パチンコ台は810×522

余談を少々。今日健康診断に行ってきた。といっても有機溶剤用の奴。尿を取って馬尿酸値を調べるだけ。向こうの手違いで6700円になりますだって。もちろん会社請求だから支払いはしないけど金額に驚いた。ロ、ロ、ロクセンナナヒャクエンとな。尿を取って機械で計測するだけでしょ?1000円くらいにしとけよって思ったが、逆にこうも思った。高い費用を払ってまで社員の健康に気を使ってるという事。

この費用を考えると健診させない会社も多いんだろうな。そんなもんほったらかしで、気が付いたら、溶剤に侵されてて、死んでく人もいるんだろうな…とふと思った。健診できるだけまだましか。健康には気を付けるでござるよ。

話は変わるけど、昨日の続き

パチンコ台は810×522mmの大きさと決まっている。厳密にいえば、関西枠と関東枠じゃ少し違うんだけど、殆どが関東枠だからパチンコ台=810×522と覚えても問題ない。これを島に取り付けるのだが、まずてっぺんを釘で固定して、そこから一定の角度で寝かせて取り付ける。この寝かせる角度のことをネカセという。

ネカセは一般に3分5厘とか4分5厘なんていう言葉で表現されるが、全てのパチンコ台を同じ角度で取り付けるのは結構難しい。だから台の個体差が出るのだ。でも何で寝かせるかというと…そりゃまっすぐ取り付けるとパチンコ玉がガラスに当ってうるさいでしょ。
簡単に同じ角度で取り付けるための道具もあるんすよ。スリーストンという会社が「どんぴしゃ君」という商品を発売している。これを使えば全台簡単にネカセが決まるという触れ込み。だけど、もちろん全てのパチンコホールがコレ使ってるわけじゃない。

野球で打率3割4分5厘とか言うでしょ。だから、私ずっとネカセ4分5厘は4.5%のことだと思っていた。勾配が4.5%だから1メートルに対して4.5センチ傾斜が付いてるということ。だけどね、パチンコ台は高さ810mmでしょ。それに対して4.5%っていったら36.5mmも前出ししてるってことなんですよ。36ミリって…そんなに前に出てないでしょ?

おかしいなって思って調べると、コレ違ってた。3分5厘とか4分5厘という数字は傾斜の単位ではなくて、ただ単に寸尺法でいう長さの単位だった。

寸尺法の単位
1尺=303mm。1寸=30.3mm。1分=3.03mm

つまり4分5厘ならば3.03mm×4.5だから13.6mmということ。13.6mm前出ししてるってことだね。

まず最初に天井を取り付ける。それから13.6mm前に出して下を取り付ける。このとき誤差が出るんですよ。この僅かな差がスタート率の差となって現れる。2、3mm変わるだけでも結構勾配は変わっちゃいますね。

そしてはっきりしてること。それはネカセが大きいほど、玉の落下速度は遅くなる。

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