これからのパチンコ

規則改正後のパチスロに関しては今まで殆ど無関心だったのですが、色々なところから入ってくる情報によりますとなかなか酷いもんであります。出玉の性能だけで比較すると、パチンコユーザーよりもパチスロユーザーの方が落胆の色が濃い。そんな事は今更言われなくても分かってるというご意見が殆どだと思いますが、何分にも私はパチスロの事は無関心&無知なので仕方がありません。出玉性能だけでみるとそういう事になりますが、パチンコでは遊技釘調整禁止という大問題がありますから、これはこれで大変な事。両者の言い分を総合的に判断すると、どっちもどっちというところでしょうか。パチスロのAタイプでは右肩上りの3000枚程度なら そこそこ期待できるのかなあーと思ってたんで、今後はAタイプを視野に入れた戦い方をするつもりでした。ところがこれから出てくる6号機では、1日1000枚の浮き沈みを堪能する機械らしいので、またまた戦略の見直しを迫られています。丸1日打って1000枚しか出ない機械だと、投資を差っぴくと15000円程度の銭にしかならないので阿呆らしくてやっとれんわ。これをやるくらいなら、昔のハネ物定量制に戻して貰ったほうが良い。そういう状況が作れるのかどうかということが、今後の焦点になるかも知れません。

 

(1)定量制ハネ物
(2)定量制一発台もどき
(3)デジパチ
(4)1000枚のパチスロ


(1)~(4)まで選べるようになれば、選択の幅は広がりますね。今パチンコしている人たちの大きな不満はデジパチしか選択の余地がないということ。デジパチ=お金がかかりすぎるので、もっとお金を使わないで遊べるような遊技機が欲しい。そのためにハネや一発台もどきを求めるという思考回路は理解できます。上記の(1)とか(2)については無制限というルールでやるんなら全く意味ないですね。現行の餃子の王将、天下一閃、ハネ物などの遊技台は無制限といううルールで放置されてるので、私は遊技するつもりはありません。これが定量制になれば血眼。そのことに関しては今まで何度も書いてきたつもりです。

 

じゃ何で定量制じゃないと意味がないのか?

 

パチンコをやる前はパチンコなんてのは博打だから勝てるはずがにゃいと思い込んでいたのですが、大学に入ると県外から色んな人が集まります。その中に目茶目茶パチンコの上手い人がいたんですね。大分県出身の方。彼が俺について来いというので一緒にパチンコ屋さんまで行って彼が遊技しているのを横で見ておりました。確か栗林公園の近くにあったと思うのですが自転車に乗って目的地に向かいます。大体4時頃から出かけるのですが、この時間帯に行く理由は、私に打ち止めになった台を打たせるためでした。その店は6時になると、その日打ち止めになった終了台を抽選で開放します。1日に5、6台は終了台というものがありまして、これを抽選で争うわけですね。おみくじみを引くときに使う道具を持ってきて、ガチャガチャとゆすりながら、穴から1本の金属棒を取り出します。これに色がついていたら当たり。1/3~1/4位の確率なのですが、見事当たりくじを引いた時だけ遊技するのです。一旦は打ち止めになった台なので、オトシかヘソか寄り釘が甘くなった台。こういうのは誰が打っても出るんですね。初心者の私でも9割くらいは勝ちました。

 

ただ単に、6時頃店の抽選番に並んで、当りくじを引いた時だけ打ち止めになった台を開放してもらう。たったこれだけの手順で、ずぶの素人が連戦連勝するわけですから面白くて仕方がありません。当時は4000発打ち止め終了が一般的ですが、このように出玉の制限を設けると意図的に甘い台を作り出すことができます。甘い台もあれば辛い台もあるということでトータルで割数を勘定。甘い台が眠っていると思うからこそお客様はのめりこんでつぎ込むし、甘い台を探そうと血眼になって探すけどそれがなかなか見つからない。だから殆どの人は負けるのですが、例外的に噴いた台も出現。その台をあとんなってから頂こうってんだから、他人のふんどしで相撲を取るようなもの。でもこれがパチンコで勝つ為のひとつの作戦なのだ!ということを彼は私に教えてくれたのです。


