フェイクニュース
どもども、世間の嫌われ者・パチンコ業界で働いているシゲキです。前回のコラムに「5分だけパチンコを打った」なんて話を書きましたが、その夜のTBSのニュースを見ていると、まーた飽きもせずにパチンコバッシングの映像が。強行開店したパチンコ屋が映り、そこから出てきたバカそうな客が、
「俺だって我慢はしてたんだよ。でも今日久しぶりに開いてるなと思ったら覗いちゃうぢゃん」
とか頭の悪い発言を…し……て………って、顔こそ映ってないけど、このセンスの良いTシャツを着たポッチャリさんって…私じゃん!!
うわぁ最悪。っていうか生粋の業界人である私が、業界が叩かれるようなコメントをしているってどーゆーことよ!?
確かに5分ほど店を覗き、出てきたところで一般ファンとしてインタビューを受けたけど、喋った内容は100%業界贔屓! インタビュアーがカワイいオネーチャンで、しかも
「そうですよね〜(^o^) わかりますぅ〜(゚∀゚)」
みたいな感じで頷きつつ聞いてくれるもんだから5分近く話し続けたけど、
「世間は多くのパチンコファンが打ってるみたいなことを言ってるけど、世の中の95%以上のホールは耐え忍んで休業中だし、パチンコファンだって9割以上が打たずに我慢してるんだよ! もちろん俺だって我慢してたんだよ! 確かに越境してまで来る客はどうかと思うけど、そんな奴はマレだし、ほとんどのパチンカーは依存症とかじゃない」
とか、
「こんな時期だし最近はずっとパチンコを打っていなかったけど、でも今日久しぶりに開いてるなと思ったら覗いちゃうじゃん。ちょっと様子を見ただけだケド、大して客はいないし、パチ屋は換気が良くて喋らないから3密どころか0密だと思うよ。でもニュースとかで放映され、もしも地元以外の客が来ると1密にはなっちゃうかも。そしたらさすがに打てないから嫌だなぁ」
とか、
「俺は地元民だからわかるけど、このホールは随分と早い時期から休業してたんだよ。ずっと我慢してたのに連休後に一時的かもしれないけど店を開くっていうのは、それなりの事情があるんだろうね。休業補償なんてパチ屋にとっては雀の涙だろうし」
とか、そんなことを喋ったような気はする。で、これが放映される段になると
“自粛中に我慢できずに打ちに行くのを自己弁護するパチンコ中毒患者”
の一丁上がりって感じかな?
前々回のコラムでは「マスゴミが大の大人の発言では思えないバカのコメントを選び抜いて使っている」とか書いたけど、うん、私も見事なまでにバカの仲間入りですね。
ちなみに業界紙の人たちから、連休前に最後まで営業していた都内のホールの場合は
「並んでる客よりも、マスコミと小遣い稼ぎのユーチューバーと野次馬の数のほうが多くて密になっていた」
とか、
越境パチンコとして取り上げられた茨城県の某ホールの場合は
「県外ナンバーの客の割合なんて普段以下だったけど、無理やり他県ナンバーを撮影して放映していた&取材に来てた連中が県外ナンバーだった」
とかいう話を聞いたけど、恐らく事実なんだろうな〜。
まあ自分は普段取材する側の人間。自分が取材されるのを断わるのは「フェアじゃない」し、たとえ使われないにしても少しでも業界の現状を知ってほしい…なんて思いもあってペラペラ喋っちゃったけど、マスコミのやり口はさすがの一言。大手のテレビ屋はウチらより少しはマシかと思っていたけど、ウチら以上のクズ連中ですね。
あ〜あ、今回のコラムも悪口でシメるって…なんだか心が荒む今日この頃。私なんて、たとえ他人がぶつかってきても即座に自分が謝るザ・日本人気質だというのに、嫌な世の中だなぁ〜。緊急事態宣言が解除される来月こそは、少しは落ち着いた世の中が戻ってくることを期待しつつ、また次回です。
※あっ、そういえば書き忘れたケド、ニュースが流れた直後にSさんやMさんやAさんなどなどから、
「シゲキがバカ発言をしてたよ」
と連絡を頂きました。でも顔が映ってないのになぜわかる!? 謎ではありますが、インタビューって、たとえ顔が出ていなくても身バレするというのが学べましたとさ。
※写真はTBSのワイドショー番組から勝手に抜粋。