テツ&トモ
パチンコの世界では、ある程度釘の形を読めるとか、パチンコで勝つために必要な知識と技術を身に付けてしまうとあんましやることがなくなってしまうので、そこから先は収支の差が付かないんじゃないかと思いがちです。技術介入で差が付くことは間引き打ちと左右振り分け打ちとストロークの3つです。従ってそれらが全部できるレベルに到達したらもうやることはないでしょう。
これが一般論なのですが、パチプロと呼ばれる人達はさにあらずです。
プロが考える技術介入という言葉の定義は、我々が考えている以上に広くて深いので釘の見方や止め打ち以外にも他人と差がつくことは沢山あります。普段遊技場にいて私が一番いけないなあと感じるのは、電サポ中の止め打ちには躍起になっているくせに、通常時の止め打ちが全く駄目な人たちですね。つまりデジパチの保留玉は一般的には4個までなので、満タンになる前に打ち出しを止めねばなりませんがこれをやらない人が非常に多いですね。4個点灯状態で追加入賞があったとするとどうなるでしょうか?
スタートが6で3個賞球機の場合
16.6個に1回のペースで入賞して3個戻しがありますから16.6-3でオーバーフロー1回に付き13.3個分の玉を損しているということになります。保留満タンからの追加入賞がある度に13.3個ほど失うのと同じです。無論ヘソの賞球数が16.6個あるのなら打ちっぱなしでも問題はありません。然しながらヘソに入った見返りは僅かなのでオーバーフローはできるだけ避けねばなりません。これは遊技中に盤面に集中していないとできないわけで、スマートフォン片手に映像を見ながらパチンコをしている人達はほぼ100%この作業がおろそかになっていますね。軍団の打ち子と呼ばれる人達は、殆どがスマホ見ながらパチンコしてるのでオーバーフローでまくりの勿体無い環境で遊技しています。本人達は気が付かないかもしれませんが、パチンコの収支というものはそんなところでもかなり差がついてしまいます。勿論オーバーフローに気を遣うだけじゃなくて、ステージからの落下玉が横からの玉にぶつかってはじかれるなんてのも避けねばなりませんし、ストロークにも気を遣うでしょう。ハンドルを固定状態で遊技してたとしても玉の飛び方は常に一定とは限りません。私は常時盤面を見ながら玉の飛ぶ位置を確認して、一定の間隔でハンドルの強弱を微調整しながらやってます。最適なストロークを見つけたとしても、それを注意深く観察していないと常に最適なストロークでは遊技できないでしょう。
スマホを見ながらの遊技客は、盤面に集中してる人よりもパチンコは確実に下手だといえます。
細かいことですがそんなことでも収支に差がつくのです。然しながらパチンコに限らずギャンブルは皆そういうものなのです。1日単位での勝ち負けを論じれば、運に左右されることが多いので、当たりか外れかに関心がいきがちですが長い目で見ればやることやってる人間とそうでない人間とでは、徐々に収入に差がついてきます。よく言われるのは麻雀のプロとアマの違いですかね。麻雀のプロといっても決して相手の手の内が透けて見えてるわけじゃなく、分からない状況で打牌をやってるのでプロだろうが素人だろうが振込みに関する危険性は変わらないのですよ。にもかかわらずプロの方が勝率が高いのは、彼等の方が引出しの中身が優れていて、それを最大限に活用して戦っているからです。アイダヨンケン。テンの5ピン切り。ポンテンにソバテンなし、チーテンにソバテンあり。9の次牌に勝機あり等々、彼らは偉人が発明した格言やセオリーを実体験で熟知しておりそれを引き出しの中に持っているからです。スマホを見ながら打ってる人間と常に盤面に注意しながら打ってる人間との差は、1日単位では小さな差でしかないけれど、それが年間収支になるとかなりの差となって表れるでしょう。つまりパチンコの勝ち負けを決める線引きは、あるいはパチンコの上手い下手の優劣を決める線引きは、釘調整のように誰が見てもハッキリと識別できる物理的条件だけではなく、意識がないと気がつかないといった考察の積み重ねで線が引かれるのです。
