先が見えない中で
どもども、コロナウイルスの影響で、さすがに心が滅入っているシゲキです。昨日は都知事が若者に対してカラオケとライブハウス、年配者にはオネーチャンのいる飲み屋に行くことへの自粛を要請…。って、なんか聞いているだけで悲しくなっちゃうのだ。いずれの業界もただでさえ売上が下がって耐えていたところで、トドメの一撃みたいなものでしょう。
もちろん首相や都知事は客観的な視点に立って判断を下さなきゃならない立場。小池さんとしても苦渋の決断だったんだろうけど、それに対するネットのコメントを軽く眺めると、「当然のこと」とか「もっと早く閉鎖すべきだった」とか「夜の店なんて潰れても構わない」とか…一体この人たちは何様なんだろう?
当たり前だけど名指しされた職種の人たちにも生活や家族があるわけで、仕事を失うということは死活問題。ちょっとでも想像力があるならば軽々しい言葉なんて、自分にはかけられないや。
ネットの書き込みというのは良い面も多いんだろうけど、匿名で自分の顔を出さず、さらには相手の顔が見えないことで、他人の気持ちすらわからなくなっちゃってるんじゃないのかな? もしも実際に自分の横に水商売のオネーサマがいたら、面と向かって「当然だね!」とか「仕方ないね!」とか「死ね!」とか言えるんだろうか?
まあ自分がパチンコ業界の人間だから、次は我が身…っていうことももちろんあるんだけど、無責任な連中による軽々しい発言は見ていて気持ち悪くなる。そういえば先週の土日、都内では休業するホールも多かったけど、それに対して「英断」とか「偉い」とか言っている連中ですら、何様のつもりなんだろうと思うのだ。
コロナショックはいつまで続くかわからず、今後はレジャー産業は元より、外食産業、百貨店などを含む小売業、鉄道や飛行機などの旅客運送業、学校、宿泊業などなど、どこに自粛がかかるかわからない今日この頃。もちろんパチンコ業界も潰れるホールが相次ぐだろうし、パチ絡みのイベント屋連中なんて実際すでに死にかけてるし。でも国民として、為政者の客観的な判断による「苦渋の決断」であれば涙をのんで受け入れるかもしれないけど、ネットだろうがマスコミだろうが、無知で無責任な連中による軽々な発言に踊らされるのは、やっぱり我慢ならないなぁ。
まあ自分も駄文ばかりとはいえ、カネをもらってモノを書いているライターの端くれ。ある程度の責任と想像力を持った上で、言葉を紡ぐように気をつけないと…。
さて、今回はあまりパチンコと関係ない暗い話でスミマセン。次回は明日から始まる禁煙か、天井付きパチンコの話でもしましょうか。