最近遊技機の出玉性能の本質について議論をしてきましたが、色々な比較をしてしまうと、今度はあれと比較ってなことになりましてどんどん手を広げてしまいます。最初は海の時短恩恵だけをと思ってたし、時短が104と124のときではどれくらい違うかなという思いで取り組んできたテーマだったのが、時短付ST機まで比較してしまうと欲が出ます。

(1)海物語は本当に有利なのか？
(2)RUSH突入率50～59%時短付ST機
(3)RUSH突入率100%の機械
(4)RUSH突入率50～60%時短ナシ
(5)特別図柄1を重くした遊技機

ひと口に320といっても、今のマーケットには上記5種類くらいに色分けされるので、それをパッと比較した早見表があれば便利だよなあ！なんて思ってしまうので困ったものでございます。この辺の比較クセは殆ど病気みたいなものなので、読者様におかれましてはあまり気に留めずに頂きたいのですが、書いてる内容はきっと貴方のお役に立てるはずなのでご参考に。

王者は沖縄と大海SPであるって事は間違いありません。

もはや問題は2番手争いです。

時短付ST機の中ではエヴァが1番ということは先回の報告で書きました。このクラスの遊技機は短時間遊技に向いています。
 

突入率が100%の遊技機は時短恩恵がゼロなので、額面大当り確率は1/320は実質大当り確率と同じなので厳しいって事は予想できると思います。然しながらこのクラスは、大当り確率は低いけれどRUSHまでの入口が大きいのでさほど厳しくはありません。金富士、マジカルインデックスの平均出玉はエヴァ、真・花と似てるのでこれだけ見ると、1/320⇒1/280の方がかなり優遇されてますからやはり時短付ST機の優位は動かないでしょう。然しながら平均出玉が同じということは特1の地獄パターンが少ない分安定して遊技を続けられます。一撃性能は低いけれど、ドツボパターンも低い。でっかく負けにくいのはこちらです。中時間遊技に向いています。（6時間前後)

問題はコチラ。時短ゼロタイプ。還元対象機にならぬ限りは絶対打ってはならないジャンルです。大工の源さんもガロも還元対象機じゃないかという人もおられますが、両者既に終わってます。時代はエヴァとリゼロとユニコです。このクラスで還元対象になるのはユニコだけですが入口がエヴァより劣るので、かなりボロ負け比率の高い遊技機となります。このクラスで打っていいのはユニコだけですが、それもほどほどにしないと死にますよ。

最後に特殊タイプ。特別図柄1を重視すると見せかけて、時短をなくしたのでウラ引いた時にはエヴァと変わらない安全度です。とはいうもののリゼロもバカボンも初っ端1400で終わるよりも2800以上となることが多いので、客滞率がとりやすい遊技機です。1400個若しくは2800個の出玉なら即止めする人は少ないし、何度か初当たりを重ねていくうちに大きな山が取れるとラッキーだなという遊技機。パチンコの本筋からいえば嫌いじゃありません。玉を飲ませる価値があると思わせる仕組みになっているのでそれなりにまとまった時間の遊技はできそうです。海以外で客滞率が取れるのは、このクラスの遊技機って事になるのでしょうがリゼロもバカボンもどちらも1個賞球ってが惜しかったですね。これを3個賞球で作れるノウハウがあったら天下取れたかも知れません。1個賞球でも時短ゼロタイプよりは良いので今後はこのクラスに注目していきたいです。

金富士は既に撤去対象機なのでランキングから除外。天才バカボンは、スペックがあまりにも特殊なので同列で比較する事が困難。加えて極端に入り口の狭い神RUSHまでの道のりは運任せの要素が強すぎるためにこのランキング表からは除外することにしました。そうすると残りは10機種ってことになるんですけど、この10種類で今の遊技機で何を打つべきかはほぼ網羅しているように思います。勿論1位の沖縄は海の確変機という括りなので、大海SPも同格の扱いです。

極端にスペックが辛い夜桜と源BLACKは、スペックの辛さがかえってスタートにつながることも有り得るという理由で割と高い位置に置いています。本来ならもっと低い位置に置かれるべきですが、源さんと海は3個賞球でスタートが噴く可能性を秘めているゲージなので、スペックの割には高い評価を得るのは当然と思います。打てばボロンクソにこき下ろす可能性も大有りですが、この前黒源を打った時は大して開いてなかったのにスタートが7.7もありました。回れば楽しいがパチンコ。回って賞球一杯貰えれば楽しいがパチンコ。なので夜桜は5位で黒源は7位に置きました。3個賞球は素晴らしい。

