シャープよ!日工組に加盟しろ。

昨日K○IZ下見すると、唖然というくらい締まってた。多分全台いじってる。新築処女オープン3日目にして終わり。今日はお客さん負けてよっていう釘調整。で、整理券もないのに、ラ○キープ○ザ七宝店。こんなローカル店舗に誰が来るんや。アレッ、辛うじて1台だけ見つけたのがハクション大魔王199。本当にこれ1台しかない。もう今日は終わり?10500円227回転目に当たり4連6200個。次に279回転、4Rスルーして我に返った。初当たり2回が限界。気が狂いそうになった。所詮消化の遅いゴミ台。これ打って面白いと感じる奴いるんかな?   

流して14800円也。今年はこんなのばっかり。今年を象徴するようなパチンコ。最後までなす術がなかった。さて、今日は年末ということで、業界に提案したい案件がございます。どうか聞く耳を持ってください。   

 


下町ロケット700KB

今日は下町ロケットのテーマソングを聞きながらこの文章をお読みください。音声データは元データをそのまま流用したのではまずいので手直ししております。MP3をAudio for 56kbps modem WMAに変換してからアップロードしました。        
        
        
家電メーカーが経営に苦しんでいる。かつては栄華を誇ったメイドインジャパンの代表が、今は軒並み苦しんでいる。シャープが経営難に陥って久しいことは周知の通りだが、天下のパナソニックやソニーでさえ経営に苦しんでいることを鑑みれば、それより格下のシャープが苦しむのは当たり前のように見える。液晶の戦略に失敗があったかどうかは知らんが、元々、家電製品なんて作れば作るほど値段が下がるという薄利多売の土壌ゆえ経営の舵取りが難しい業界。        
        
他業界を圧倒するほどの商品開発力と生産能力を持ってる割には儲からない、という割損な業界にもチャンスはあった。何年か前に、家電メーカー各社は、日工組への加盟を検討した。然し、彼らは見送った。理由は、社会に貢献し、国民に夢を与える使命を持つ健全なイメージの企業が、バクチに加担するとは何事や。パチンコに手を染めた途端、世の反発を買い、製造業者としての尊厳を失う。企業イメージと実入りを計りにかけた上での苦渋の決断だった。        
        
        
(1)家電メーカーは、圧倒的な商品開発力と生産工場を持っている。だけど儲からない。悲惨な業界である。        
(2)遊技機メーカーは、まともな商品開発能力はない。他力本願の外注依存である。だけど死ぬほど儲かる。        
        
        
何でやと思う?        
        
        
これは、市場の競争にさらされているか、いないかの違いである。莫大な研究開発費を投入し、高性能の大画面テレビを市場に出す。最初は高値で取引されて利益が出るが、コンペティターの登場であっという間に、値段は下落する。家電には世界中にコンペティターがいる。韓国、中国、台湾、東南アジアを相手にすれば、たちまち負け戦に転じる。人件費の差は、到底埋められない。パチンコは、日工組に加盟しない限り遊技機の製造販売はできない。日工組の規約を詳しく知るわけではないが、海外企業がこれに加盟してるという話を聞いたことがない。つまり、パチンコの世界では、敵は日本国内だけだ。こんなに恵まれた環境が他にあるだろうか?        
        
        
遊技機業界は世界一儲かる製造業。世界一恵まれた環境にある。        
        
私見だけど、おそらく世界中のどこを見渡しても、これだけ儲かる製造業界はないと思う。だって敵がいないのだから。海外コンペティター不在のパチンコ業界には、市場の競争原理は働かない。だから平気で1台40万円という値段で売るわけだ。昔はせいぜい15万とか20万だった。        
        
皆さんは「海御殿」というものの存在をご存知でしょうか?        
        
当方の地域に○牧市という町がある。平凡な工業地域の一角に、突如として、場違いとも思えるような佇まいの絢爛豪華な建物が目に飛び込んでくる。最初見たときは、一体この建物は、なにもんやと思ったけれど、これが通称「海御殿」と呼ばれるものである。元々はちっちゃな零細工場が、ここまで大きく化けたのは、海物語に熱狂した日本中のジジババのおかげだ。一度でいいから、日本中のパチンコユーザーにこの海御殿を見てもらいたいなとも思う。私が書いてきた事を少しは理解してもらえるはずだ。海の裏パック作るだけで、何で○○ライトという会社がここまで巨大化したかを考えて欲しい。        
        
そんなに儲かるんなら、遊技機はもっと安くできるんとちゃうか?        

