こそっと高尾特集
どもども、大変ご無沙汰のシゲキです。これまで毎月1回は必ず更新してきたのに、気づけば4ヶ月以上更新せず、すでに晩秋。我ながらイカンですねぇ。一応、言い訳を致しますと業務に忙殺…されているのは毎度のことなのですが、それ以上にビレッジの担当者様が変わったことが影響したのかなぁ。
前回までは担当のSさんがドスの利いた声で、
「やる気あるんですか、シ・ゲ・キ……さ〜ん」
と脅すもんだから、その度に
「はいぃ〜、今ちょうどやろうと思ったトコロなんですぅ〜」
と応じていたのですが、担当が変わったら催促がないもんだから、ついつい後回しに…。
う〜ん、急かされないと仕事をしないって、我ながら社会人としてクズそのものですね。
反省しつつも前回の予告通り、今回はパチンコメーカー・高尾の追悼…じゃなくて再生を祈願して、その歴史をシゲキ的に振り返ると致しましょうか。
●一風変わったデジタル表示
ここからは私がパチンコを打ち始めた、1990年以降の高尾の機種を、ある程度時系列に沿って紹介していきましょう。
まず1990年初頭の高尾というと、どれもマイナー機種が勢揃い。そんな中でもキラリと光…ってまではいないケド、突飛な感じで目立つ機種が下の2つでした。
ビッグバン
ルーレットランプとドットで図柄を表現したデジパチ。斬新だったけど、時代を先取りし過ぎたせいかチョイとわかりづらかったのが難点。
ピラミッドX
6個のドットデジタルをピラミッド型に配置した保留連チャンデジパチ。同社としてはヒット作で、その後、液晶を用いた後継機も登場しましたね。
●初期の液晶搭載機
1991年に登場した平和の『麻雀物語』を皮切りに、各社がこぞって開発し始めたのが液晶デジパチ。そして高尾もその波に乗ろうと頑張って出したのが『スーパーベビー』です。これはあまりヒットしなかったケド、翌年の『CRレディースナイパー2』は大ヒット! 高尾というメーカーが多くのファンに浸透するキッカケとなりました。ただ個人的には現金機の『あっちむいてほい居酒屋編』のほうが好きだったなぁ〜。
スーパーベビー
高尾初の液晶デジパチで、悪い赤ちゃんが大活躍! 当時としてはよくデキた演出で「これは売れるかも」と思ったけど、導入ホールは意外と少なかったですね…。
あっちむいてほい居酒屋編
CR版も登場した適度なヒット機種。ラウンド中はOLと「あっちむていほい」で勝負を行い、勝利できればスッポンポンと時短をゲット!
CRレディースナイパー2
確変突入率3分の1で2回ループという、当時のフルスペック仕様で大ヒット♪ 裸の女の子が画面上からビヨーンと降ってくる超激アツ演出も…!!
●一味違ったタイアップ!
2000年代初期の高尾は異色のタイアップ機が印象的。マトモな思考では思いつかないような斬新すぎる演出と相まって、強烈なインパクトを残しました。ちなみに2002年には『CRスパイダーマン』、2004年には『CRブルースリー』と相次いで世界的大型タイアップ機を輩出したケド、この2つはマルシー表記が長いので紹介はパス。
CR蛭子能収L
他メーカーの大ヒット機種をパク…じゃなくて、リスペクトしてオマージュした演出が最大の特徴。蛭子さんの憎めないキャラと相まって大ウケだったのだ。
©東京乾電池
CR男!浜幸日本一Y
「ハマコー」こと浜田幸一氏を起用。ロボに変身したり、ハズレ後は犬に小便をかけられたりと、政界の暴れん坊と呼ばれた氏を相手に、まあやりたい放題! そういえば資料を探していたら、当時の発表会の時の写真があったから載せちゃえ。この頃は私も若かったなぁ〜。
谷岡ヤスジのCR鼻血ブー!Y
天才にして奇才・谷岡ヤスジの斬新な世界観をパチンコで表現。役モノも当時としては凄い凝っていたけど、まあ全ての演出が「頭おかしいんじゃね!?」と思えるくらいの、物凄いインパクトを持った台でした。
●高尾といえばコレ!?