ボクシングで勝てるようになったのは、それからしばらくしてからの事。

 

ハネ物にしても一発台にしても、無制限営業にしたら、横並びの釘調整にしかならないだろうし、そもそも釘調整なんてやらなくなるので面白くない。渋い調整にしといてマグレで当たった奴だけが噴くという世界になりますね。ここがハネ物で営業するときの極意。横並びで釘調整せずに意図的に10台に1台くらいを甘釘にする。それがボコンと噴いてしまうから面白いし、お宝を探す楽しみが生まれるわけですよ。そのためには出玉制限をつけなきゃ無理なので、定量制じゃないとという事になるのです。ボクシングで勝てるようになったのはそれからら3か月くらい経ってからでしょうか?記憶が曖昧で並行してボクシングに取り掛かったような気もするけど、確かな事は終了台を打って稼いだお金でボクシングをやり始めたということですね。ここでも師匠に釘の見方を教えて貰っていました。4か所のコンビゲージを見てプラス調整になっている台と、右打ちが使える台の最大公約数。

 

ボクシングについては今まで何回も書いてきたけど何回でも聞いてやってください。私はやっぱこの台が好きなんですね。ボクシングという機械はハネ物ではありません。ハネ物は1チャッカーや2チャッカーがあって、オトシかヘソに玉が入るとハネが開放。運よく拾われて入った玉がVに決まると大当たりです。でもボクシングにはスタートチャッカーがなく、4か所のコンビゲージをくぐり抜けて役物に飛び込めば即大当たりです。通常時はただボーっとハンドルを握ってるだけなので、集中力が切れそうになる事もある。そんな時、スッコーンと飛び込むとハッとなって手を離します。危なかったーって感じですよ。そのままハンドルを握ってると、ハネが開いた瞬間に拾った玉が勢いよく飛び込んで右下の斜めアウト口に入っちゃうんですね。だから左打ちでは継続率が低いのですが飛び込んだら一旦手を離して冷静に。落ち着いたところで右打ち開始です。師匠はここからゴム打ち。私はそれよりもちょっとハンドルを弱くして谷狙い。獲得できる玉は大体100個から2000個くらいの幅がありました。

 


この100個から2000個というのをちょこっと工夫すれば面白いですね。上限1500個か一律1500個か。上手く工夫すればボクシングの役物はそのまま使えそうな気がします。これからのパチンコ台はハネ物とデジパチの中間層を作らないと駄目なのではないかと思います。ハネ物は谷、寄り、ハカマへの誘導、ハカマの形状、オトシ、ヘソの道、ヘソ。果たしてこれだけの複雑な物理的要素を動かして割を作るって事が今の人にできるでしょうか?ハネ物は見る方も大変ですけど、調整するほうも大変な世界なので上手く機能しない。だから万年釘で放置してるんですけど、それじゃあ全然面白くないというのが現状。だからハネとデジの中間層を作って、簡単に割数が設定できるけれど、運だけでは勝敗が決まらず根気強く粘り抜いて打ち止めという歓喜を得る。一撃1500個の獲得と飲まれを繰り返しながら4000個まで到達したら打ち止め終了となる。何となくだけど、そんな世界に可能性を感じます。


これからのパチンコはハネ物とデジパチの中間に当るものが主流になる。

 

パチンコで10万円勝つことがどれくらいの確率かをご存知ですか?