パチンコが斜陽産業になって久しい。その理由について色んな方が、いろんなことを書いている。さて、貴方なら何と答えますか?        
        
(1)換金率の上昇、一物一価        
(2)貯玉手数料の規制        
(3)広告規制、イベントの規制        
(4)パチンコ生活者の肥大化        
(5)パチンコ人口の減少        
(6)遊技機の低ベース化、スペック極悪化        
(7)消費税増税        
        
ざっとこんなところ。パチンコのことをよく知らない人間が、識者ぶってパチンコ凋落の原因を分析する文章をよく見かけるようになった。彼らの言い分は、大体上記の7つに当てはまる。然し、それをよく読んでいると、「あんた、本当にパチンコ打ったことあんのか?」的な感想を抱くことが多い。色んな所から、知識を寄せ集めてまとめ挙げたという感じ。本質から少しズレている。パチンコ凋落の要因として、上記の7つを掲げた人。        
        
あなた的外れだと言わざるをえない。        
        
パチンコに真摯に向き合っている人にしか書けない内容がある。厳しい現実に直面して、苦労した人間にしか書けない文章がある。負けた悔しさとか怒りとか理不尽さを実践から学び取る。そういう人間が書いた文章じゃないと、読み手の心には刺さらないのではないか思っている。パチンコの評論家や解説者が色んなことを書いてくれている。然し彼らの文章は、少なくとも私の心には刺さらなかった。だから私は実践を重く見てるのですよ。実践を通じて、つとに感じたその世界に真の姿が映し出されると考えているのですよ。        
        
        
上記の7つについて。まあ、間違いじゃないけれど、本当にパチンコが魅力的な存在なら、パチンコ人口が減るわけがない。パチンコに魅力がないから、やる人がどんどん減っていくんだけど、その根本的な原因は、機械代が高すぎるからだ。もっと安く作れるのは間違いない。ガロウの頭大プラモが中から出てくる仕掛けを見れば、これ作るのにカネかかってんだろうなという推理は誰でも働く。私はそんなことに金かけて欲しくないけど、そんなものが年間パチンコAWARD大賞に輝くなんてのは馬鹿げてる。去年も今年も、この台に票を投じた人間は、全員駄目だ。物事の本質が分かっちゃいない。        
        
パチンコ業界が死にかけてるのは、機械が高すぎるからだ。と正直に言えばどうだろうか?        
        
        
シャープ、ソニー、パナソニックの3社が日工組に加盟したらどうなるだろうか?パチンコ業界は変わるかもしれない。既存の大手パチンコメーカーは戦々恐々。彼らなら遊技機を10万円くらいで作るかもしれん。値段は兎も角、まともな市場の競争原理が働くのではないだろうか?        
        
        
元々、シャープはアミューズメント業界に縁のある会社である。誰あろうファミコンの生みの親は、任天堂ということが衆目の事実みたいに思われているが、実際にファミコンの製作に尽力したのは、任天堂よりもむしろシャープだった。両社の共同開発で進められたプロジェクトは、任天堂はカセットタイプのものを単体で発売したが、シャープはファミコンを最下部に置いた21インチのテレビとして発売した。所謂ファミコン付テレビである。価格は20万くらいだった。        
        
値段が高すぎて、全然売れなかった…一方任天堂のファミコンはバカ売れだった。        
        
        
一旦ファミコンから足を洗ったシャープは、後に、カセットとCDをセットにしたツインファミコンAN-500を発売。これは飛ぶように売れた。そしてこのAN-500をセットにした18インチテレビも発売したが、これは最初に発売したファミコン付テレビとは別のものである。だからアミューズメントには縁がある会社である。遊技機を作れないわけがない。        
        
        
ソニーの凋落が止まらない。It’s a Sonyと言えば、昔は流行最先端の代名詞だったし、日本人にとって「誇り」だった。音楽をいつでもどこでも聞けるようにした、ウォークマンの開発は、音楽史の中では一大発明である。誰もが、今日に至るまでその世界では、ソニーが舵をとるものだと理解していた。なのに今ではアップル社に先を越された。アイチューンやアイフォーンが成してきた業績は、本来はソニーが行うべき事業だったのではあるまいか?と思っている日本人は少なくないと思う。何故ソニーがアップルに先を越されたのか。        
        
        
ソニーはCDの特許権利が消失してから凋落が始まった。        
        
        
ご存知のように、ソニーはコンパクトディスクの特許発明により、莫大な使用料を得るようになった。年間500億円くらいあったらしい。この数字はとてつもない。年間1兆円の売り上げ規模がある家電メーカーは、営業利益は500億円くらいで、その金をすべて工場建設などの設備投資にぶち込んでくる。1兆円規模の会社が、1年間汗水たらして稼いだお金とほぼ同じ金額を、ソニーは特許使用料でいただいていた。まさにパラダイスである。然し、この栄華はいつまでも続くわけではない。特許は、出願日から20年経過すると、その権利は消失する。        
        