その後、数多くのシリーズ機を出し、同社の代表作とまで呼ばれるようになったのが『カイジ』シリーズでしょう。漫画の世界観を見事に表現した演出の数々はまさに運否天賦!
CR弾球黙示録カイジ欲望XF
限定ジャンケンや鉄骨渡り、沼などのリーチを搭載。なんかリーチバランスも独特だった覚えがあります。その後、2009年に『〜沼』、2011年に『〜2』、2012年に『〜沼2』、2014年に『〜3』、2017年に『〜沼3』、2018年に『〜HIGH&LOW』、2020年に『〜沼4』、2021年に『カイジ5』が登場。他にも2015年にはスピンオフの『CRワシズ』、2018年には沼役モノを再現した『P沼』、2021年には一撃7000発の出玉が狙える『Pカイジ鉄骨渡り勝負編』を発表。まさに高尾といえば真っ先に思いつく、名タイアップシリーズですね。
●ギリギリを攻める!
さて、この調子で書いていったら終わらなくなっちゃうので、この項目で最後。近年の高尾の特徴として、私が何よりも尊敬するのが「下品なエロさ!」。これに尽きるでしょう。
ここ最近はパチンコメーカーも「企業様」になったせいか、な〜んかお上品な演出の台しか出さなくなったような気がするのです。そんな中でもお下品なエロさに前向きに挑戦してきたのが、個人的には今は亡き奥村遊機と、現在再生中の高尾だと思うのだ。
中でもシゲキ的に好きだったのが、下に載せた4大シリーズ。いずれも勝ち負け抜きで「打ってみたい」と思わせる下劣さが大好きでした!
CR一騎当千SS覇
「爆NEWスペック登場!!」という販売時のキャッチコピーからしてステキ。その後は胸踊る演出に磨きをかけ、2013年にシリーズ第2弾、2018年に第3弾が登場。今は版権が大一に移っちゃったケド、高尾らしさを極めた名タイアップ機だったのだ。
CRクイーンズブレイド アルドラ
鉄のブラを纏う役モノや、乳浴(にゅうよく)ゾーン、服が弾け散るイヤーン予告などなど、セクシー路線を見事に継承。さらに2015年の『〜2』ではインパクト抜群の役モノ演出「聖なるポーズ」を採用しており、まあびっくり! 大股開きを役モノで再現するって、まさに高尾じゃないとできない所業でしょう。しかも活躍する美闘士は40名にパワーアップ! そして2019年にはV字開脚を役モノで再現した『〜3』が登場と、常に進化に挑み続ける名シリーズですね。
CRおしおきピラミッ伝with丸高愛実
「おしりペンペン」をメインのゲーム性とした意欲作。RUSH中の6人の守護神達の個性的なお尻と喘ぎ声がクセになるというか、個人的には非常に楽しい台でした。ただ隣の席に客がいると恥ずかしくてボタンを押せなかったのが難点ではありましたが…。
パチンコCR閃乱カグラ229Ver.
「にゅうヒロイン参上!」というキャッチで登場。『おしおきピラミッ伝』がお尻に特化した台だとすれば、こちらは乳にこだわった演出が多数存在。最上位モードに突入すれば「爆NEWハイパーバトル」と名付けられた胸踊る戦いから目が離せませんでした。
役モノにも一工夫があり、液晶上部の宝玉役モノはWで落下すれば大チャンスなのですが、宝玉というか、どう考えてもバスト役モノのような…。まあコンプライアンス上、関係各所にも「宝玉です!」と言い切った…のかなぁ。ちなみに4大演出の1つは「パイアガラの滝」で、他にも「今日のパイライト」「ベージュスクリーン」「にゅうにゅうルーレット」「パイPUSH疑似連」など、実に攻めまくった演出にも感心したものなのだ。
ちなみに2020年には『〜2』が「爆&超NEW(にゅう)パイパニック」のキャッチフレーズとともに登場。女の子をパイまみれにして、クリームをラウンド中に洗い流すという、もはや高尾にしかできない演出の数々が…!!
さて、最後は個人的に好きな高尾イズムを紹介したケド…うん、実に女性ファンには受けなさそう。でも、それをやっちゃう高尾が私は好き! 見事再生して、NEW高尾になってもこの姿勢は大事にしてほしいなぁ…なんて思う今日この頃なのだ。ではまた次回です。