ひらけチューリップ

 ひらけチューリップ
ありがとうございます ありがとうございます   
連日のご来場 店員一同に代わりまして   
熱く熱く 御礼申し上げます   
パチンコは1日の疲れを癒す   
ストレスうっぷんの捨てどころ   
あなたの腕の見せどころ   
一球一本打ち込む気迫にこたえて   
開きますチューリップ   
千両箱いっぱいお出しになれば   
おなたワクワク お店ハラハラ   
どうぞ台をお選びになったうえ   
ごゆっくりお遊びくださいませ   
尚、18歳未満の方のご入場、及び磁石の使用   
その他不正行為を発見した場合は   
お客様自身にもご迷惑がかかります   
暴力追放、明るい遊技場、最後の一発まで   
しっかりじっくりお打ち下さいませ。   


パチンコの規則改正が実施されることになって、遊技性能が30年前とか40年前の時代まで戻らなければいけなくなりました。この40年間でパチンコは飛躍的にギャンブル化した。パチンコは元々チリも積もれば的な遊びであって、長い時間かけてちまちまと玉を増やすのが日本人の気性に合っていると私は考えていた。その頃流行った歌に「ひらけチューリップ」というのがあるのをご存知でしょうか。パチンコを題材にしてを歌ったものとしては唯一のミリオンセラーであります。今日はこの歌に沿って徒然なるままに!   

 

まず冒頭の挨拶文というかきまり文句の解説。チューリップが開くという物理現象は、正村竹一という人が   開発した役物であって、それまでは入賞口に玉が入れば賞球が出るだけの単純な仕組み。チューリップが付いてある穴に玉が入れば開いて、もう一回入れば閉まる。開いてるときに2個同時に入れば一旦閉まって開くから、もう一回開くことになって大量出玉獲得のチャンスとなる。これが見せ場だった。千両箱ってのは、押し込めば1500個くらい入る玉箱なれど横が20センチくらいで奥行きが10センチくらいの小さな箱だった。弾力性があって押し込めば結構詰め込むことができた。磁石を使用する客は結構いた。これはVゾーンの近くに当てて大当たりを誘発する為に使用されたけど、手の中に隠し持ってさりげなくやるのでなかなか見つからない。ゴトの基本中の基本操作だった。

 

軍艦マーチに誘われてのくだり。昔は朝一入店時は軍艦マーチが鳴り響いて、閉店前には蛍の光が常識。35個の小さな玉って奴。今は1個4円なれど、当時は1個2.85円。100円を入れると35個の玉がでてきたのさ。500円だと175個ってことなれど、100円単位で遊んでいた。ハンドルが電動ハンドルじゃなくて、親指で一定の間隔を狙ってはじくものだから、パチンコすることを親指体操って呼ぶ奴がいた。

 

兎も角、パチンコって奴はタバコの吸殻が灰皿に山積みしてある台が狙い目だった。タバコの吸殻がたくさんあるということは、誰かが夢中になって拘ったあかし。鳴きが良いか、寄りが良いか、Vにきまるかしなければ長い時間拘るはずがなかったから、これは本当に良台を見つけるときのお手本みたいなもの。吸殻の山を見つければ宝の山を見つけたような感覚で夢中で座ったよ。カド番は確かに良かったね。見せ台を作るとしたら、目立つところに置きたいに決まってるんでカドが釘を開けることが多かった。もちろん、今はそんなことしないよ。

 

桜吹雪に機関銃???ってなことになるかも知んないけど、当時は店の中に刺青をされた方が沢山いらしたので、これは893さんを例えにした文言。兎角この頃の景品は、現金よりもタバコに交換することが多かったと思う。タバコはタバコ店で買うより、パチンコで取った方が遥かに安かったので景品交換の標的にされることが多かったし、当時タバコといえばハイライトだった。そして4000個に到達すると問答無用に打ち止めさ。4000発ってのは台の差玉なんで、前の人が2000発抜いてりゃ、2000発出ただけで打ち止めになる。そして打ち止めになったときは、店内にアナウンスが流れたのさ。

 