私がパチンコで初めて10万円勝ったのは、やり始めて結構な年月が経ってからですね。これは1991年12月31日。東海市にあるサンアポロ(現在のバッファロー)で2回権利物のツインズ(ニューギン)を打った時の事。10万円という大勝につながった理由は簡単。ツインズは権利物とは言うものの、1/280のデジタル当選後、2回の権利を取ることで4400個の出玉。デジパチみたいなもんだけど、34/K回る台があって尚且つ333と777で当ると持ち玉遊技になったから。それまでのパチンコはデジパチ・権利物は1回交換だったので、甘い台に遭遇したとしてもどっかで嵌ったとき、現金投資が辛いので辞めてました。下記の画像がその時のもの。昔これに似た画像を添付したことがありましたが、それは12/30の出来事で、下記の画像はその翌日のものということですね。実践記をみると57500円分の持ち玉飲まれで自力回転数が1952回。19352÷14375×250=33.6回/Kの回転率。4400個×13回が57200個でここから14375を引くと42800個となってほぼ106000円の換金額に相当します。因みにスタートは(33.6*7+250)÷33.6=14.44という数字から算出。100を14.44で割ると6.9となります。ですから千円で33.6回るといってもスタートに換算すれば6.9。スタートはこの26年間あまり変わっていないのです。賞球数の違いが如何に大きいかがよく分かります。
※2015年12月23日の記事を参照

 

 

実践では最初の500円だけが現金投資で、以下は~円分の持玉飲まれ表記。この頃は上皿にぴったし500円分の玉を入れて数えていたので、持ち玉とはいうものの、どれだけ打ち込んだかが一目でわかるようにしてました。

 

初めての10万円
 

フィーバー機が出たときは大当たり即打ち止めだったし、それから出玉の削減があって紆余曲折の後、保留玉連チャン機があって、権利物が出た。1回交換の時代には10万円勝ちはなかったのに、ラッキーナンバー制度というものがパチンコを遊技からバクチに変えてしまいました。持ち玉遊技は貸玉単価が下がったという恩恵もあるのですが、それ以上に嵌りの怖さを消滅させたということが大きかったと思います。この制度により長時間遊技⇒10万円以上の大勝につながる。パチンコが遊技からギャンブルに変わるきっかけになった出来事です。ツインズでは333と777がラッキーナンバー。444が交換ナンバー。-99とかのマイナス表記はオールマイティ絵柄を指しています。       

 

 

ぶっちゃけ最初はパチンコで10万円ものお金を手にすることはなかったのに、ラッキーナンバー制が登場してから一気にギャンブル性が加速して割と簡単に大金を手にするようになりました。初めて10万円勝ったのが今から26年前で、大体毎年5回くらいはそのようなことがある。従ってパチンコで1日に10万円勝つというのはこれまでに130回くらい経験しております。年間100回遊技してそのうちの5回ということは大体20回に1回くらいが10万円以上の勝利ということになりますね。私の体験論ですから正確に計算した理論値ではありませんが、表題の、パチンコで10万円勝つ確率というものは大凡5%程度と思ってよろしいかと思います。このブログを記載し始めてから4年半経過しますが、この間の成績もそれくらいの頻度ですね。無論甘デジを遊技すれば、その確率は下がるし、旧MAX機を打てば確率は上がる。機械によって変動するので一概には言えませんが、現在では1/320の海物語を基準に考えて頂ければと思います。

 

沖縄4、大海4を終日打てば20回に1回は10万円以上の勝ちがやってくる。

 


去年も年間80パチンコでしたけど、そのうち10万円以上勝った日は4回あります。年単位で差はあるものの20回に1回という数字は概ね間違っていないはず。1/20というのは意外に大きい数字ですね。金が動いたらそれは全てギャンブルだという極論に合わせる気はありませんが、これだけ頻繁に10万のお金が動くのであればギャンブルといわれても仕方がありません。この点を是正するというのが規則改正の目的。という事はパチンコで10万円勝ちたいのなら今年しかないし、それを達成する為に「海物語」という選択肢はバッチグー。北斗転生や北斗無双を基軸とする、電サポキングを狙っていくよりも、海系のようなヘソキングを狙っていって欲しいし、案外北斗打つよりも海打ったほうが10万円は勝ち取りやすいと思います。何で海物語を打ってそんなに簡単に10万円勝てるのかというと、それはね

