十人十色
いま日本シリーズを見ているところですが、山田の3ランホームラン。フォアボールを連発したところで代えるべきやったと思うけど何故代えない?って思った場面では本当に出ます。外外外外。全部外でワンスリーからインコースに入ってきた。一振り。男です。山田哲人はオリンピックでも大事な局面で一振り3ランダブルがありましたが、ここぞという場面では本当に力を発揮するバッターですね。素晴らしいです。
今日帰宅途中に変なところでカメラで撮影してる人に遭遇したのでアレって思ったらグランパスポストでした。このポストはだいぶ前に気が付いてたのでツイッターには掲載したことがあるんですけど、話しを聞くと何でも名古屋に4か所しかないという貴重な代物だそうで、今日はこのポストまで投函しに来ようかなって思いました。設置している場所は名古屋市博物館前。瑞穂通り1丁目で御座います。
本題に入ります。
先週はとある打ち方を見ていて大変気になる出来事がありましたのでそのときの様子をご報告致します。こういう事には言及しない方が良いのかなあという思いと、書かなきゃ為にならんだろっていう思いとが交錯し暫らく悩んでましたね。最初は何で持ち玉が減らないんだろう?ってのが謎でしたが、観察していると出た玉を使ってないんですね。驚いたことに1日中現金遊技なので「これは?」って思った次第。これには色々な思惑が絡んでいると思ったので非常にデリケートな世界に足を踏み入れる事になりそうで怖いんです。その為に随分と悩んだのですが、どれほどの「差がつくか」は知っといた方が良いと判断し、本日の記事掲載を決めました。ということで今日はセンシティブな内容を含んでいます。
このお店の条件は
(1)換金率3.3円⇒60個200円です
(2)貯玉はできるけど貯玉再プレイはできません。
(3)外税です。
この条件で上述したことを実践すれば大変なことが起きます。
この日の推定スタートから計算すると1000個当り80回転ペースなのでBサは2096÷0.08となる⇒26200個。全部が現金投資にしてしまうとこれに消費税でBサが上乗せされるので26200÷0.912=28700個がBサになってしまいます。9700個分の出玉を飲ませるか、飲ませないで現金投資するかは大きな違いがあるのです。
一般に1000円スタートの計算方法は自力回転数÷Bサ×250です。(250個単位)
250を掛ける前の数字では2000回転÷25000個⇒0.08です。(20/Kペース)
1000円で18回転⇒0.072
1000円で19回転⇒0.076
1000円で20回転⇒0.080
1000円で21回転⇒0.084
1000円で22回転⇒0.088
※いずれも1000円当り回転数を1/250倍した数字です。この数字は覚えておいた方が良いように思いますね。飲まれた玉から自力回転数を計算するときは、Bサ×0.072(上記の数字)となるし、自力回転数からBサを計算するときは、自力回転数÷0.072(上記の数字)となります。覚えてなくても千円スタートに0.004掛けると目安となる数字が出ます。
<ALL現金投資の場合>
この日のBサは28700個なので28700*4=114800円の投資(※BサB)
最終的に残った出玉は17000個なので17000÷60*200=56600円の回収
114800円-56600円は58200円のマイナスとなります。
ここでBサを26200個とみれば、玉単価は4.38円なので26200*4.38=114800円。同じ意味です。
<持ち玉を飲ませる場合>
9700個の持ち玉飲まれでは9700×0.08=776回転
現金投資によるBサは(2096-776)÷0.073=18080個
持ち玉遊技で20/K⇒現金投資では18.25/K相当となります。
自力回転数÷Bサ*250が18.25/Kということは18.25÷250=0.073です。
上記の条件で遊技すれば、自力回転数が全部で2096回転あるけど、そのうち持ち玉で回したのが776回転。現金で回したのが1320回転です。776回転の時は消費税がかからないけれど、現金投資1320回転は8.8%の消費税がかかるから18.25/228個という扱いです。
18080個×4=72320円
最終的に残った出玉は7300個だから(7300÷60)*200=24200円
72320円-24200円は48100円のマイナスです。
ALL現金投資ではこの日は58200円のマイナス
持ち玉飲まれではこの日は48100円のマイナス
およそ1万円分の差がついてますね。外税のお店は500円で114個貸しなのでパチンコ玉1個当りのお値段は500÷114で4.38円です。ざっくり言うと4.4円で玉を借りて3.3円で現金を貰う訳ですから持ち玉1個飲ませると1.1円分の差がつくってことです。それが9700個では10670円の差がつくことになる。朝9時から夜9時まで遊技してる人の客滞率がどれくらいかというと、300%程度だと思うのでこの数字から平均的な損得を計算できます。無論海を打ってる時代ならもっと客滞率は上がるでしょうけど、今の電サポ優先。特別図柄が殺された遊技環境では、毎日12時間やっても客滞率はせいぜい300%程度までしか伸びず、このときの平均的な売上玉は7000個くらいでしょうか。
(1)休日のたんびに朝9時から夜9時までパチンコをする。
(2)客滞率300%。売上玉7000個、持ち玉飲まれ14000個
(3)1日平均のBサは21000個
この条件でALL現金投資のパチンコをやると、1日平均
14000個×1.1円⇒15400円をドブに捨てることになります。
