ベースという言葉を考える

グダ撒きの2日目。だんだんきつくなるかんね。

今日は賞球数について考えてみよう。デジパチが世に出たとき、パチンコ台の賞球数はALL13だった。それゆえ回りの良い台は、なかなかお金を使わないという事も有り得た。このお金を使うか使わないかという物差しのことをベースという。

雑誌では千円当たりの回転数のことをベース23とか表現してる事があるがこれは間違いだ。正しく理解しよう。ベースってのは大当たりしてない時に、どんだけ賞球として玉が払いだされるかという目安だ。保留玉4つ以上のオーバーフロー入賞や小物入賞がない場合→1分間に回った回転数をスタートというが、このスタート×賞球数をベースという。

つまりヘソに入ったとき賞球がいくらあるかでベースは大きく変わってくる。メーカーが保通協に持ち込むときは小物と呼ばれるおまけの入賞口をバカ開けしてベース40くらいにして検査を受ける。然しそんなもの実際の営業では使えないから、小物は潰すのでベースは18くらいに調整される(千円で18回まわるという意味ではない)。

ベース18ってのは1万円使うと1800円生きて帰ってくるって思えばいい。発射した玉の18%しか戻ってこないということ。

パチンコ機の仕様に3&10&15ってのがよくある。「この10ってなあに?」。「それはね小物に入ると玉が10個出てくるんだよ」。「へえ、意外と良心的なんだなあ」。→馬鹿も休み休み言いたまえ。この真ん中の10個っていうのはやなあ。パチンコメーカーが保通協で検査をするときに、ベース値が条件を満たしているかどうかだけの為に使われてるんだよ。だから賞球数が多いんだよ。

検査受けるときだけベース40で遊べますよとうたっといて、店に入るとここは潰されちゃうから遊べなくなるっていう寸法だ。

警察は呑気なもんだ。パチンコ機ってのはベースが40もあるからそれなりに遊べるだろ。と考えているかどうかは知らんけど警察が決めた規則と、実際の営業とは大きくかけ離れている。これが現実だ。パチンコは本音と建前の介在する世界で常に客を騙すようにして成り立っている。

本来ならベース40を満たさないとパチンコ機としては認められない。だけど実際にはベース18程度で営業されている。こんなイカサマみたいなことがまかり通るのがパチンコの世界だ。そしてこんな馬鹿げた話にも、あまり声を荒立てないのもパチンコの世界だ。ということに我々は直視すべきではないだろうか。

ベース40が必要かどうかは、今は正確には把握してない。昔はそうだったと記憶している。でも保通協ベースと実際のホール営業ベースが大きくかけ離れているのは間違いない。客は常に騙され続けているのだ。

ベース=大当たり以外のセーフ玉
ベースという言葉の意味は重要。明日はダービー物語事件について触れる。

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