【パチンコ懐古録】タッチダウン
真新しい綺麗なホール、丁寧な接客、そして派手な演出やギミックで盛り上げるパチンコやパチスロ機。
昨今のホールは音はうるさいけれど、居心地の良さはきっと娯楽場の中でもトップクラスだと思う。トイレもきれいだしね。しかし何かが足りない。
時を遡ること22年前、当時のホールはパンチパーマの店員が跋扈していた。
ホールの床は学校の木目調のタイル張りでワックスの臭いがタバコに入り混じって鼻につく。
軍艦マーチが景気よく流れる中で、今思えばシンプルなゲーム性の機種が1島に10台単位とかで導入されていた。
そしてトイレの便器は割られているw
しかし満たされていた。懐古厨と言われればその通りかもしれない。
でも、付け入るスキの多いホールのルールを確認し、低換金だけど良く回る釘調整を見つけてガシガシドル箱を積み上げる快感は何物にも代えがたかった。
そして、設置されている機種からほのかに匂う怪しさ。
そこはかとなく感じる胡散臭さが、大人の階段を上り始めたともぞうが感じたパチンコ最大の魅力だったのかもしれない。
そんな1998年の11月に設置が開始された太陽電子(現タイヨーエレック)のタッチダウン。
CRバカづき浜ちゃんやCR海底天国7、CR2001年に登場したひとみの料理教室2(これは打っていない)と同時期に登場した同メーカーの権利物となれば怪しさを感じずにはいられないじゃないですか!w
これらの機種を知らない方に説明すると、浜ちゃんは理不尽にハマって理不尽に連荘します。怖くて朝一しか触ったことありませんw名目通りのボーダーだと、24回転/250個以上は回らないと勝負にならない計算なのにホールに設置されているのは10回転/250個程度の台ばかり。それでも満席w
海底天国はCR機が5回リミッターの暗黒時代。やけにハマらないなぁと感じていたら撤去後、ボーダーが発表されていた当時の1/346よりも分母が50以上良かったことが判明w道理でハマらない訳だ。
ひとみの料理教室は…実は打ったことありません。ググってみてください。怪しい情報が満載ですw
こんな時代に登場したタッチダウンは太陽電子の3回権利物です。
大当たり確率が1/374と他に登場している同時期の同等スペック機よりもかなり低め。
しかもアタッカーが9カウントだから出玉も抑えめ。
しかし何かあるんじゃないかとワクワクしながら当時は朝一のサービスタイム(当たると無制限遊戯の権利が貰える)狙いで打ちに行ったことを思い出します。
スペック低めと言えども、等価ボーダーは18回転/250個と良心的。
これを朝一狙いで打てば25回転/250個(ただし換金率は2円台前半)のクオリティがあったんだからスペック通りでもかなり勝てる見込みはありそうでした!
本機はアメフトをモチーフにしていて、リーチがかかると液晶内部で走り出すキャラクター。パスを出したり、タッチダウンを狙って途中でコケずにタッチダウンするかコケても立ち上がってタッチダウンすれば大当たり。至ってシンプルですが飽きのこないリーチバランスでした。
当時残していた記録は勝敗と機種名のみで経過は分かりませんが、理不尽なハマリに遭遇した記憶も1桁とか、早い連荘が続いた記憶もないことから至ってノーマルな機種だったんでしょう。
もし、愉快な出方をするタッチダウン打ったことあるよ!って方いらっしゃったら是非教えてください!
今日、ホールを回ったけど打てる台がなくて結局なにも打たずに帰ってきました。
車から降りてふと、床に染み込んだワックスの臭いが風に乗って感じた気がして、思い出すままに綴ってみました。
1998年、平成初期で昭和の名残りを感じる時代でしたね。
次回は実戦報告したいです!ではまた。