無論釘調整は極めて重要ですよ。
でもプロはそれだけではありません。他人が気が付かないレベルの考察力に長けていて、それをフル活用して戦っています。本日は、自分の足りない頭をフル活用した末に見つけた小さな喜びについて書いてみたいと思います。またしても時はタイホウ熱田店時代まで遡ります。本当にこの時代は、パチンコのことを考える材料が豊富にあったので良い思いも悪い思いも満載なのですが、この店の常連さんにヤンキーおばさんとか1台おばさん、エプロンおばさんという名うての意地悪バアサンがおりました。彼女達の両隣で遊技することも多かった私はある出来事で少々イライラしてたというか参ってたことがありました。それは何かというと、激熱演出が来たら「ハイっ来たあ!それは当たるよ」的な指差しですね。指を指すなクソババアって思うわけですが、ゲキアツ演出がてんこ盛りになったときは、役物が始動するたんびに指をさして「それは来たわ」。「それは来たわ」を繰り返すものですから段々とこっちもイライラしてきます。それで当たったときはまだ良いとして、当たらなかったときに保留玉が残ってないときは、しばらく絵柄がそのまんま静止してるんですが、それが今度は「復活するよ」。「復活するよ」。やかましいわいこのクソババアですよ。
こういうのが嫌やったものですから、それ以来私は激熱演出がきて保留玉がないときは、打出しを再開して最低でも1個だけは保留玉を溜めるようなクセがついちまったのです。保留玉が1個でもあれば、激熱のハズレ演出終了後は、ハイ次ってなるから「それ復活するよ」みたいな煽りは消滅するわけです。そうして激熱演出が延々と続く中、私は無駄なんやけどなと思いながらもしばらく打ちっぱなしにしてヘソ入賞を試みるのですが、これが唖然とするくらい入らない。
何でだろう?????
何でだろう?何でだろう?ななな何でだろう???
ゲキアツのサインで回らんくなるのは何でだろう?
隣が音MAX 回らんくなるのは何でだろう?
AKBのライブで急に回らんくなるのは何でだろう?
SP魚群を出すとき回らんくなるのは何でだろう?
隣のオバちゃんがーーー死ぬほど叩いてる!
ボタン連打で回らない!
何でだろう?何でだろう?ななな何でだろう???
元々はヤンキーおばさんに指をさされるのが嫌で、あと1回転だけと思ってヘソ入賞を試みたとき全然回らないと感じた不思議現象は、その数年後にある機械の登場で確信に変わりました。その機械とはエー・ケー・ビー・フォーティエイトで御座います。この機械には1時間に1回毎始まるRTC演出というものが搭載されましたが、これが始まるとうんともすんともいわなくなるのです。何故こんなに回らんかの疑問は、私だけが感じたことではなくて色々な人たちから同様の苦情を聞いたり相談を受けたりしたんですけどそのときは解決に至らず。その数年後に沖縄3を打ってるときに、またしても同じ現象に遭遇しましたからこれは単なる偶然とか気のせいではないと思うようになり自分なりに検討しました。この時期に良くお会いしてたパチプロさんの説は電圧降下論。RTC演出が一斉に始まると、島内の電源供給が追いつかなくなるので一時的には電圧が下がるのだと。トランスには4台の遊技機を取り付けるタイプのものが多いので、4台一斉にRTCが始まると確かに電圧は降下しそうです。然しながら電圧が下がったからといってヘソ入賞に何らかの影響を及ぼすのでしょうか?甚だ疑問です。ストロークに多少のブレが生じたとしてもそれが必ず悪い方へ、入賞しにくい方へ向かうかといえばそんなことはないでしょう。電圧ではないと思いました。
このとき私が思いついたのは
「揺れ」でした。
