情報屋シゲちゃん
どもども、先ほどまで一杯飲んできてご機嫌のシゲキです。プライベートではほとんど酒を飲まないのですが、仕事となると別。この業界、飲みながら色々な話をするケースが多いですからね。
で、なんの話かと申しますと、今週月曜日に急遽流れた規則改正の件。業界紙やメーカー開発の方から現状を聞いてきたのですが……そう、実は私の仕事の1つが情報屋なんです。
というわけで前回に続くシゲキの職業紹介シリーズ第2弾なのですが、まあ雑誌の編集屋はネタ集めが大事な業務の1つ。プロの情報屋なのは当たり前と言えば当たり前のことなんですケドね。
規則改正の概要はすでにネットとかで広まっていますが(極秘って書いてあったのに、数時間で広まるとは時代ですねぇ)、パチンコの主な内容は1回の大当たり出玉が減り、6段階の設定と、管理遊技機(外部に色々と情報を送付でき、玉が内部で循環するようなゲーセンにあるような機械かな)を認め、出玉試験が今より厳しくなる…といった感じなのですが、よく考えたら原稿を書いているこの場はパチンコビレッジ。そしてここの社長様は業界情報に関してはバケモノですから、規則改正について私が偉そうに書くのはどうなんでしょう? 他の場所だったら物知り顔で語っちゃうケド、恥ずかしいのでヤメておきます。
でもパチンコに関しては出玉規制が思った以上に厳しそう。ホールの売上は大幅に下がるでしょうし、現在のパチンコ台の価格を考えると…ホール&メーカーには間違いなく死活問題。そしてファンの反応もどうなることやら。最近のMAX規制で随分と射幸性は下がったし、1パチの急速な普及でパチンコは少ない投資で遊べるモノへと変貌を遂げたと思うんですが、警察庁から見るとまだ射幸性が高過ぎるみたい。
また個人的には管理遊技機(仮称。正式名称は検討中)に移行しそうな流れは、なんか国やホールに首輪を付けられてパチンコを打つみたいで嫌。そして出玉に関わる調整を釘から設定に変えて行きそうな流れも、玉の動きを楽しむパチンコ本来の魅力が薄れそうで嫌。まあイヤイヤ言っても泣く子と警察官僚には通用しないんですケド、ファンがそっぽを向いたら業界は間違いなく終わり。そうならないよう業界として頑張るしかないのですが…。
恐らく来月から警察庁は規則改正に対する一般の方の意見を募集するので、早速自分も送ろうかと思ったケド、前回の規則改正の時はこうしたパブリックコメントがまるで反映されなかった気がするしな〜。…あっ、いけね。規則関係は書かないと言いつつ、愚痴を書き始めると止まらなくなるのが私の悪いクセ。え〜っと…なんの話でしたっけ。そうそう、情報屋シゲちゃんの自己紹介に戻すとまいりましょう。
業界情報もそうですが、パチンコ雑誌の編集屋という意味では機種情報がメシの種です。いつどんな新機種が登場するのか、どのくらいの台数を売るつもりなのか、実際の販売台数は、そして導入後の稼働(※客付きのこと)状況は? これらを分析した上で出版社様に営業をかけ、編集ページを頂くのが大事な業務だったり致します。まあ多くの人が打ちたいと思う、そして打っている台を大きく扱うのが売れる雑誌作りの王道ですからね。
ただホール導入と雑誌の発売タイミングにはタイムラグがあるので、パチンコ台の販売台数と稼働に関しては事前に予測することもしばしば。シゲキ的推測はかなり当たると評判なのですが、それでも時々は大ハズレ! 最近の例では『ぱちんこGANTZ』がそう。こんな「行って下ちぃ」とか言っている世界観、パチンコファンのメイン層であるオッチャン・オバチャンに受けないだろ…なんて思っていたものの、フタを開けてみたら大人気!! いや〜、大反省&日々勉強ですね。そして今回はここまで。次週も自己紹介シリーズ第3弾ということで、異なる仕事を書かせて頂きましょう。