オズマ
奥村遊機
発表時期 |
1989年
8月
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種別 | その他 |
玉貸機 |
現金機
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賞球数 | オール13 |
天横から役物内に玉が入ると転がって下段の左中右のいずれかに入る。中に入ればセンター最下部にある2つのミニアタッカーが開放する。ミニアタッカーに入賞すると肩にある電チューが0.5秒×11回開放する。天穴入賞で左袖チューリップが開く。
『オズマ』は一発台として稼働した。ミニアタッカー開放後、それに当たった玉が左右落としの位置にある入賞口に入りやすくなるのだ。つまり、役物内により多くの玉が飛び込み、役物内の中穴に入りやすい台が優秀台というわけだ。
灰皿にまつわるエトセトラ(店員編)
昭和の時代のパチンコ台には必ず灰皿が備え付けられていた。平成の時代になってからは、清掃の手間もあって灰皿は個別に用意されることが多くなっていく。
そして、令和。すでにパチンコ台に灰皿はなく、ホール内でタバコを吸うことすら難しくなった。時代の流れとはいえ、昭和時代の翌日にいきなり令和になったら、暴動が起きていたことだろう。
パチンコの台枠左下あたりにある灰皿は、その容量にメーカー差はあったけれど、1日数回の清掃が必要である。多くのホールでは時間を決めて店員が一台一台、タバコの吸い殻を専用の箱(ホールで使い古した小箱や中箱を使う例が多かった)に回収する。親指などを上手く使って箱に入れる店員もいれば、灰皿下を灰まみれにしてしまう店員もいた。灰皿の下にある玉が入った小箱(当時は必ずしもドル箱が置いてあるわけではなく、500個前後入る小箱や800個前後入る中箱が置いてある、もしくは小・中箱さえシマの端まで取りに行かなければならないこともあった)は作業の邪魔になるが、それを店員が動かして玉がこぼれていざこざに発展、なんてことも。
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スマートなのは、灰皿清掃作業が始まったら、灰皿下に置いているタバコやライター、ジュースなどをずらす、もしくはポケットなどにしまい、小箱などがあるならそれも回収の邪魔にならないように灰皿下から横にずらす。これだ。
ただ、そうはいっても灰皿清掃ではどうしても座っている人のズボンなどに灰がかかってしまうこともあり、客にも店員にもストレスがかかる作業だった。