サクセス
大同
発表時期 |
1989年
夏
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種別 | 普通機 |
玉貸機 |
現金機
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賞球数 | オール13 |
3つ穴クルーンタイプの役物を搭載した賞球数オール13の普通機。天下の飛び込みやチューリップ周辺の釘を調整して一発台として使うホールがほとんどだった。
『エルライン』や『アルファローズ』といった一発台を精力的に発表していた大同の一発台。天下から役物内に入った玉が3つ穴クルーンの手前穴に入ると盤面左右にあるチューリップが開放する。あとは、開放したチューリップの端に当たった玉が落とし部分にある2回開きチューリップに入りやすくなることで出玉を稼いでいく。
怪しいビデオに出演した!
パチンコ雑誌の編集に携わるようになってまだ1年も経たないとある日のこと。あるパチンコに関係するビデオを作ることになった。監督はパチンコには詳しくないので、その補佐をやれと言う。某ホールで許可をもらって撮影をしていると、監督が「客として怪しい行為をしろ」と。隠し撮りをするらしい。てっきり客のいない時間にやるのかと思ったら、今すぐだと。
仕方ないから怪しい行為をするために設置機種を見ていく。とある超人気羽根モノが目に入る。上皿のある部分からセルを差し込むとチューリップを開けっ放しにできる。本格的なゴト行為だ。ただ、絵的には地味で、動きも小さい。案の定、却下された。
一発台コーナーでゴト行為をして捕まった
だよな。一発台コーナーに行こう。幸い客付きは良くない。まず、なるべく音を立てないように動きだけは派手に台を叩いてみる。客観的に見たらバカである。OKが出ないので、一発台のキモの部分で磁石を使って不正している客を装う。何度も天釘の下あたりで手を大きく動かす。無駄にキョロキョロしてみる。
2人の店員が小走りでやってきた。左右から腕を取られ、強制的に立たせられた。軽く抵抗する。近くで打っている数人の客が見ている。恥ずかしい。どう見てもゴト師が捕まる瞬間である。時代が令和ならスマホで動画撮影され、SNSでバズッていることだろう。そのまま店の端のほうまで連行された。すっげーイヤな気分だったが、店員が飛んできた時点で自分の「演技」にOKをもらったと理解した。
その映像はそのビデオのメイン部分で使われており、もちろん顔は映っていないけれど、友人・知人が見ればすぐにわかる。自分が製作(制作)に携わった雑誌、ビデオ、DVDといったモノは全て納品してもらうことがその仕事を受ける条件にしていて、このビデオも個人的に頂戴した。しかし、一度見ただけで今はもうない。YouTubeとかにアップされていたらかなり恥ずかしいな。