西陣追悼特集その4・権利モノ&一般電役編
どもども、暑さにやられて夏バテ気味のシゲキです。こんな時は冷房の効いたホールで気分転換をするに限る…ってなもんなのですが、ここ最近は打つ度に貯玉を飲まれ、フトコロまで冷えちゃって困りモノ。仕事で打たざるを得ないとはいえ、最近の新台、諸々キツいっすねぇ。
さて本題。羽根モノ→デジパチと紹介してきた西陣追悼記も今回が最終章。一発台や権利モノといったマニアックな種別の機種を紹介してシメるとしましょう。
ジャスティ
一部のファンに熱烈な人気を誇った一発台。まずは盤面上部のカマボコ型の中央にある、GOと書かれた穴に入るとドキドキがスタート。1穴クルーンに滞在した後、3つ穴回転盤の手前のレールに玉がピタリと停まり、それが赤穴に入れば大当り! 適度にGO穴を抜け、適度にアツいというバランス感に優れた台だった覚えがあります。
ラプソディ
一発台タイプの2回権利モノ。盤面上部の飛び込みを抜けた玉が、6つ穴回転盤の緑穴に入れば大当り! ハズレ穴に弾かれた玉がV穴に入ったり、逆のケースもあったりなど、単純な役モノなのですが、一瞬のアツさはハンパじゃなかったですね。そして超絶地味なのですが、初回大当り後、盤面左下の2桁7セグに「77」が停止すると10回権利(!!)を獲得。その確率は16分の1と低いのですが、一撃2万発がかかっているとあって、左セグに7が停止=リーチの際の脳汁噴出度は史上最高と言っても過言じゃなかったですね。
…。……。………と、2機種を紹介したところで、実はもうネタが尽きちゃった。シゲキ的閻魔帳を漁って、1990年以降に登場した全ての西陣の機種をリストアップしたのですが、『ラプソディ』以外にヒットした権利モノ、1つもないや。う〜ん、羽根モノは名機揃いだったのに、ちょっと意外というか、そういえばそうだったなぁというか…。とりあえず2機種だけだと味気ないので、個人的に稼がせてもらった一般電役2機種を載せましょうか。
『ポップカルチャー』は少出玉ながらも90%強という高い継続率が特徴。可愛らしいセルや、ポッポコポッポコという和やかな効果音が、実にゲーム性とマッチしない異色の機種でした。
『ハニーフラッシュ7』は確率200分の1の一般電役。地味な液晶演出に加え、連チャン性も皆無でしたが、最大で3000発近い一撃出玉が魅力。導入当初は1回交換営業の店が多かったのですが、スペックが甘いので回る台をつかめば手堅く稼げる台だった記憶があります。
さて、というわけで4回にわたった西陣特集は今回で終了。業界に携わる者としては、今後しばらくはこうした追悼特集をやらないで済むことを願いたいですね。ではまた次回です。