 

海は消化が早いから。

 


去年の12月23日は4時間で23000個。12月31日は6時間で38000個。大海物語は8個保留の為殊更消化が早くて短時間でも大きく勝ちやすいです。4時間で7万円、6時間で10万円位は簡単に手が届く。仕事帰りとか短時間ユーザーでも何とかなるんじゃないかと思わせてくれるくらいの爆裂っぷりです。パチスロが6号機だけになったときここが問題ですね。丸1日かけて1000枚しか獲得できない性能であれば、仕事りの短時間では200枚?300枚?ってことになるでしょう。そうなったら仕事帰りにパチスロをやる人がいなくなりますのでこの時間帯の利益がぶっ飛んでしまいます。パチンコは現時点でも、仕事帰りに遊技する意味は殆どありませんのでサラリーマンの4円夜パチってのはかなり減ってますけど、パチスロは仕事帰りでも結構やってんじゃないでしょうか。リーマンの夜スロがなくなったらパチンコホールの営業は相当痛い。パチンコホールの経営者もしくは経営コンサルタントはこの時間帯の穴埋めに頭を悩ますはず。そこで営業形態の見直し、定量制の導入が検討されるのです。


パチンコで10万円勝てるのは今年が最後です。歓喜を味わいたいと思うのならば、是非大海物語の島でひと勝負。目指せ!確率1/20。


パチンコホールは機械の射幸性能が高くなり過ぎたことによる客離れ対策として、お金を使わなくても遊べる「1円パチンコ」を発明しました。これは客離れに対して遊技機メーカーの対策が期待もてないという危機感から生み出した起死回生の作戦。これによって遊びたいけど負けすぎてパチンコ離脱しそうになった人たちをこの世界にとどめる策として機能するようになりました。一旦1円に逃げ込まれては再び4円に戻ってこないという新しい問題を定義することになりましたが、ユーザー目線で見れば有り難い発明でした。然し今度の規則改正ではどうでしょう?パチンコもパチスロも上限2万円しか勝てない環境になると、遊技人口の激減は避けられないのですが、その中でも特に深刻なのが夕方以降の20円スロット市場です。ここに爆弾が直撃するとパチンコホール営業が成り立たない状況に陥ってしまいますね。従いまして、これからのパチンコ、これからのパチスロについては1円パチンコを絞り出した時のように、また新しい営業形態を発明しなければならないのです。パチンコメーカーは殆んど役には立たないでしょう。今までに彼らが何か特別なことをしてくれましたか?


パチンコでは上限2万円しか勝てない   
パチスロでも上限2万円しか勝てない   
そんな時代がやってきます。   


パチンコ・パチスロで大して勝てない時代はもうじきやってきます。がっかり感半端ないのですが、元々5000円勝てば嬉しいというのがパチンコだったし、それでも玉の動きを見るだけで十分楽しめた。打ち子、軍団、パチプロ、スロプロという専業者は排除されることがほぼ確実な未来ですが、1ユーザーとしてパチンコを楽しむ方法は、まだ残されていると考えます。デジパチは設定導入によりほぼ釘調整することはなく確率での差別化となります。ハネ物と一発台もどきについてはやり方次第では可能性がありますが、ここだけは釘調整というものを考え直して頂きたいですね。夕方の7時以降に今から打ち止め台を開放しますというアナウンスとともに、自分が抽選に加わる姿が想像できませんか?万が一そんな環境があったら超楽しいってことにはなりませんか?   


これからのパチンコ業界を変えることができるのは
パチンコメーカーではない。
パチンコユーザーでもない。
それはパチンコホールなのだ。


1円パチンコを発明する知恵があるのだから今回もできるはず。新しい営業形態を作り出してください。そうすればおのずと遊技機メーカーは、それに対応する遊技機を開発するようになるでしょう。


定量制は新しい営業形態ではありませんが、生き残る為のひとつの手段です。

 

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