先日のお話からすれば、2位はエヴァンゲリオンになるはずでした。

ところがリゼロという機械を分析すると、この台はとてつもない可能性を秘めていますね。沖縄と出玉を比較すると3000個と4800個で1.6倍。その割には確率は220÷320で1/1.45倍。出玉の差を確率に当てはめるとリゼロは1/352で帳尻が合うけれど、実際には1/320なので沖縄よりもお買い得な指数になってることが驚き。これが3個賞球だったら、沖縄よりもグーってなるんですけど残念ながら1個賞球なので、沖縄を凌駕することにはならず2位でした。それでも平均出玉の4800ってのはちょっと突き抜けてる感じがするのと、特1の当たりには1400と2800の2種類しかないってところが好感持てるので是非とも遊技してみたい機械ですね。特1の1400とか2800の払出しでは、即止めすることはないのでそれなりに客滞率が取れそうですし、1個賞球でありながらもエヴァンゲリオンよりも長い時間の勝負になるのでは？という理由でエヴァよりも良いという評価です。実際には打ったことがないんでね。ゲージが辛くてどうしようもないって話ならば、ここでの2位ランクは御免なさいですが、そこがまともであれば近々遊技することになるでしょう。

2003年まではパチンコは一律に
(1)大当たり確率1/315
(2)Ｔ1Y2300個
(3)確変突入率50%、継続率50%
(4)ヘソの賞球5個、電チューの賞球5個
(5)時短機能ナシ
(6)特1と特2の確単内訳は同じ

電チューの賞球が5個だったかどうかちょっと記憶が曖昧なんですけど、他は全部あってるはずです。このような時代では、どれ打っても同じ期待値だったし、どれ打ってもそれなりに勝ち易い遊技機。だから打ち手の技量は大きく勝つことに差はあっても、大きく負けることに差は付かなかったように思います。今の時代は大きく負ける人間は4パチを離れてすぐに1パチに駆け込んでしまうので、あまり負け組と言われるような人たちにクローズアップされませぬが、万が一今4パチしかなかったらとんでもないくらいの貧富の差が付くでしょう。何も考えずに4パチの島にいては火だるま状態です。スロは事前の予備知識なければ火だるまになるが、パチは予備知識が要らないと思ってる人もいるみたいだけどそれは間違い。パチも事前の予備知識というか、計算準備をしておかないと遊技台毎の有利・不利の区別ができません。計算が苦手だという人の為に私が記事を書いているといっても過言ではないくらい、分かり易い計算のアプローチをするつもりです。

1/320話題の10機種をお得な順にランキングを付けてみました。

このランキングで(1)から(3)は問答無用に狙っていかねばならない遊技機です。(4)から(6)は還元対象になれば打つと思うし、還元対象でなくとも回ると思えば狙っていきたい遊技機ですね。(7)から(10)は絶対に4円では打ってはいけないと思うし、このゾーンは捨てましょう。勉強するためにやるのであれば、低貸しということになるでしょう。今回のランキングは私の独断も入ってるので、それが全てだとは言いませんが、各々が独自に計算して自分なりのランキングベスト10を作ると良いでしょう。①確変時短増の恩恵、②時短付ST機の時短恩恵に加えて今回の③お薦めランキングベスト10は、それぞれ関連性のあることを書いてるのでこの3つはセットにしてお読み頂きたいです。全部頭に入ると、実践で役に立つこと間違いなし。でもね、こういうのは私が書いた記事を鵜呑みにするのではなくて全てを疑って頂きたいです。計算の仕方や手順は示したと思うので、あとは是非御自分の頭で。自分で計算し、自分独自のランキングベスト10を作ってみてください。当然ながら、私が書いた文章には私の好みであったり、独断と偏見が含まれているのでそれが嫌だという人もいるでしょう。そのために自分の頭で計算するのです。

たまにはこのように、同じ土俵で比較して順列を付けてみることですね。

順列をつけることで普段から何を狙っていくかの明確な指針になります。是非お試しあれ。