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50音 (1852/1911)

レッドライオン

西陣

発表時期
1985年
6月
種別 2種
玉貸機
現金機
羽根開閉時間(落とし、センター)0.5秒、(2.5秒間に)2回
カウント&最大継続回数9個&8回
賞球数オール13

保通協(当時は保安電子通信技術協会)がパチンコ台の審査をするようになって初めて検定を通った羽根モノ。当時としては派手な効果音(代表的なのはV動作時のローター音、V入賞時の爆発音、カウント時のミサイル発射音、ハーフからの警告音のサイレン音の4種類)とランプ、王道の羽根モノらしい役物を引っ提げ、約16.26万台を販売する大ヒット機種となった。翌年に発表された『レッドライオンV-2』と合わせると約20万台の販売台数となる。

左(右)肩に入ると左(右)袖のチューリップが開放する。天入賞によるチューリップへの連動はない。

 

なお、羽根開閉時間に関してだが、センターチャッカーは2.5秒間に2回開閉するのであって、2.5秒×2回ではない(おそらく0.8秒開放、0.9秒閉鎖、0.8秒開放)。当時はメーカー資料などに2.5秒間に2回開閉すると書かれているケースがいくつもあり(他機種でもあるし、開放回数しか書いていない場合もある)、誤解が生じて今でも2.5秒×2回と明記している媒体もあるが、規則上もそれは無理である。

 

その後、『キングスライオン』(平成5年)、『レッドライオンSV(X)』&『CRレッドライオン』(平成14年)、『CRレッドライオンS』(平成16年)といった後継機が出ている。また、奥村遊機から発表された『オライオン』(昭和61年)は『レッドライオン』の役物を借りて作ったと言われている。

V入賞パターンは主に3つ

 

左右にある落とし入賞で羽根が1回、センターにあるチャッカー入賞で羽根が2回、それぞれ開閉する。羽根に拾われた玉が役物下段手前中央にあるVゾーンに入賞すると大当たりとなり、羽根が18回(ただし、ハズレ玉を9個カウントすると18回以前に終了)開閉を繰り返す。その間にV入賞すれば再び18回の開閉(9カウント)が始まり、これを最高8回まで繰り返す。

 

役物センター中央にはヘリコプターがあり、大当たり中は動くことによってV入賞に対して影響を与える。役物上段奥に玉が流れたらV入賞の可能性はない。ヘリコプター下にある9つのランプ(左4つ、右4つ、中央1つ)は大当たり時に入賞球を感知する度に点灯する。また、役物上部にある4つのランプは継続回数を表す(1回~4回は点灯、5回~8回は点滅)。

 

V入賞パターン

①羽根が閉まりかけた時に拾われた玉が一直線に入る

②複数個拾われた玉が互いにぶつかり合って入る

③開いた羽根とヘリコプターの間に一時的に玉がとどまり、下段に落ちて入る

これら3つがメインとなるが、特に③のパターンによるV入賞で台の個体差が出やすく、クセの良い台と悪い台の差は大きい。

パチプロにも一般客にもホールにも歓迎された羽根モノ

 

恐らく生涯で『レッドライオン』を打った時間は、全パチンコ台の中でベスト10に入るくらい長い。来る日も来る日も朝から『レッドライオン』を打っていた時期がある。初打ちは昭和60年7月頃だが、2年後の7月になってもまだ通っていたホールには残っていて、打った記録がある。つまり2年にわたって小遣い稼ぎに貢献してくれたわけだ。楽に稼ぎたいパチプロにとって『レッドライオン』はクセの判別が容易で、当然、設置されている台の役物のクセは把握しているし、主要釘の状態も頭に入っているから、その中から釘が甘くなった台を打てばいいだけ。実に簡単だった。

 

ただ、なぜあんなにも役物のクセの良し悪しが違うのかは理解できなかった。開いた羽根の根本とヘリコプターの間に一時的に玉がとどまった後、下段に落ちた玉がまるで磁石にでも操られたかのようにカーブしながらV入賞するクセ良し台のあの動き。玉さえ拾えばV入賞するのではないかという期待感。

 

当然、大当たり後もクセの良い台はすぐにV入賞してしまう。そのため、大当たり出玉は少なめになってしまうが、平均出玉がクセの悪い台と比べてブレが少ないため計算はしやすかった。自分が打っていた3000個定量のホールでの最短打ち止め時間は17分だ。釘5、役物10といった台だった。

 

釘調整でもダメなら台移動だ!

 

ホール側も当然、設置期間が長くなるにつれ、そんな状況を理解していった。クセの良い台は極端なくらい釘調整が辛かったし、見るからに釘が甘く実際によく鳴く(チャッカーに入りやすいということ)台は打ち止めにならず結果的にホールにとって優秀な回収台だったから、万年釘。

 

これは一般客にとっては魅力があったかもしれない。よく鳴くからV入賞の期待感を多く味わえて楽しい。V入賞後は継続するかしないか(たいていはしないのだが)でハラハラできる。楽しく遊べる。それを横目に鳴きの悪い台で鳴くたびにV入賞して打ち止めにしていくパチプロ。

 

そんなある日、ホールで最もクセの良い常にマークしていた台を朝一に見に行くと、明らかに釘調整がおかしい。普段は時間重視で左落としをメインに1台あたり1秒くらいでチェックしていくのだが、それまでに感じたことのない違和感があったのだ。これはクセの良い台ではない!

 

何が起こったのか。ホールが『レッドライオン』のシマにあった最もクセの良い台を、クセの悪い台と場所を入れ替えたのだ。そこまでする? もちろん打つことはなく、最もクセの良い台がどこに移動されたのかを確認し、ニンマリして終わり。台移動なんて初めての経験だったが、それくらいホールも台の個体差に悩まされていた証左かもしれない。

レッドライオンV-2
羽根開閉時間(落とし、センター)0.5秒、(2.5秒間に)2回
カウント&最大継続回数9個&8回
賞球数オール13

レッドライオン発表から1年ほど経った頃にレッドライオンV-2が出ている。9カウント、最高8回継続、賞球数オール13と、レッドライオンとスペックは同じ。販売台数3.7万台ほどのヒット機種になった。レッドライオンP-3も検定を通っているが販売されなかった。

 

その後、レッドライオンα(型式名はレッドライオンP-5-平成元年-)、キングスライオン(平成5年)、レッドライオンSV(X)&CRレッドライオン(平成14年)、CRレッドライオンS(平成16年)といった後継機が発表されている。

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