シゲキ的名機その5・ラプソディー
どもども、ドッタンバッタンと七転八倒中のシゲキです。というわけで前置きなしでの名機紹介。今週は西陣が誇る一発台タイプの2回権利物、『ラプソディ』です。
●スペックDATA
役物確率◆約6分の1
タイプ◆2回or10回権利物
2桁7セグ確率◆16分の1
出玉◆2回1セットで約4500発
ホール登場は1993年のこと。見た目は一発台に近く、飛び込みタイプの1穴クルーンに入球した玉は、その下にある6穴回転体へ。緑色の「V」に入れば2回権利の大当たり発生なのですが…この直後がお楽しみタイム! 盤面左側にある2桁7セグがテケテケと回転し、「77」で停止すると10回権利に昇格!! 右打ち時にキチンと止め打ちさえすれば、一撃で2万3000発前後の玉が得られるというトンでもない台でした。ちなみに9回目の権利獲得時にも7セグ抽選があり、ここで再度「77」が停止すると再度10回権利が獲得でき、一撃4万発超という物凄いことになりますが…さすがに1回も体験したことはありません。
個人的に面白いポイントとしては、やっぱり縦型の6穴回転体における玉の動きかな。ジャストのタイミング…と思いきやVに弾かれたり、タイミングが早過ぎる…と思ったらハズレ穴に弾かれまくってV入賞したりと、玉の動きの瞬間的な面白さは一発台タイプならではでしたね。
また、大当たり直後のショボい2桁7セグも実に味があってグッド! 左セグに「7」が停止し、右セグがロング変動した際のドーパミン放出量は全パチンコ台の中でナンバーワンなんじゃないのかな? なんせ2万発がかかっていましたから!!
さて、この機種のことを思い出すと、私の頭の中に流れ出すのが実はクリスマスソング。それはもう20年以上前のことになるのかな? 生まれて初めて女の子とクリスマスデートの約束を取り付け、八王子駅前で待ち合わせをしていたのですが…待てども待てども来やしない。街にクリスマスソングが流れる中、雪が降り出してきて…もしかしてフラれちゃった!? 寒いし、悲しいし、目から涙が溢れてきちゃうし…結局、30分ほど待った後、思わず駆け込んだのは駅前のパチンコ店。普段の私は『ラプソディー』のようなギャンブル台は新装の時以外打たなかったのですが、この時ばかりは別。何も考えずにヤケッパチで打っていたら、一発目に飛び込んだ玉がVを射止め、さらには期待もしていなかった「77」停止!!
10回分の権利を消化していたら、かなり心の傷が癒えましたね。景品交換所に寄った後、思わず隣にあったオネーチャンのいる飲み屋に1人で入ったところ、なぜか全てのお酒が棚の上にあり、オネーチャンは全員ヤンキーっぽい感じのミニスカギャル。酒を注ぐ際に必ずイスの上に昇るという、八王子仕様のおバカなお店だったというオチが付きましたが、おかげでさらに心の傷が癒えました。
そんなワケで、今でもクリスマスソングを聞くと『ラプソディー』と「パンツ」が思い出されるという…うん、我ながらどうでも良い思い出話でスミマセン。
そして最後に一応宣伝を。20世紀の名機を集めた業界初のレトロパチンコ専門誌「必勝ガイドCLASSIC Vol.04(ガイドワークス)」が12月15日(金)に発売されます。私もお手伝いさせて頂いておりますが、ある意味で凄い雑誌なので、お気が向いた方はぜひ買ってやってくださいまし。ではまた次週!