残り2カ月

オリンピックの時期であります。暑い夏眠れぬ夜をお過ごしの方も多いと思いますが、ご存じのように今年のオリンピックも本命が破れたり、期待してた選手が思わぬ不覚を取ったりという事で1発勝負の厳しさをまざまざと見せてくれますが本来オリンピックとはそういうもの。結果は別として全力で戦う姿に拍手喝采というのが識者のご意見でしょうが、私は全力を出し切ることも大事だが審判の判定も想定しながら事前の準備を怠らないことが大事。結果はもっと大事。ここ1番で結果を出せない選手はねぎらいの言葉とは別に、やっぱりかという思いも加味されて人々の記憶に残るものだと思っておりますから


ここでも

本音と建て前があるでしょう。


もっと頭を使えという事でございます。スポーツは心技体ではありません。それプラス知的能力がメダルの色を支配する世界。知能勝負でございます。何事も建て前だけではなく、心技体だけではなく悪代官ゴーニィを見習うことも大事と言いたいのです。当然フィジカルで劣る日本人が競泳、バレー、バスケット、サッカー勝つのは難しいです。其れが故卓球とバトミントンで圧倒的な強さを発揮する中国の戦略は見事ですが、この辺で日本も過度な期待は止めましょう。最初っから無理な競技って存在すると思うので


ハンディを乗り越えるのが美徳
逆境を乗り越えるのが美徳
負けると思ってた大国に勝利するヒーローインタビュー
ええ加減に目を覚まして貰いたいものです。


体力に劣る日本人が世界の頂点に立つ男

其れは今のところ大谷翔平ただひとり。私は彼に夢を託しています。日本人がアメリカ人に勝つ夢を。


2019年の大谷さん絡みの記事を読んで貰いたいのですが、私はその年の七夕に大谷選手三冠王の可能性について言及しています。「 万が一、今の状態をキープできて三振率が松井並みに低くなれば、大谷はトリプルクラウンを狙えるかもしれないという可能性を感じてしまいます」。という内容でした。今から5年前に彼がメジャーで三冠王ってことを言ってた人は誰もおらんのじゃないかと思うけど、その時点で私は今の姿を予想していました。


8/4時点で 
打率0.309 
本塁打33 
打点79(2位)


現時点で打率と本塁打は1位。残り50試合の段階で三冠王を狙える位置にいるのは素晴らしい。ここ数年MLBは投高打低の流れで進んでいるというかアッパースイング革命が進み、本塁打は出ても打率は低いという傾向で将来的には3割打者がひとりもいないという事もあるかと思う程首位打者の打率は低くなっています。毎年3割1分打てば首位打者争いに加われそうなほど高打率は難しいです。これは本塁打狙いのスイングも理由のひとつですけど、長年データ管理してきた守備位置の大幅なシフトが要因ではないでしょうか 。二遊間に飛んだゴロは以前なら大抵はヒットになってたけど、今はほぼアウト。その辺のデータ野球が打者の打率低下を招いたと思ってるけど統計学の力を感じています。打球の飛ぶ方向というのは打者が意図的に狙っても無理なのです。統計という学問の前に打率はひれ伏しました。


打率だけは1か月で大幅にダウンすることもあるから、まだまだ分からないけど8月が終われば色々と見えてきます。例年大谷選手はオールスターが終わったらその年が終わりみたいに打撃成績が落ち込んできたので今年も不安ですが、今年は今までとはちょっと違うかなと思うのはこれから優勝争いに加わるという事と、敬遠されにくい攻撃布陣になってるから。2021年以降は夏場になるとほぼ勝負を避けられて思うように本塁打が伸びなかったから相対的に打撃3部門は全て数字を落としています。今年の8月がどうなるか見ものです。
 

 

今年は割と打率の上下がなくてこれまでは進んでいます。4月だけ高かったけどそれ以降は3割前後で推移してるので、このまま8月9月も3割打てれば御の字ですが、今の状態を維持できれば8月が終わってもまだ打率1位ってことも有り得るでしょう。

 

 

