どもども、飲まない打たない買わない…三拍子揃ったマジメ中年のシゲキです。4月に入ってからの約1ヶ月、一度たりともパチンコを打っていないって…高校を卒業してからの30年で初めての体験。最近のコラムでは「ホールは3密じゃない！」といったコトを啓蒙し続けてきたけど、すでに世の中は「密を避けよう！」じゃなくて、「外に出ちゃダメ！」の時期に入っちゃいましたからね。

ギャンブルや飲酒やオネーチャンのための外出なんて論外、登山やサーフィンや潮干狩りやキャンプやランニングですら非難されるご時世。まあ自分がステイホームしている時に、脳天気に遊んでいる連中が目に入ると腹立たしい…という気持ちは理解できるんですが、こんな状況下で不要不急産業の筆頭たるパチンコ屋に行くなんて、世の中にとっては不謹慎極まりナシといった感じなのでしょう。

パチンコ業界は現時点で35以上の都道府県から休業要請が出され、大手チェーンを始めとする大半の店舗が休業中。それでもテレビを眺めるとワイドショーやニュースは休業したホールには目もくれず、一部営業中のホールと、そこに並ぶ客をロックオン！　特に今、話題となっているのは大阪府かな。吉村知事が店名を公表するのは苦渋の決断だし仕方ないと思うけど、それに対するマスコミの偏向報道はどうなんだろ？　だって大阪なんて600店舗以上のホールがあるのに、その中で営業している店は30軒程度。約95％の店が休業しているのって実は物凄いことなんだけど、映像に映るのは5％以下の店ばかり。そして、あの一筋縄ではいかないクセ者揃いのパチンコファンだって95％…は言い過ぎにしても9割以上の人が打たずにいるのに、インタビューされるのは1割以下の人ばかり。

「店がやってなかったら、俺も行かないと思うんっすけどね〜」

とか

「人混みの中にいても、自分だけはコロナにかからないから大丈夫」

とか、頼むから大の大人の発言とは思えないコメントを選び抜いて使うのはヤメてくれないかなぁ。そしてネットのニュースを見ると案の定、こうした映像を踏まえた上でパチンコ嫌いの無知な作家が「パチンコ屋の客の大半は依存症」とかバカなデマを流布する始末…。

パチンコ業界が万人から好かれたら世も末だと思うし、周囲からは「こんな時は黙って静かに死んだふりをしてやり過ごすのが正解」とも言われたけど、でも「3密」の時もそうだけど、デマやウソはやっぱりスルーできないや。

ちなみに業界内では同業者同士で非難と罵倒の雨霰。休業しているホール関係者からは、営業している店に対して、

「今回もまた正直者がバカを見るってどーゆーことじゃい！」

「こちとら倒産覚悟＆断腸の思いで休んでいるのに、テメぇんとこだけ稼いでんじゃねぇよ！」

「こんな時期に世間を敵にまわして、パチンコ業界全体の将来にとっていい迷惑だ！」

などなど怨嗟の声が多数。全くもってその通りなんだけど…でもねぇ。休業要請に応じず営業しているホールオーナーが、

「カネはナンボあっても困らない＆今ならカモが越境してやってくる＆従業員や客がコロナになっても俺は元気だ＆稼ぎ時だぜヒャッハー！」

と思っているんだったら「今すぐ潰れろやクズ！」と断言できるんだけど、そんな奴はいない…とも言い切れない業界なんだよなぁ〜。っていうか、いそう。あぁ我ながら正直者＆フォローになってない。でもでも休業要請下で営業しているホールの半数以上は、倒産覚悟じゃなくて休業＝マジで即倒産だからやむを得ずの営業中。そして、そんなホールに対しては、冒頭タイトルの某金メダリストのセリフじゃないけど、私には「なんも言えねぇ」。

もちろんこれはパチンコを始めとする娯楽産業だけじゃなくて、飲食業や観光業や宿泊業や風俗業などなど全ての業種の人たちに言えるコト。自治体の休業要請に応じず営業している店もいっぱいあるけど（まあパチ屋と違って営業しても客が来ないトコロも多いけど）、それに対して「俺だって周囲だって世間だって我慢してるんだから、テメェも休業せんかい！」とは…自分には言えないや。だって今の時期の

「休業しろ！」

という一言は

「大借金背負って不渡り出して従業員を露頭に迷わせて取引先を巻き添えにして一家離散して自己破産しろ！」

と同義語である可能性が高いから。

これは国や自治体の首長が覚悟と責任を持って吐き出す言葉であって、気軽に言ったり書いたりして良い言葉じゃないでしょう。長年誇りを持ってやってきた仕事が「今は不要だ！」と言われるだけでも、物凄くツラいことだと思うのに…。

自分は世の中の底辺に近い人間だけど、それでもなんとか2ヶ月くらい先の未来は見えている状況。大半はステイホームで仕事ができるし、もしも売上が半減したら国が結構な額の持続化給付金をくれる…かもしれない。明日どころか今日も見えない人がいる中で、まだ恵まれているんだと思います。今回の事態に対応して激務をこなしている多くの人たちに感謝しつつも、これ以上世の中がギスギスせず、こないだまでの平穏な日常に戻ることを祈りたいなぁ…なんて思う今日この頃って、いっけね。前置きのつもりで書き綴っていたら、また文字量がなくなっちゃったし、まーたパチンコのコラムじゃなくなっちゃった。我ながらダメですねぇ。

え〜っと、今更だけど下には今週導入されたSANKYOの2機種の撮影写真を載せておきましょうか。かたや大ヒット機種の後継、かたや天井付きの新スペック搭載機…今はまだ打てないけど、いつかの実戦を楽しみにしつつ、また次回です。

説明するまでもないロングヒット機種の第2弾は、ド派手な専用枠で出撃。前作の良さを残しつつも、パワーアップした演出とスペックは「さすが」の一言でっせ。

パチンコ初の遊タイム…っていうか天井搭載機。通常時500回転に近い台が落ちていたら…げへへへへ!?　天井回転数に達すれば約98％という高確率で次回大当たりを獲得できます。