最後の100円玉というよりは、落ちてる玉でラストいっぱつってなことは結構あった。天穴に入ると、パッとチューリップが全開する機械があったので、ここに入るってことは起死回生の一発になり得る事だった。最後の玉いっこを握り締めて、起死回生の一打を狙うってのがパチンコの醍醐味だったし、これは釘調整というものがなければ成り立たない話。

 


パチンコの良さを存分に味わえる歌の内容ですね。当時はこの歌が大流行。今更この時代に戻れないことくらいはわかっているつもりですが、それでも釘調整をなくしてしまうとパチンコそのものが無くなったような気がして悲しいです。パチンコってのは、乱立する遊技釘に衝突しながら落下するいっこの玉。その玉が穴に入るのか入らないのかに命がけで盤面に向き合う作業。そこに魅せられたからこそ、パチプロという人が生まれたものだと思っているのですが、こういうのは日本固有の文化として残して欲しかったです。酷い!世の中は何故私の大好きなパチンコを奪ったの???土日パチンカーということを大看板にしている手前、パチプロという人たちに対して批判的な事ばかり書いて参りました。当然パチプロという立場は、土日パチンコという立場と相反するからです。だからパチプロなるものを認めていないと思われてるかもしれませんが、パチプロと呼ばれる人達がこの世に必要か必要でないかと問えば


絶対に必要です。

 

パチンコが上手い奴の事をみて私もそうなりたい。上達したいという気持ちが芽生えるのです。パチンコが日本固有の文化として発展するならば、パチプロと呼ばれる人達が、俺もあんな風になりたいと思わせるような存在でなくてはなりません。上達したいと思う気持ちがあるからこそ文化として発展するのです。絶滅危惧種になりかけてる人たちですが、何とか最後まで生き残って欲しい。普段の論調とは違うと言われるかも知れませんが、私の本心がどこにあるのか、私の読者ならば分かって欲しいです。またそうした複雑な深層心理が理解できるような読み手になって頂きたいものでございます。


今日は宣言通り、有給取って意気揚々と出掛けたはいいが、店に入って期待外れもいいとこ。この店はもう駄目だな。何とかやりくりしようと思って、桜ライトで何とか遊技を試みてみる。桜バージョンは199も319も沖縄のミドルよりもヘソが開いていないことが多いけれど、これは回りのデキが良いからか?はたまた中途半端な海シリーズでは機械代の回収などできるはずがないとふんでいるのか。どっちか見極めよう。打ち始め最初の250個くらいまでが全然回らず。クッソ回らんと思ったところでレッツシサーの煽りが決まりやがった。あら、珍しい。これは当たりかなとみているとあっけなくサメで外れ。これ以降静かな湖畔の音楽がかかりだした。今日は貯玉制限時間いっぱいまでが限界。最初の1250個で90回転しか回らず、次の1250個でも同じような展開だったので、これにて予定終了。やっぱり見た目が駄目な奴は回りも悪かったというオチ。


今日が日曜日ならば、これで本日のパチンコはおしまい。ところが今日は金曜日なので、土日の飯の種を作りに行かなきゃならんからここでパチンコの終了って事にはならない。ちょっと前から検討していたことを確認しに行こう。目的は低価村。して遊技する台は


戦国乙女花

 

この台は年初めから気にはなっていた。2円パチンコでこの店で導入されれば、打ってみようと思っていたのだがようやく念願が叶ったよ。事前に釘の確認をした際には、打てる範疇との認識なれど今日はどうかな。店に入ると変わっていない。左側がほんの僅かに足りないけど、左右で12.25はある。アリアよりは左側の寄りに関するところが良いと思う。ワープ入賞口。右が入賞口で左がアウトに流れる口なので、ここが勝負の分かれ目というゲージ構成。この台を打つ時は絶対にここはチェックする事。風車からヘソまでの距離は比較的長くて、そしてヘソの位置がかなり低いので、多分ジャンプに当たった後の気持ちよさとか回りの安定感はないと思う。全体としてはアリアよりかは僅かにゲージ良好だけど、良好というのには抵抗があるレベルの台。

 