何故このようなことをしてるかというと、それはやっぱり出玉を多く流した。いっぱい出たって事を他人様に伝えるとか、自分自身での思いを満足させるって事だと思うんですけど、いくら何でも換金ギャップがあるお店の外税店でこれをやっては…内税ならまだましだけど。多分普段は等価店での遊技がメインだと思うので、それほど気にしてないって事だと思うんですけど3.3円の外税ではね。等価のお店ではこれをやってる遊技客も少なくないことは知ってます。有名どころではモデル・オノさんが、等価の北斗無双を打ってるときに、正確な回転率を常に把握しておきたいからとの理由で出玉には一切手をつけず終日現金投資でした。そりゃ等価なら話は別だけど上述した条件では割に合いません。
9時-21時をALL現金遊技
(1)3.3円の外税で30回
(2)3.6円の内税で80回パチンコをやったと仮定しましょう。
(1)が15400円×30回で462000円の損
(2)が5600円×80回で448000円の損(0.4×14000個)
(1)+(2)で91万円の損失ということになります。
多分この人は等価がメインなので等価60、3.6円×20、3.3円×30位のペースだと思うんですけど、これでも574000円の損失です。実際には60万円くらいはドブに捨ててるんじゃないかと思いますが、これで勝ってくのは厳しいでしょうね。否、よしんば勝っててももっともっともっと勝てたはずだからということですね。
パチンコの勝ち負けを決めるのは、大抵は数字なんですね。計算能力が8割で残りの2割は物理的考察力。釘を見ただけでもある程度の個体差は分かるし、そのお店の意図もやり方も分かるから釘調整絶対論者が多数いることは知っているけれど、所詮物理的に見ただけで判断できることは、慣れれば個体差がなくなる。釘の本数が減った現代パチンコにおいて釘調整を見る能力は個人差が殆どなくなっていくと思う。問題はそれ以外の事をどこまで突き詰められるかにかかっていてそれが物理的考察能力。だけど物事の本質は、物理的な考察能力よりも計算する能力のあるなしの方に比重があると思いますね。自分の頭で計算しなければならないことは無限に存在すると思うし、応用力が求められるので、誰かが計算したマニュアルなんて殆ど役に立たない。あくまでも自分自身の頭で考える力を身に付けないとパチンコで勝っていくのは難しいと思います。
今回取り上げた一例は
ギャンブルでの勝ち負けよりも出した玉。
お金を使ってでもいっぱい玉を出したい。
お店とか遊技機の記録を塗り替えたい。
目的とか、目標があってやってることなんで、私がとやかく言ってもいう事は聞かないってことは分かってる。私とは対極にあるものの考え方。私は期待日当が終日で1万円ある台ならば、500円使って10500円を換金するってのが最高の勝ち方であります。なれど、この人は9万円使って10万円出すことの方が喜びが大きい。それはその人の考え方なので相手を駄目だとは言わない。ギャンブル属性の違いとか価値観の違いだと思う。僕は常々日本一お金を使わないパチンカーだといってきたし、事実私くらいパチンコやパチスロにお金を使わない人はいないんじゃなかろうか?
(1)1日1台
(2)短時間遊技と勝ち逃げ
(3)320ならヘソキング一択
(4)実質的大当り確率の重視
(5)特2よりも特1重視
(6)等価よりも低換金率
(7)外税店よりも内税店
(8ヘソの賞球数命
(9)爆裂機の敬遠
(10)アナログ機の敬遠
(1)から(10)までが重要だといい続けてきたし、それを実践してきたのは全ては「お金を使わないパチンコ」のため。ここまで徹頭徹尾やれる人間は恐らくはパチプロさんでもおらんだろう。そう思わないですか?私以上にケチなパチンカーはおりますか?
私のギャンブル方針は
全てはお金を使わないって事につきる。
今日の話を書くかどうかは随分迷ってた。この前11月10日に掲載したような記事も、UPするかどうかで随分と悩んだ。遊技客不在の沖縄を頂戴してしまったって記事。人様にお見せする記事を書くということは、色んなことに気を遣うし本当に難しいものだと思ってる。これを読んだ人間がどう感じるかってことを配慮しなければならないんですけど、むしろわざと嫌なことをお伝えするために書いてきたっていう内容もある。今回ばかりは前者の方なので、決して悪意はないものと思って頂きたいのですが、ご本人がこれを読んだら気を悪くするだろうなというのが分かっているからUPするかUPしないかで迷ってた。でも最終的にUPを決め込んだのは、いくらドブに捨ててるのかの目安になるだろうって事。
考え方は自由だし、打ち方も自由なので私はそれを咎めることはありませんが、散在の目安は知っといた方がいいと思って書きました。
今のままだと年間に60万円くらいはパチ屋に寄付してるって事。
これは結構重要な数字です。
私が生きてる間にこのような出会いがあるとは思わなかったのでかなり戸惑っています。NEW TYPEですね。朝一の狙い台に対する執着心とか遊技機を最後まで看取るという執着心。期待値重視。技術介入重視の遊技方針がある一方で、終日現金投資というやり方を続けるのは如何にもアンバランスなんですけど、そうまでして出玉という目標を勝ち取りたいのはある意味で「美学」だと思う。然しながらこの美学を追い求めると失うものがあまりにも大きすぎるから何とかならんものですかってのが本日のテーマ。まあ年寄りの冷や水と思ってお許しくだされい。私はこのNEW TYPEとどういうお付き合いをしたら良いのだろうかと頭を悩めている。
十人十色
千差万別
果たしてこのような言葉が当てはまるのだろうか?