いつの時代も規制と抜け道探しは表裏一体。
パチンコの設定管理の問題もひょっとしたらこの機種の釘曲げ問題から始まったのでは？
今回はダービー物語にまつわる釘曲げ事件とその近辺でともぞうが何をしていたかのお話です。
 

1993年に登場の本機。平和から登場してます。
麻雀物語に続く物語シリーズの第2弾。ウィキペディアって便利ですねｗ
とともぞうはまだ物心もついていないような時代（んなわけあるかｗ）
ですが、ともぞうがパチンコと触れ合うようになったのは1995年からで、実はこの機種に現役時代は触れたことないんですよね。
誰かさんからの無理なお題でアップはするけどな！
類似機種（でいいのかな？）のプリンセス物語は結構ともぞうのテリトリーに残っていたのですが。
当時ともぞうは高校生。麻雀に明け暮れた生活をしていてホールへは足を踏み入れていませんでした。
当時流行っていたのは森高千里さんと福山雅治さん。音楽性もルックスもともぞうの好みか？

実機動画は、機種名で検索すると色々出てきますのでそちらをご参照ください…
だと終わっちゃうだろ！
以前、設定付きパチコンやパチンコってあったじゃないですか。
一切釘に触れることなく出玉率を調整する機能が設定なのですが、何で釘調整が問題なの？ってことが初めて社会現象（刑事事件）に上がったのが本機なのです。従前にもおまけチャッカーとかありましたが、新聞記事になったのはってことです。
異論は認めます。というか詳しい方いらっしゃいましたら教えてくださいm(_ _)m

スペックは、大当たり確率1/240、出玉は16ラウンド10カウント10個賞球で右打ちなしなので2350個位。
そして肝心の連荘システムなのですが、Ｖゾーン（当時はデジパチでも大当たり中に入らないとパンクしてしまう入賞口が大入賞口の中にありました。）への5連続入賞というもの。
普通に打っているとＶゾーンへの5連続入賞って中々厳しいもの。
そこで奥さん、誘導ですよ。釘を意図的に曲げることでＶゾーンへ誘導すれば5連続でも10連続でもお手の物。

連続入賞すると何が発生するかって保留玉の書き換えが発生します。
自力以外だと、3/16で保留玉連荘。
保留玉3個目を当たりに書き換えor4個目を書き換えor3、4個目両方大当たりに書き換えというもの。
当時のキャッチフレーズが一度ダブればどんどんトリプる~というのも頷けます。
しかもこの書き換えは、連荘中も行われているのです。
当時真新しい液晶機でスーパーリーチこそないものの、全てのリーチでアツクなれる。
こりゃお客さんも打ちたくなりますｗ

しかし、前述の刑事事件。基盤の違法改造にメーカーが出荷段階から違法プログラムに関与していたことで行政処分されちゃったんですね。
的確な表現かどうかわかりませんが、公然の秘密が秘密じゃなくなっちゃったんです。

当時、当局は釘の調整が申請機からの未承認変更と目を付けられて逮捕者まで出てしまいました。
で、連荘を求めるユーザーの受け入れ先をメイン確率の確率変動を唯一認めるＣＲ機へと誘導したい人たちが居ました。
誰だろう？（すっとぼけー）
その結果名機花満開やビッキーチャンス、1/3で2回ループの所謂フルスペック機全盛時代が到来するのですが。
しかしともぞうはこの頃、低確率大連荘が怖くて回りそうな3回権利物や現金時短機ばかり打っていました。
今もそうですが、当時は財布が薄かったからね。

話を戻しますがフルスペック機、こちらもやり過ぎで規制されちゃいました。
その後は5回リミッター機が登場したりリミッターが解除されたり。
大当たり確率の下限が低くなったり、1/2までの確率変動突入率が高くなったり、デジタルを回す入賞口の出玉が最低1個まで減ったり、そして増えたり。で現在に至ります。
同様にホールに設置されているパチスロもそうですよね。連荘と大量出玉と、出玉規制の繰り返し。

ただ、1ユーザーとしてはっきり言えるのはこうした時代の変革を目の当たりに出来たことは非常に面白いしシアワセなことだということです。
ジャンルが違う！とお叱りを受けるの承知で書きますが公営ギャンブルはそこまでの規制やルール変更って無いと思いますよ？
勿論、控除率の変更や3連単の登場、宝くじの高額当選等変革がありますが、大衆娯楽でこれだけの仕様変更って中々ないのでは？
麻雀も基本的なルールってそこまで変わっていませんしね。
登場した機種やルールで、自分の時代背景を思い出せるのって仕事以外だと音楽とかありますが中々ないのではと考えます。
この機種登場した時、俺はプライベートや仕事で何していた時だ~とか。
今までの変更は、振り落とされたり諦めたり市場から退場するユーザーが多かったのですが、これからは振り返って貰えるホール環境作りが増えるのでは？ということです。楽観的すぎるか？

個人的に望むのは、懐古的な意味ではなく大衆娯楽に立ち返って大衆が無理の無い範囲で遊べるルール設定であればな。ということです。
低換金、ラッキーナンバー、ブン回り求む！
今夜はカレーライスのライス抜きでハイボール！ではまた。