良い負け方と悪い負け方を模索
パチンコ・パチスロを打っていると誰しもが負けることがあるでしょう。というか、普通はよく負けると思う。僕みたいなもんは負けまくってます。ちっ!!
一言に「負け」といっても二種類あると思っていて、それが「良い負け方」と「悪い負け方」です。ちょっとくらい負けてもそれが良い負け方ならばむしろ勝ちみたいなところがあのではないでしょうか。
まず「良い負け方」は2種類。
【良い負け方① 実質勝ちパターン】
「今日は勝ったようなもんだ」とか「勉強代だ」とか…言うことありますよね。これって場合によってはただの負け惜しみだったりするのですが、実際にそうである場合もあるかと思います。
「金銭的な収支ではマイナスであっても、それ以上に得るものがあったんだからトータルで言えばプラス」というパターンですね。
例えば、先日は元スロマガライターの先輩に招待してもらって東京競馬場で日本ダービーを観戦してきました。
当日は超快晴。カラッとした気持ちの良い空気のなかで芝生に座りこみ、競馬を観戦したりビールを飲んだりと充実の時間を過ごすことができました。
僕は競馬は全くの素人なので、詳しく予想を振り返ったりはしませんが、7レースくらい賭けた結果はマイナス5000円。
「即パット」というインターネットでの馬券購入サービスを利用しまして、前日に入金した5000円をピッタリ使い切って終了。途中のレースで当たったりもしましたが、残念ながらダービーは取れず。しかし当たったりハズレたりを体験できて、ギャンブルとしても楽しむことができましたね。
パドックを歩く綺麗なサラブレッドたち、迫力満点のレース、ギャンブルのドキドキ感、うまいビール。あと帰りに寄った居酒屋。これはもう間違いなく5000円以上の価値があったでしょう。
パチスロで言えば見たい演出を見て、出玉感をしっかりと味わったうえでの5000円負け。あわよくば1000枚くらい流したい。そして夕方にピシャリとヤメて帰るパターン。文句なしの「良い負け方」かと。
【良い負け方② また来たいパターン】
もしも自分は低設定濃厚台で負けてしまったとしても、店内の設定状況が明らかに強い時なんかは「また来よう」って思えますよね。
これはそもそも、その日十分勝てる条件で勝負していたのだから立ち回りの内容としては勝ちみたいなところがあると思います。
さらに「この日とても強かった」という情報まで得ています。次また同じ条件の日に来れば、同じような設定状況で勝負できるかもしれません。しかも、何度でも。
負けの金額にもよるでしょうが、これもまた「良い負け方」であるでしょう。大事なことはこの日のことを忘れないことですね。
【悪い負け方 打ちたくないのに打って負ける】
例えば、狙い台は「押忍!番長ZERO」だったのに抽選番号が悪かったのでなんとなく「バジリスク絆2」に座る。そして有利区間天井までハマった上にATが単発で終わる。
そこでヤメればいいのに、なんとなくBC一回まで打っちゃう。
店内の様子を見ると「コードギアス3」が若干調子良く出ていて、もしかしたら1/2で高設定とかかもしれない。でも空き台になっているということは前任者が理由を持ってヤメた訳だから、よほど強い根拠がないと座るのは危険…でもなんとなく座っちゃう。
設定差のあるボーナスを引いて一瞬よろこんだりもしたけど、肝心のARTに全然入らない。「でも回りが出てるから…」「設定差のあるボーナス引いたから…」と自分に都合の良いことばかりに目を向けてダラダラと打ち続ける。
結果、コードギアス3のコーナーは全然高設定シマじゃない。むしろ知ってた。おれがコードギアス3を打つといつもこうなる。だから打ちたくないって言ったのに(言ってない)。
収支:マイナス3万3000円
はい。僕の話です。
打ち始める前からなんとなく「不本意だな」と思って打ち始めてしまうことはあると思います。抽選で番号が悪くて狙い台が取れなかった場合なんかはしょうがないかもしれませんね。
しかし、昼以降に「あんまり乗り気しないけどなんとなく打つか」と打ち始めて、ダラダラと打ち続ける。その結果負けるというパターンはかなり最悪。
そんな中途半端な気持ちで取った空き台はほぼ高設定じゃない。そして打っていても面白くない。コードギアス3が大好きならまだ救いがあるかもしれませんが、僕はそうじゃない。席を立ってから「打たなきゃよかった」という後味の悪い後悔で胸が一杯になりました。
不安要素のある空き台は打たない。悪いと思ったらスパッとヤメる。これ大事。
パチンコ・パチスロは基本的に店が勝つようになっています。一般ユーザーが常勝できるような遊びではありません。
なので、せめて負け方くらいは選びたい。納得できる負けをして、また次回笑って遊びに行きましょう。