企業としての、おごりがあったと思う。特許料貰ってる時に、次の手が打てなかった。 

       
浅野温子が宣伝した、ビデオカメラ「パスポートサイズ TR-55」は爆発的なヒット商品となった。99800円という低価格と、パスポート並の小さい筐体が多くのユーザーに支持された。あの頃は、シャープも松下もビクターもこぞって対抗馬を市場に出してきたけれど、ソニーのTR-55にはまるで歯が立たなかった。それくらい、ソニーが手掛けることは、ライバルを圧倒するほど魅力的な着想を装備していた。プレステの実績もある。この会社に遊技機の開発をお願いできないだろうか?        
        
        
「科学と工業の先覚者」        
        
パナソニックにはシャープやソニーのようなファンタジック要素はない。だけど、それは盟主故の、冒険できないという宿命によるもの。海がなかなか変えたくても変えられないのと同じだ。この会社のものつくりの精神が、シャープやソニーより劣っているとは思わない。パナソニックの本社工場中央研究所の中庭に、11体の「科学と工業の先覚者」という銅像がある。エジソンが電球を発明したのは、京都の竹をヒントにしたということを知った松下幸之助は、エジソン翁を人生の目標にしてたらしい。そしてこういった先覚者達の偉業をたたえ、その思いを次の世代に託すということで、エジソンの立像を真ん中にして、その周りに豊田佐吉、平賀源内 、佐久間象山、ファラデー、フィリップスら10人の胸像を設置したのである。        
        
私は、今から6年前にこの11体像を見る機会に恵まれました。その時にふと思ったんですよ。この会社には、ものつくりの精神やこだわりやプライドがある。金に飽かせて作った、外見だけ絢爛豪華な「海御殿」とはわけが違う。こういう会社にこそパチンコ台の製造・開発をしてもらいたなあ。パチンコメーカーに勤務し、機械の開発に関わっている方。一度この11体像を見てもらえないでしょうか?この光景を見れば、決していい加減なものつくりは出来ないぞという思いに駆られる。たかが胸像と思い召されるな。この11体像にはね、エジソンを慕う松下幸之助の気持ち。科学や工業に偉大な功績を残した人達の気持ち。ものつくりにかける彼らの熱意とか思いとかが、「声」んなって聞こえてくるんですよ。        
        
「科学と工業の先覚者」像を見て、貴方何思う?名にし負う名機を作ろうとは思わんか?        
        
        
家電メーカーが遊技機を作るためには、「特許権利」というカベがあります。パチンコメーカーは昔から、特許という権利を行使し外部からの侵入者をブロックし、自分たちの聖域を守ってきました。これは特許を利用した参入障壁であります。然し、特許の本来の目的はそうじゃない。それは、発明者の努力と着想に敬意を払い、その権利を守るということにあります。参入障壁の道具にするというのは間違った考え方なのです。このことについて、業界は以前猛烈なバッシングを浴びました。        
        
        
そういうことがあったために、最近はこの業界から部外者を排斥するということは難しくなっています。聞いたこともない会社が次から次へと、日工組に参入するようになったのは、上述したバッシング以降のことです。更に、特許権利は出願した日から20年経過までがin Value。遊技機作るのに必要な特許権利でも、すでに期限切れになったものはたくさんあります。まだ有効期限が残っている権利でも、日工組の加盟企業なら、お金を払えば使用できるはずです。遊技台1台につき○百円という取り決めがあるのです。そして、先行特許権利に抵触するかどうかは、組合が判断し、両社に合意を促します。そういうことなので、カベになっても作れないことはないはずです。        
        
        
壊滅寸前のパチンコ業界にあって、メシアになるのは家電メーカーじゃないか?        
メッセンジャーじゃないよ、メシアだよ。        
飯屋じゃないよメシアだよ。        
        
        
        
健全な遊技環境を取り戻すためには、遊技機本体の価格が大幅に下がらないとどうにもならない。シャープ、ソニー、パナソニック。日工組に加盟して戦ってみませんか。敵は日本国内だけなのです。十分に勝算があるとは思いませんか?窮地に追い込まれた遊技機業界に、愛の手を差し伸べて頂けないでしょうか?        
        
        
「敵は日本国内にあり」!何卒御一考を。        
 

 

 

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