6/16に何が起きたかというとベッツの骨折。それまでの70試合は2番バッターとして。それ以降の38試合は1番バッターとしての成績ですが1番になってからも打率変わらず、本塁打と打点は増えているので1番打者の割には打点が多いけれど、其れでも打点王は無理かなと思ってます。やはり打点を稼ぐには3番、4番にいる打者の方が有利なので今年打点王はかなり難しいです。



 

今年の打点王になるバッターです。


強豪チームの3番を任されてますから、彼が打点王を取るでしょう。例年より1,2番の出塁率が低いので去年よりは打点稼ぎにくいけど、彼自身のバッティングが今年は好調なんで打点という点では大谷選手は彼に及ばないと思うけど万が一現時点の7打点差をひっくり返すようなことがあれば驚き。高望みせずに8月9月を見守ります。

 


 

首位打者になるのはこの二人だね。


ルイス・アラエズ。2022年はア・リーグの首位打者。去年はナ・リーグの首位打者。今年も首位打者の本命ですが、去年よりもかなり打率が低いし、常に1番打者でありながら四死球が少ないのでこの先打率を落とす可能性もあります。1番でフォアボール選ばなければ5タコ、6タコってのが割とあるからアラエズが首位打者で決まりって言うにはまだ早い。実績は十分だけど今年に関してはひょっとしたら大谷選手が彼の上をいくという期待感ありますね。


トレイ・ターナー。ご存じ去年のWBC記憶に新しい。フィリーズからはターナーとシュワーバーが代表に選ばれたけど、序盤での3試合連続ホームラン。通算5本塁打で圧巻の活躍だったけど、この人は一旦打ち始めると毎日のようにホームラン打つんですよね。だけど打たなくなると数か月間打たないってこともあるので、生来がむらっけのある性格。2021年に595打数で0.328打った事もあるけど基本この人の打率が高いのは300打数くらいまで。500打数、600打数となると3割前後まで打率を落とすので今年もこの先まだまだ分かりません。ちょっと前まで0.340打ってたのに今では0.316まで落ちてきたからね。


とはいうもののこの人はメジャーきっての走り屋。時速36.5kmで走るから内野安打が多い。


ウサイン・ボルトの時速が37.5kmなのに、ターナーは時速36.5kmで走るからこの走力が功を奏して首位打者ってことも有り得ますね。

現時点では
(1)ターナー0.316
(2)アラエズ0.306
(3)大谷0.309

この3人に絞られたと思ってるけど、大谷選手の場合は例年8月に成績を落とすからまだまだ全然分かんない。そういってる内にこの先10試合くらいで一気に打率を落とす可能性もあるので、今年の彼は1にも2にも打率次第。8月が終わって打率が0.310とか0.315とかあると期待するけど、その話はまだ先。


三冠王取って欲しいけどその可能性は限りなく低い。


手が届くとこにいるのは立派だけど8月が終わる頃また考察する。これからの25試合が肝。強いチームと当たる8月。好投手相手にどれだけ踏ん張れるかがみものだけど、彼もこの先8月は好投手との対決は予想できてると思う。どうなるでしょうか?


残り2カ月頑張って欲しいですね。


三冠王どころか私は打撃3部門全てでノンタイトルで終わると予想していますが、やはり肝は打率。どんなに良いバッターでも打率だけは極端に落ち込むことがある。つい最近まで打率3割打ってMVPかと騒がれてたブライス・ハーパーが絶不調です。ここ9試合で38打数2安打という事で打率が0.300⇒0.270まで一気に落ちてしまいました。だから大谷選手も最終2割8分くらいで終わる可能性も全然あるんで8月が終わるまではまだ分からない。打率は水物。だけどアラエズの打率だけは0.310は打つだろうなあ。彼は真の安打製造機だから。


最終的には
630打数
195安打
打率0.310
2塁打38
3塁打7
本塁打47
塁打388


三冠王よりも、200安打、400塁打に挑戦して欲しかったんですけど、どっちもあとちょっとで届かないと思う。


オリンピックで盛り上がる世の中ですが、私は彼の8月の成績が気になって仕方がない。例年8月に成績を落とすから気が気じゃないけど打率だけは落とさないで8月を乗り切って欲しいなあ。もうすぐベッツもフリーマンも帰ってきそうだし、大谷選手の成績が落ちなければ9月は明るいぞ。

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