打ち始め唖然とするくらい回らない。回らない状態が延々と続いて、さすがに本日はこれまでかと観念した。然し、今日ここに来た目的は何かというと、戦国乙女花という台が、今後稼働の隙間を埋めてくれる可能性あるや無しやを見極めること。そのためには絶対に止められんという思いでジャブジャブと金を入れるとちょっと回りが良くなってきた。最初の2000円で80回転、次の2000円で92回転。次の2000円で86回転。回りには大いに不満があるけれど、それよりも何よりも当たる気がしない!!???この台は海よりも静かなのねとブツブツ言ってたら7000円使ったところで急に熱い展開が来た。普段は擬似連2回までしか来ないのに、3回目に突入したと思った途端刀がバシっと降りてきた。次回予告「オウガイ」。役物がバシンと炸裂して演出が進む。どう考えてもこれは当たりだなというくらい複合して111で揃ったよ。赤い絵柄だから確変だろうなと思ったらやっぱりバトルモードに突入。


然しここからが長い。何にも変化がなく120回転を過ぎたところで急に音が鳴って保留変化。何せこの台は唐突というか突然熱い奴が来るわけやね。嫌いじゃないよこの感覚。乙女絵柄に変化してめでたく16ラウンドを引いた。と思ったら大当たり中にピコピコピーン!とド派手な演出が来て保留内確変を示唆する奴が来た。2回転目に777,4回転目に777と続いて結局ここでは5連チャンしてくれた。結構な玉を貰ったよ。時短に突入しても尚、演出には何も変化がないように感じられる。本当に抽選してるのかって思わせるところがこの台の魅力だ。81回転目に、確変中にあったピンチルートなる演出が来た。666で揃うか継続かって奴。確変中は継続を願うがここでは666をお願いしますと言ったら666で揃ってくれた。でも単発ヤン。7ラウンド消化してあーまた静かな湖畔かと思った瞬間、けたたましく鳴り響いてバトルモード突入。あれっ、確変やったんか。ここは16ラウンド2回の4連チャンとまずまず。時短中6回転目に榛名チャンスというのに突入して、やや熱い展開かとみていると444で揃っている。ここでの単発当たりは、やや無駄引きっぽいな。

 

桜ライトで2500発も捨ててしまったのが痛い。朝からこの台を遊技してたなら、もうちょっと頑張ったと思うが何せここまでに16000円もの投資金額が膨らんでいる。2パチといっても、実質1.25パチやさかい2万円近い奴はなかなか挽回出来ん。2万個盛ってようやくチャラ付近なので、ここから先の大勝負にはイケないなあ。この後一箱くらい打ちこんで止めたろか。10連チャンで12000個チョイは出してるから3000円くらいのマイナスという辺りで止めとこか。で、予定通り一箱打ちこんで終了。でもこの一箱は随分と回った。この台じっくり打つとまずまず回りそうな感じやね。できれば夕方までやりたかったけど、それは今度の機会にとっとくよ。この台がまずまず心の隙間を埋めてくれることがわかっただけでもここに来る価値はあった。

 

てゆうか、この店にキリタカさん姉妹を連れてきたいにゃあ。彼女たちがここに来ると、死ぬほどのめりこむのとちゃうやろか。換金率は低いけどそこそこ回る。回るパチンコはいと楽し。明日は多分遊技しないと思います。今週は金曜日に沖縄が使えなかったので大幅に予定が狂いました。日曜日の末尾ゼロに向けて、これから新規開拓の旅へと参ります。今度は私の銀河鉄道を、北に北にと走らせましょう。


桜ライト
貯玉使用2500
9000円マイナス
戦国乙女
6190円プラス
トータル2810円のマイナス

戦国乙女花


後半
ポケット探って100円硬貨
これが最後だ出さねばならぬ
その時奇跡か念力か
天に入ったセーフ玉
オー!ひらけ ひらけ
パッと!ひらけ チューリップ

パチンコは正村竹一さんという方が、正村ゲージを作り、チューリップを作り発展してきました。この人がいなければパチンコの繁栄というものはありません。私が名古屋に赴任した頃は、名古屋市西区の浄心という場所に、マサムラの直営店がありました。その場所を訪れた時の記憶は、今でも鮮明に残ってます。貴方は、パチンコの良さを本当に理解していますか?


液晶の演出なんてどうでもえかろ!
その時奇跡か念力か。これがパチンコの醍醐味。
私が好きだったパチンコを返してください。

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