「チラリーン」好きな機種第二弾

好きな機種第二弾、華観月について語ろう。 
この機械は1997年発売で私にとっては忘れられない節目の年だった。そしてこの機械は、京楽産業、現社長榎本氏の企画・開発第1号機だったという事を後で知る。その頃私は、実は榎本社長にお会いしているんですよ(当時は部長だった)。 

お会いしてるといえば、聞こえがいいけど実は面接をしたっちゅうこと。その面接で応対してくれたのが、企画部 部長 榎本善紀氏だった。まあ先方は私の事など覚えているはずもないが、私は結構覚えて いる。(古い名刺を引っ張り出してたら、常務取締役 後藤常喜さんというのがでてきた。多分最初に後藤さんに会って、そのあとで榎本氏と面談したんだろうな)。

榎本氏は、現況のパチンコ事業は機械、設備とホール事業に分けて考える。そしてパチンコ以外のゲーム事業に重きをおいていると熱く語ってくれた。その後次々と開発された、ギミックや、吉本との提携、ABKへのバックアップなどエンターテインメントに力を入れて来た京楽の姿はそのときの話と符号する。多分その頃から構想あったんでしょうね。 
 
面接の場で、来てもいいよといってくれたんだけど、嫁の猛烈な反対にあって…ということで この話は消えたが、もしお世話になっていたら、自分の人生もかなり変わっていたでしょうなあ。 
 
華観月を最初に見たのは、必勝ガイドの写真付記事だった。確変突入率が50%もあるってことに喜んだが、何よりも気に入ったのは「ゲージ」だった。滅茶苦茶甘い。だから写真を見てすぐに、この機種にほれ込んだよ。これからのメインはこれだってね。 
 
華観月は花札をモチーフにした台で、赤たんやあのよろしの短冊が「チラリーン」と舞い降りて連続予告の始まりだ。2回、3回と短冊が舞う。この演出が夢にまで出てきた。パチンコをして始めて中毒になる人の気持ちが分かったよ。「チラリーン」を見たい。「チラリーン」を見たい一心で店に通った。また演歌歌手の「田川寿美」さんを起用して大当りすると彼女の歌、華観月が流れたよ。パチンコ台に芸能人を起用したのは、この機種が初めてなんじゃないかな。 
 
 
当時自分はビッグパワフルを打ってた。確変突入率が1/4であと2回タイプ。当時のルールでは確変で当らないと持ち玉遊技にならないから、これは苦労したんだよ。殆ど1回交換だかんね。でも40/K位は回ってたよ。それでも苦労した。ところが、この華観月は確変が50%だから、すぐに持ち玉遊技になる。そしてゲージが甘いから、ちょっと釘のできた奴を見つけると42,43/Kは回ったな。千円で40回以下の台なんて、殆ど相手にしなかったよ。だから滅茶苦茶勝った。 
 
50回くらいは打ったと思うけど、多分負けたのは2~3回じゃないかな。殆ど勝ってたな。やるたんびに7万円くらい勝つ。あんまりにも簡単に勝てるもんだから、なんていうんだろうね。やる気が段々となくなってきたんだな。ほら、簡単には勝てない 機種だとさ、何とかして勝とうと努力するじゃない。でも簡単に勝てるってことが分かると、もういいかなっていう気がしてくる。 

パチンコで勝っても詰まらんから、もうこれで勝つのはいいかなって思っちゃって、しばらく(3年ほど)パチンコを止めちゃったんだよな。 
 
そんな、自分をパチンコを止めるまで追い込んだ、機種だからそれはそれはもう、思い入れたっぷり。だからね、好きな機種を 語るって時、この機種は外せない。 

チラリーン。ハナミーズーキー。テテン

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