物が180度回転する。ただし、だからといって継続率を飛躍的に高めるわけではなく、残り4個(センサーはハズレ穴にあるので5個以上も可能)でV入賞を狙うのはちょっと難しく、パンクは珍しいことではなかった。
役物反転で継続率は変化するのか?
『弁慶』をよく打っていたのは昭和62年から63年にかけてのことだから、パチプロ生活も終盤を迎えた頃だ。
もちろんパチンコが大好きでパチンコメインの生活を続けていたわけだが、『メリーゴーラウンド』や『レッドライオン』については各台のくぎ調整が頭に叩き込まれていたし、台ごとのクセも把握していた。たとえ打たなくても釘調整は必ず見たし、どの台が打ち止めになったのかの確認を怠ることもなかった。
しかし『弁慶』の印象は「なんか消しゴムみたいなモノが役物中央にあってひっくり返ったりするけど…よくわからん」程度のものだった。それが継続率に与える影響は? ようはそこまで打ち込んだ(入れ込んだ)機種ではないということだ。
これは恐らく、当時、もっと継続して勝ちやすい機種が多数あったから『弁慶』にまで手が回らなかったということだ。とはいえ、毎日毎日パチンコばかり打っていたのだから『弁慶』に費やした時間はそれなり以上に長いとは思う。
覚えているのは消しゴムがひっくり返ることと、ラウンド間の独特の効果音だけ。
いつかもう一度だけ打ってみたいとは思う。