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50音 (1677/1905)

ミラクル・シューター

平和

発表時期
1987年
9月
種別 2種
玉貸機
現金機
羽根開閉時間(落とし、センター)0.4秒、0.7秒×2回
カウント&最大継続回数10個&8回
賞球数オール13

昭和61年に発表され大人気となった『ビッグシューター』の後継機。羽根に玉が拾われると、役物中央奥で常に横回転しているローター方向に玉が向かう。そのローターから出てきた玉が手前中央にあるVゾーンに入れば大当たり。ローターは縦回転に変わり、羽根開閉時間も6回目から遅くなり、9回目からはさらに遅くなる。

『ビッグシューター』の後継機(もしくはシューター第2弾)ということで華々しくデビューしたものの、通常時にローター内に入った玉がなかなか出てこず、V入賞しても時間切れで認知されないことが相次ぎ、物議をかもした。

V入賞をシカトされたこと、あります!

 

いつの頃からか、Vゾーンには有効時間が設けられるようになった。

これは、羽根モノで羽根開閉後、例えば3秒経ったらV入賞しても無効になりますよ、ということ。

そのようなことを言われなくても、羽根開閉後、台枠ランプなどが光り終わってからV入賞しても無視される羽根モノが当たり前で、もちろんそれを店員に話しても無視されることが当たり前で、「仕方ない」と諦めるしかなかった。金を使っている際に遭遇すると腹が立つが、打ち止めになるような優秀台を打っているのであれば、運が悪かったと納得するしかないのだ。

 

ただ『ミラクルシューター』ではその頻度が高かった。

6年間、地道に通っていたマイホールにこの機種が導入され、新装開店から少し経って落ち着いた頃に初打ちをしたのだけれど、いきなりその洗礼を受けた。V入賞したのはしっかりこの目で見ているものの、台枠ランプが消えてから入ったのを確認しているから、ダメ元で店員を呼ぶ。すでに顔馴染み以上の存在になっている店員がやってきて「補償はできないよ」と言う。当時は羽根モノで盤面のどこかに玉が引っかかったら「2チャッカーに玉を入れて即座に扉を閉める」というのがこのホールのルールだったのだけれど、それすらもしない。

 

いつしか『ミラクルシューター』のシマには「ランプが光っている間にV入賞しないと大当たりになりません」的な貼り紙が張り出されるようになった。それが、このホールの対策だった。当時は怖い店員が多かったし、争って出禁になるのも嫌だから従うしかない。

 

その後『ミラクルシューター』はすぐにホールから外され…と書きたいところだが、令和の時代、エビデンスが大切である。たった1行「『ミラクルシューター』はV入賞のトラブルにより短命だった」と書くためにもエビデンスやらファクトやらソースが必要になる。

 

…と、少し意外なことに、昭和63年春になっても『ミラクルシューター』をパチプロとして打っていた(ソースは俺の日記)。まさにファクト。

 

エビデンスをもとに書くなら「『ミラクルシューター』はV入賞しても認知されないことがあった」である。短命だったかどうかはわからない。当時でもマイホールで1ヶ月も持たずに外された機種はあったし、半年以上設置されていれば短命とまでは言えないだろう。他のホールの状況はよくわからないから、結局、

「『ミラクルシューター』はV入賞しても認知されないことがあった」なのである。

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