西陣追悼特集その3・デジパチ編
どもども、ここ最近は日々2500発の貯玉勝負を堪能しているシゲキです。とはいえ打てども打てども当たらず、2週間で3万発が消滅…なんて思ったら『ジャギ』で即撃必殺の大連チャン。最近のデジパチはまあ波が荒いですね。
さて、というわけで本題=今回は西陣のデジパチにおけるシゲキ的名機を紹介致しましょう。
CR花満開
初当り確率は3段階の設定付きで、269分の1(設定1)〜308分の1(設定3)。これ以前にも『ファンキー7』とか『ルーキーデルタ』とか『花鳥風月』などなど複数のヒット機種はありましたが、実は当時の私は権利モノと羽根モノが稼ぎの中心。正直、デジパチはあまり打ってなかったんですよね。そんな私でも、さすがに『CR花満開』は打たざるを得ないほどの名機中の名機。世の中に『CR機』を浸透させた立役者です。「さくらさくら♪」の音楽とともに流れる花びらアクションは実に貫禄というか威厳のある作り。さらに2回ループの確変に加え、保1連チャンはあるわ、確変中はなぜか3or7が揃う割合が倍増するわ、確変中は確率無視ですぐに当たるわと、そのスペックは当時としてもびっくり仰天の何でもアリ状態! 全てが唯一無二の台でした。
春一番
大当り確率は235分の1。花札がモチーフの高い爆発力を持つ玉突き連チャン機…でしたが、ランプや効果音で天国状態が狙える永久連チャン打法が発覚! 輩(やから)連中が集団でホールを荒らす様が世間の耳目を集めました。一度、自分が打っていた店にも攻略屋が来たケド、「私が地道に稼いでいるホールのカネ=私のカネを奪いやがってこのクズ連中が!!」と、恨んだ覚えがあります。
春夏秋冬
発表上の大当り確率は210分の1。ただし、これはあくまでも発表値。実際は朝イチがアツい玉突き連チャン機で、確率約10分の1の天国状態と、確率約420分の1の地獄状態があるという、なかなかに香ばしい仕様でした。個人的には新装時に千円35回転&無制限営業の台を打って、当時としては破格の2000回転ハマリを達成! 後日、雑誌で「リーチが40回かかるまで打ち続けると天国モードに強制移行する」という記事を読み、1時間に1回の割合でタバコ休憩を取っていた自分を呪った記憶があります。
CR球界王EX
確率は3段階の設定付きで、286分の1(設定1)〜320分の1(設定3)。『花満開』に続く西陣のCR機という位置づけで、これまた多くのホールに導入されました。確変突入率25分の8で2回ループという甘い仕様と、確変図柄がちょっとお得(!?)なボール付きというのが、実にナイスでした。
あんたはエライEX
確率230分の1。現金機ながらも、役職図柄が揃う(占有率3分の1)とプラス2回の小デジ確変に突入するという、非常に甘い仕様がステキでした。電サポ中の止め打ち効果も抜群でしたし、回る台をつかめば権利モノ並みの収益が得られる名機でしたね。
CRチキチキドリームR
確率は3段階の設定付きで、298分の1(設定1)〜353分の1(設定3)。設置台数はそこまで多くなかったものの、何気に演出が面白いんです! ヒヨコがレースやアミダクジや潜水で宝箱(=大当り)を目指すのですが、これがまあ打ち続けても飽きない秀逸なデキ。その後、後継機が出なかったのが残念に思えるシゲキ的名機でした。
CRラッキートマトZ
確率359分の1。確変に5回リミッターが付いていた「パチンコ暗黒時代」の機種ですが、大当り後に役モノで確変を決めるシステムが実に画期的でした。この頃の私はパチプロを引退してパチンコ雑誌編集者になっていましたが、「エイッ!」と役モノを指差し、一喜一憂した覚えがあります。
CRパチンピックZ
確率359分の1。登場したのは真夏でしたが、題材は冬季オリンピック。『ラッキートマト』に続く大当り後に確変が決まるタイプで、ラウンド中に繰り広げられる4種類の競技において、1つでも金メダルを獲得できれば確変ゲット! 大当り中が楽しい機種でした。
CRめちゃイケナースS
確率317分の1。ナースのミユキちゃんが勤務先の病院を舞台に大活躍。バカっぽいエロさが実に“ぱちんこ”らしくて楽しめましたね。
CR海ですGS2
確率345分の1。それなりにヒットしたケド、『海』をリスペクトしてオマージュ…っていうか、まんま『海』。まあ三洋に“ことわり”は入れていたらしいケド、マリンちゃんの代わりに外人女性の「シンディ」、サムの代わりに「ハンサムくん」が登場するという、この辺が実に西陣クオリティー!?
CR花満開極GS
確率345.5分の1。美形キャラ「ほのか」のデビュー作で、ボタンを押すと図柄が1秒で停止するスキップ機能も人気を博してロングヒット! そういえば花満開シリーズはその後も『極上』『煌』『麗』『天ノ舞』などなど数多く発売されるケド、2012年の『彩』で登場した「かづき」は実に西陣クオリティーというか、単なるオバちゃんだった覚えがあるなぁ。
CR肩MOMI娘隊GSX2
確率457分の1。7人の女の子による癒し系ユニット「肩MOMI娘隊」が、水着でセクシーな演出を繰り広げる意欲作。前年に京楽から登場した『CRぱちんこイエローキャブ』と比べちゃうと、女の子たちが実に西陣クオリティー(!?)だったんですが、それがマニアックで自分的にはGOOD♪ 全くヒットしなかったケド、思わず打ち込んだ一台でした。
CRキャッツアイZT
確率398.5分の1。三姉妹が活躍する人気マンガとタイアップした期待作だったものの、その演出画像というか絵が実に西陣クオリティー。シゲキ的名機というか、完全な迷機でしたね。
そして気づいたらすでに12機種を紹介&文字量がもうないや。2007年以降の西陣のデジパチは『交響詩篇エウレカセブン』や『桃キュン剣』『モンキーターン』などがヒットしたものの、そこまでの大ヒット機種は輩出できず、ついには終焉を迎えることに…。
さて、ここまで羽根モノとデジパチを紹介してきたので、来月は「それ以外」の機種を紹介して、西陣追悼特集最終回といたしましょうか。ではまた次回です。