西陣追悼特集・羽根モノ編その2
どもども、徹夜続きと花粉症と撮影取材連発による筋肉痛でぜぇぜぇ言っているシゲキです。もう五十路だというのに、こんな生活を続けていたら寿命が縮まるなぁ…と思いつつも、メーカーさえも潰れるパチンコ業界において、仕事があるだけありがたいってなもんでしょう。
さて、というわけで本題は前回の続き。1991年以降における、西陣のシゲキ的羽根モノ名機を紹介してまいりましょう。
ニューモンロー
西陣の新要件(最高15回継続)機第1弾。モンローちゃんが胸をがポーンと放り出す様はステキだったケド…うん、個人的にはこの頃の大量出玉羽根モノは嫌い。だって、なかなかVに入賞しないんですもの。特に本機は2チャッカー開放時以外のV入賞は奇跡みたいなもん。まあこれは同時期に登場した平和の『ニュートキオ』や『ニューヨーカー』、三共の『サンダードラゴン』も同様。気軽に遊べる羽根モノというジャンルが、なんだか遊びづらくなったなぁ…なんて思ったものなのだ。
ニューコスモウォーカーP-3
くるくると回転する2体の人形がカワイらしい台。ラウンド中は8カウント目までに貯留した玉を一気に放出! 継続率が高くて出玉が多い分、V入賞率は若干辛かった覚えがあります。
火の玉ボーイ
玉がVに入る瞬間を目で楽しめるという意味での名機。上下に動くVゾーンを目指す通常時の玉の動きも面白ければ、ラウンド中の磁石を用いた継続演出も秀逸! 玉が1個や2個しか磁石につかなかった際のドキドキ感は、今でも夢に見る嫌な思い出ですね。
びんびんバラエティP-3
ラウンド中の面白さを追求した意欲作で、ラウンド毎に西陣太郎→キリュウ→ソフィーアちゃんという3人が交互に登場する3面体役物を採用。出玉と継続率のバランスが取れた西陣太郎、継続しにくいキリュウ、継続しやすいけど出玉少なめのソフィーアちゃん…といった具合に、それぞれ異なる役物の性質が、とにかく「凄え!!」と心から感心させられた名機中の名機でした。
ニューピンボールP-6
機種名の通り、モチーフはピンボール。羽根に拾われた玉が役モノ内左右のフリッパーにポーンと弾かれ、回転盤中央の窪みに停留されるとV入賞の大チャンス! ラウンド中における「フリッパーに弾かれた玉が次々と舞い踊る様」が、実にパチンコらしくてステキでしたね。
ニューナパーム
玉を撃ち出す際の「ピキュン♪」という効果音が今でも記憶に残る台。6つ穴回転体の1つがVゾーンになっており、ラウンド中は「ピキュンピキュン♪」と連続発射! 羽根や役モノは若干チャチなのですが、目と耳で楽しめるシゲキ的名機でした。
カッパブギ
中央に鎮座するカッパの頭に玉が停留するとV入賞の大チャンス! カッパが立ち上がって玉をセンサー式のVゾーンに感知させるという、まあ色々と独創的な機種でした。出玉は若干少なかったものの、手堅くカッパげた(!?)台でした。
ダービーキング
玉が手前に停留した時点でほぼV入賞が決まったようなものなのに、これをピョンと跳ねさせて馬の口に放り込むというアイディアがステキ! たまに玉をコボす駄馬がいたケド、それもあってV入賞が楽しい台でした。止め打ち攻略されたせいで寿命が縮まったのが残念だったなぁ。
オメデタブラザーズ
ラウンド中は傘の上に最大9個の玉を停留し、一気に解除! ぶちまけた玉がVゾーンの上に乗ると継続濃厚。前年にSANKYOから登場した『名人会』とゲーム性が似過ぎていたのが気になりましたが、コッチのほうがパンク率は高かった→遊べた気がします。
パックンザウルス
羽根に拾われた玉が、左右に首を振るパックンザウルスの口を真っ直ぐに突き進むと大当たりの好機! V入賞時のデジタル表示で継続率と出玉が変化するのが特徴で、「N」停止時はパンクのドキドキ感が味わえるノーマルボーナス、「B」が停止するとほぼ完走&出玉の多いビッグボーナス。2通りのラウンドが楽しめました。
大漁節
高い完走率に加え、大当り終了後は役物内に残っている玉で連チャンが狙える大量出玉羽根モノ。行きつけの3000個定量の店に導入されていたのですが、一撃で打ち止め…なんてことが度々ありました。
ヘブンブリッジ
羽根に拾われた玉が左に向かうと地獄確定、右の天国ゾーンに流れた玉が天使に拾われたら大当たり! その後、シリーズ機も登場したロングヒット機種でしたが、コソコソと止め打ち攻略をする輩が多く、末期は釘のシブい店が多くて残念でしたね。
ってなわけで羽根モノ編は終了。来月は『CR花満開』を始めとする、デジパチの名機紹介とまいりましょうか。ではまた次回です。