CRデジパチ名機紹介最終章・1997年編

どもども、明日、生まれて初めての人間ドックに行ってくるシゲキです。っていうか長年ブラック編集部に務めていたこともあって、健康診断的なモノ自体が30年ぶりくらい。我ながら不摂生極まりないし、デブだし、ここ半年くらい背中とお腹が痛いし、血圧も高いし…とりあえず『ミドル海』の魚群予告並みの信頼度で何かが出そうな気がするな〜。とはいえコロナ禍で田舎に帰れないし、国からもらった給付金の10万円があるし、行くなら今しかナッシング。ハズレ(!?)を祈りつつ、意を決して病院に行ってきますが、その前にまずは過去4回にわたって紹介してきたCRデジパチ名機紹介をシメると致しましょう。

 

1996年は過去にない盛り上がりを見せたCRデジパチですが、1997年は警察庁が主導した大規模な規則改正により射倖性が一気に抑えられます。CRデジパチの確変には「5連リミッター」が付き、初当たり確率の下限は360分の1、さらに確変率は基本的に50%が上限に。まあ2回ループ機の頃に比べると大幅にスペックダウンしたわけですが、スペック面での自由度や魅力がなくなったことで、各メーカーは演出に力を入れ始めます。ここからは、ぷぁーっといくつか紹介しちゃいましょう。

フィーバーピストル大名

大当たり確率1/257で、確変率は4/15。ゲームとタイアップした機種のはしりで、摩訶不思議かつ意味不明な世界観が特徴的な台でしたね。

 

CR大江戸日記6

確率1/330.5で、確変率は7/15。何よりのキモはヘソに玉が入賞した瞬間に発生する「夜背景予告」で、この瞬間が味わいたくて打ち込んだものでした。

 

CRラッキートマトZ

確率1/359で、確変率は50%。ギミックを強化した機種のはしりで、液晶上の3面体役モノで確変が決まる再抽選演出はドッキドキ!

 

CR華観月Z

確率1/337で、確変率は50%。演歌歌手とのタイアップのはしりで、「ティラリーン♪」という耳の残る効果音を伴って赤短が降る連続予告が最大の魅力でした。

 

CRカンカン天国

確率1/337で、確変率は50%。現金機のほうがヒットした覚えがありますが、特徴は特定の演出時に飛び出して見える3DCG液晶。同じく1997年にはニューギンから常時3Dを実現した『3Dみっちゃん』も登場しましたが…うん、どちらも単に見づらいだけでしたね。ただ、こうした失敗(!?)も液晶演出の進化の過程では必要なものだったと思いマス。

 

CR海底天国7

確率1/346で、確変率は7/15。今でこそ普通のサイズになっちゃいましたが、10.4インチの大型液晶が一番のウリ。確かにインパクトは絶大でしたが、ステージ重視の変則ゲージにかなりの無理があったような…。まあ、これも現代パチンコの進化の糧ってなもんでしょう。

 

さて、特徴的な6機種を挙げましたし、演出面では他にも斬新な台が登場しまくった1997年でしたが、ぶっちゃけどれも人気はイマイチ。大半の客は最新台に目もくれず、1996年までに登場した『モンスターハウス』や『大工の源さん』といった旧規則機を打ち続けるという、メーカーにとっては闇の時代でした。今思うと新台の稼働が短くなり、以前は「お祭り」だった新装開店が、単なる「新台入替」になったのもこの頃からなのかもしれません。

 

そして最後に軽〜くその後のCRデジパチの変遷を書き綴ると、1998年には平和から『ルパン三世』、三洋から『海物語』が登場してスマッシュヒット! さらに1999年には悪名高い5連リミッターが撤廃され、2002年には100回転の時短搭載が可能に。2004年には確変率が自由になり、確率の下限が1/500に…といった具合に、時代に応じてCRデジパチは規制と緩和を繰り返し、迎えた2018年。規則改正によりついに「CR機」の歴史は終わり、いわゆる「P機」の時代が始まることとなりますー。

 

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