スマイルスマイル

本当に今年最後の投稿でパチンコ編。この話で今年はお別れしましょう。

平原綾香 「スマイル スマイル」

涙はみせないで 笑いながら
人を想える貴方は 一番強いと思う


この歳になってやっと人を想えるようになった。パチンコビレッジで記事掲載を始めた頃は、批判コメントしかなかった。ビレッジのライター連中で批判コメントを頂いてるのはオレくらいのもんだ。批判はやっかみの裏返し。昔の文章を読んでいると、感情の赴くままに書きなぐっているので、結構色んな人達を傷つけるような内容になっている。もちろんそれが自分らしいと言えば自分らしいので、そのまま突っ走れば良かったかも知れないけど、いつの間にかに論調が変わっている。もしかしたら私自身が変わったのかもしれない。色んな人たちのことを想いながら書いてることに気が付いた。


痛みの数が多い人ほど 笑えるのだから


自分はパチンコで結構勝たせてもらったという意識はあるけど、その反面痛みも味わっている。割と最近の事だけでも結構ある。まずはタイヤのパンクに全週ヒッカキ傷のお話。八代亜紀(初代)の潜伏台にまつわる出来事。常連のおばちゃんが潜伏を捨てると、即座に取り合いになる。ライター置いた人間はその時は大当たり中。当然私に権利があると主張してどかしたら大連荘。こんな時に限って、そいつの台はすぐに連荘が終わり自分が打ってた台は18連荘。タバコ置いた本人は大当たり中なんだから仕方ない。掛け持ち遊技なんてできるはずがないんだけど人間はそんなことをまっとうに考えられない。悔しさあまって犯行に及んだとみえる。


犯行に及んだ方が悪いのか、はたまたどかした俺が悪いのか。トラブルの原因となることは何かしらあるものさ。でもここまでやるこたあないだろうとは思ったけど。泣き寝入りした1日。


お次はサングラスの兄ちゃんとその一味によって水戸黄門の島を追い出されてしまった事。11台しかない島に自分以外のゴロツキをわんさか入れたもんだから、そりゃあ酷い様相だった。後述で本人が俺に語っております。友達連れてくるんじゃなかった。そのために自分自身が稼げる時も短命に終わったと。知らなかったこと故の愚かさだと気づいたので、私は人間関係を壊さなかった。でもこのときの一連の様相は、私のパチンコ人生の中で最も悲しい出来事だと思う。黄門の島から出て行くときはいたたまれなかった。


サングラスの兄ちゃんとその一味を恨んだ。
ゴロツキなんて死ねばいいのに!


ゴロツキとか打ち子が如何に邪悪な存在なのかご理解いただけると思う。島を占拠するということは、私だけに限らず他の常連客まで追い出すことになるから。だから私はパチンコホールが彼等を毛嫌いし、時には全員出入り禁止処分に処するという事も仕方ないかなと思っております。そしてそのために、止め打ち禁止という手段を利用する。止め打ちできないから、来ても旨みがないと思わせる。つまり止め打ち禁止という措置は、自店の利益確保ではなくて、邪悪な連中を排除するための手段。ゴロツキの占拠で私自身が痛みを感じたからこそ、こういったことも理解し共感できるのであります。


痛みの数が多いからこそ書ける内容がある


もう随分昔の話。30歳くらいの頃は、自分はどこの店へ行ってもそこでの勝ち頭だった。もちろん昔は情報の流通がないのでうまい奴はたくさんいたんだろうけど気づかなかった。だからどの店入っても俺は嫌われ者だった。お前なんか来なくていいよと平気で言われる。酷いときは店に入るやいなや店長か釘師らしい人が近寄ってくる。「なんや、お前この店でパチンコするんか?」。「そりゃやるよ。俺だって客だもん」。店のど真ん中で睨み合いだ。相撲の取り組みで互いの力士が土俵上でにらみ合うことあるでしょ。制限時間いっぱいになったときのような感じ。今ならこんな客対応は有り得ないけど、昔は何でも有りだった。だから今までずーっと店の人間には足蹴にされてきたんだよ。だけど3年前に歴史が変わった。


とある店で沖縄を打ってるとき。沖縄導入の初日に2000回嵌りを食らって撃沈した。記事の中ではデラックス風に仕上げてるけど実際は沖縄の先行導入だった。2013年6月29日のことであります。これ以降この島では散々な目にあった。ふと気が付くとここの店員さんが俺に同情し始めているではないか。「あんた、大丈夫か?あんた本当に大丈夫か?」。朝から晩まで監視付きである。ご丁寧に早番の方と遅番の方両方が私の出玉を心配してくれるようになった。今まで一度もパチンコホールの店員さんに親切にされたことなんてないのに。足蹴にされるのが当たり前だと思ってたけど、この店に来てから様子が変った。事もあろうに、このあたいが小娘に同情されるのか?自分自身の力の劣化というものを肌で感じるようになった。