揺れてるんやと。ゲキアツ演出が始まって役物が大げさな動きをすると遊技台はかなり振動で揺れています。AKB48に搭載されたRTC演出なんてのはメッチャうるさかったですし、確実に揺れていたはずです。AKBよりは控えめでしたが沖縄3のRTC演出も40台が一斉に同じ演出を行うのでシマは揺れまくっていたはずです。このときヘソの2本釘も遊技台に連動してブルブルっと振動してるんですけど、こんなときに玉がヘソ釘に絡み付いても容易には入らない。ヘソが振動してると弾かれて外に出てしまうのです。RTCでなくても遊技台の音量をMAXにして遊技しても似たような現象が起きるでしょう。最近の台は、メッチャうるさい台がありますから音量MAXならブルブルしっぱなしなので、音量最小のときと比較するとかなりスタート率が落ちるのではないでしょうか。音や役物の動きは確実に台を揺らすと思うし、そのような影響を受けにくい環境で打った方が良く回るのではないかと思うようになりました。もっと確かな話をすれば、遊技台に付いたボタンをバンバン叩く奴ね。彼等が自分の両隣で連打しまくってると、こっちの台のヘソに入りそうな玉が振動で思いっきり弾かれる。
殺意を覚えましたね。
振動で玉が弾かれる現象は確実に存在すると思います。従って遊技機に生じる振動は極力抑えた環境で遊技する方がお得なので、最近ではRTC演出が発生するようなときはその何分間は席を立つようにしています。遊技機の音量設定も大抵は1か2を使用しています。全然音が聞こえないのでは本来の楽しさを損なうこともあるでしょうから、最低限聞き取れる音量さえ確保できればそれ以上にする必要はありません。ゲキアツ演出が発生したら即手放しで見守るようになりました。意地で1個だけ保留玉を点灯させるのは無意味なことだと悟りました。
(1)RTC演出中は遊技しない。
(2)音量はできるだけ1か2まで下げて遊技する。
(3)ゲキアツ演出が来たらすぐ手を離す。
(4)両隣にボタン連打する奴が来たら注意する。
(2)音量はできるだけ1か2まで下げて遊技する。
(3)ゲキアツ演出が来たらすぐ手を離す。
(4)両隣にボタン連打する奴が来たら注意する。
これらは全て技術介入ではないでしょうか。極めて消極的な介入であることは間違いないと思うのですが、それでもこういうことを考えられる人間とそうでない人間の差は小さくないと思ってます。技術介入というと、止め打ちに捻り打ち。何だか自分には難しそうだなあということで介入を放棄する人もいるかと思いますけど諦めることはないと思いますね。スマホ見ないで盤面に一極集中して打ってるのも立派な技術介入だと思うし、それ以外にもかやり方次第では他人と差が付くようなことは山ほどあると思うんです。私がここで書いてるような内容は氷山の一角でしかありません。パチプロさんと呼ばれるような人達はその類のことを山ほど知っていて実践に役立てているから勝ち残っているのではないでしょうか。私がこれまでに書いてきたこともその一部で、これはパチンコというカテゴリーではなく未分類という括りの中にまとめてあります。
(1)数字に強くなるための道標
(2)僅か3ミリの奇跡
(3)親指ゲージ
(4)カド番は有利なのか?
(5)テツ&トモ
(2)僅か3ミリの奇跡
(3)親指ゲージ
(4)カド番は有利なのか?
(5)テツ&トモ
パチンコ打ちにとって非常に重要だと思われること、何度か振り返って読みたいと思うことは未分類項目の中にまとめておいてあります。ここで書いてる内容は穴が開くほど読んで頂きたいし、できればコピー&ペーストして御自分のパソコンの中に保存して頂きたいと思っています。未分類項目の中で書いてる内容はちっちゃなことばかりかもしれませんが、こうした小さなことの積み重ねが長い目で見れば大きな収支の差となってしまう。パチプロとパチアマの差はこういうことなんじゃないかなって思うんです。彼らは私らの想像以上にパチンコで勝てる技術を身に付けている。否、私だって今ここでは書いていないけれど、まだまだまだ技術介入の源みないな物理現象は知ってるんです。じゃあなんで小出しにしてるんだって言われると、それは未だに検証中で、現在進行形のモノが多いからですね。ヒト様に公開する限りはできるだけ正確なことを伝えたい。間違った文章を乗っけても仕方がないと思うけど、それでも自分なりに納得できたことを載せたいわけです。ウラが取れたら暖めている物理現象は順次公開していきますが今のところはまだ駄目。
いくつになってもまだまだ勉強中。現在進行形なのは皆同じですよ。