 

正直なことを言うと、ほっといてもらいたかった。
何でかしらんけどこの店のスタッフは全員俺には優しかった。
有難かったけど、それは私にとっては屈辱的な出来事だった。
この店に来るのがしんどくなった。
でもパチンコビレッジの日記を書かなきゃいけないから私には逃げ場がなかった。
勝ってる勝ってる詐欺を働くのは嫌だった。


まあこれくらいの嵌りなんてよくあることだし、別に何でもないんですけどね。大型店ならいくら嵌ろうが、いくら当たろうが目立つようなことはない。淡々と時間が過ぎていくだけ。でもちっちゃな店では勝っても目立つし、負けても目立つ。ちっちゃな店では店員と客との距離が近いので、浪花節だよ!人生はってなことになるんですね。パチンコやってて初めて人の情けを感じたひとときでしたけど、振り返るとそれは悪い思い出ではありません。

これから1年以上経ってから、私はその店で出入り禁止の処分を頂戴します。これは辛かった。

 

大人になるってことは 忘れてゆくことじゃない
自分以外の誰かを想う 気持ちが強くなるってこと

 

最近は思うのですが、ここでの記事投稿は自分の為に書くってことはないですね。常に誰かのことを想いながら書いている気がします。パチンコメーカーのこと。パチンコホールのこと。熟練パチンカーのこと、初心者パチンカーのこと。色々な人達のことを想いながら書いているのですが、これは自分がパチンコで色んな痛みを経験してきたからだと考えるようになりました。特に出入り禁止の処分を頂いてからその傾向が強くなったような気がしております。パチンコで痛みを経験すればするほど、人に対して優しくなれるのです。ただし不満もあります。出入り禁止になった直後には、「ざまあみろ」という投稿があったのですが、そういった批判コメントはこれを最後になくなりました。皆は知らないでしょうが、以前このソフトは投稿するコメントは事前承認制になってたのであまりにも酷い誹謗中傷は、私がシャットアウトしておりました。ところがこの2年間は、そういう書き込みが全くなくなったのです。人間は正直なものです。勝ってるときには、いっぱい批判コメントあったのに勝てなくなるとそれがなくなるのですから。


俺は世の中のアウトロー
俺に褒め言葉なんて要らない。昔みたいに批判コメントがいっぱいくる方が良かった。

 


投稿当初は、パチンコから離れた人にもう一度遊技に参加して欲しいという思いが強かったでしょうかね。ところが最近はそういうのじゃないですね。私がパチンコビレッジで投稿を続けている理由は、若い人がパチスロではなくパチンコで勝って欲しいという事だと気づきました。パチンコは若い人が勝って、年寄りが負けるみたいなことを書いたことがありますが、その話は強ち嘘ではありません。この世界は昔から、若い人に有利なようにできています。

 


パチンコで負けてる方に読んでいただきたい。私の記事には難解な謎解きが沢山ちりばめられております。パチンコの初心者がそれを理解するのは苦痛だという事は分かってます。それでも、文章の質を落とすことはしないでおこうと思います。簡単に手に入る文章は読んでいて楽しいのですが、ただそれだけです。苦労して高い山にたどり着くからこそ人は成長するのです。私の文章をきちんと理解して読破しているような人ならば、パチンコで負けることは理論的に有り得ないのです。たまにこんな事を人に話すと、それじゃあ真似されてしまうだろって言われる事があります。パチンコビレッジの仕事を引き受けた時点で、そんなことは百も承知です。世の中に出回ってしまうような媒体の中で書いたこと。むしろ真似されない方が悲しい。


若い世代の方に一言。パチンコで勝って下さい。それが次の世代につながりますから。


どんな未来を描いてる?
たまには貴方の描いた絵を私に見せて頂けませんか?


最後に今年私宛にメッセージを送ってくれた方

初心者おっさん様
ねね様
ふう様
平日パチンカー様
ふむふむ様
初心者ニート様
高崎ナンバー様


このようなサイトでパチンコのことを語る時代ではないのかな?ということで何度もパチンコビレッジを辞めようかと思案したのですが、貴方達のお陰で踏みとどまりました。深く感謝すると共に今後も引き続きご愛顧願います。

 

 

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