愛知、岐阜で高稼働を続けている喜久家グループが関西初出店するとのことです。場所は堺市の北区にあるHALULU。ここをキクヤとしてリニューアルオープンするようですが近隣にお住いの人が羨ましい。キクヤはガイアと似た営業をするのでこの手のグランドオープンでは激アツの予感しかありません。三重にお住いのプロに聞くと自宅から高速使って1時間30分かかるらしい。でもそれくらいの距離なら私なら行くかも知れませんねえ。
 

仁徳天皇陵のすぐ近くですね。

堺といえば古墳群の街。文化的遺産が密集している場所柄のせいか、戦争中にあまり空爆を受けなかったのでは？って思われるほど街並みは古き良き懐かしさがあります。古墳群からもっと西寄り、海寄りに向かうとすっげえ雰囲気のある道路があるんですけど、10年くらい前に私はかなりこの地を訪れました。目的はシマノに印刷機を売ること。大阪といえば昔は松下やシャープや三洋電機ってイメージでしたが今では家電メーカーの影響力は薄れており、大阪でタンポ印刷機を一番使うのは「シマノ」かなあって言う程近隣の下請け企業には強い影響力があります。何故シマノがこれほどまでに成長したのかというと、それはやっぱり家電メーカーとか自動車メーカーとは異なる戦略があったからですね。シマノは自転車ですが自転車本体を製造するのではなくて

その部品に命をかけているから。

思い出してみて下さい。日本で売られている自転車でシマノの部品を使ってない自転車ってありますか？

シマノのライバル企業はイタリヤに1社と韓国に1社あるってことを担当者から聞きましたけど、それでも家電メーカーみたいに中国、韓国、台湾製品による安価競争に巻き込まれることがないため比較的健全な営業ができるのだと聞きました。それ故シマノは決して自転車の製造で表舞台に立つのではなくて、あくまでも部品を供給する裏方として役割を担うのだと力説してくれました。だから今でもメイドインジャパンが多いんですけど、それ故大阪近隣の下請け企業に絶大な影響力を及ぼしているのであります。

今や大阪のものつくりを支えているのはシマノだといっても過言ではありません。

愛知にはトヨタがあり、大阪にはシマノがある。

愛知県は豊田市が急激に大きくなってきたけど、大阪府は堺市が大きくなった。企業の成長とともに町は作られます。

堺に住んでいる方はしばらくはキクヤに通えば何とかなるでしょう。それくらいこの企業のグランドオープンは期待できると思いますよ。愛知・岐阜の営業を見てれば中途半端な営業で終わるとは思えないですね。然しながら出入り禁止には超厳しい店なのでそれ相応のご覚悟を。

そんな話を田中プロとラインでやり取りしてた日の朝。

この日は牙狼ゴールドインパクトを打ちたい気分。

自分勝手にリアルゴールド

マジでゴールドインパクトよりもリアルゴールドの方が良かったなあと思うんですけど、いやはや何ともこの機械の出玉性能は凄まじい。考えてもみたまえ。2008年頃登場した初代のガロは大当たり確率が1/400の1/2RUSHで出玉が1560個。RUSH継続率が82%であと1回タイプだった。それと比べると此度のリアルゴールドが飛びぬけてるのは一目瞭然なり。

初代牙狼
大当たり確率1/400
1/2RUSH⇒実質1/800
出玉1560個ALL
82%継続あと1回タイプ
ヘソ3個賞球

牙狼リアルゴールド
大当たり確率1/320
1/2RUSH⇒実質1/640
出玉1400個ALL
81%継続あと1回タイプ
ヘソ1個賞球

2008年タイホウ熱田店での初打ちの記録ですが、この日は前日まで八尾に行ってて週末大阪からの仕事帰り。会社には直帰するよとだけ告げて牙の新台をお目当てに夕方6時くらいに立ち寄ったのですが、22台島の中で1台だけポツンと空き台があったのでそこに居座ると隣には中カドおばちゃんがいて色々と説明してくれます。遊技する前にこの演出が来たら熱いだとかどうのこうのと講釈を垂れてくれますが、あたしゃそんな話どうでもよくってまずはこの台が食える台なのかどうかを試しに来ただけ。「これこれこれ。これが来たら熱いんだからね！よう覚えときやっ」ていうと金魚みたいな怪物と牙が戦う演出でてっきり当たるんかと思いきや外れてやがんの。

なんだようって思いながら私は投資を始めると僅か11回転目にその金魚が出てきたから、中カドおばちゃん目が点になる！およよ、それって当たるんとちゃうって言いながらこっちの台から目が離せない。222と揃ってそいつが777に変身したからもう大騒ぎですよ。1000円で当たったんか！このボケーって言いながらも尚も私の台をガン見は継続でどこまで行っても連チャンが止まらない。羨ましすぎる展開に、なんであんただけそんなに良い思いするんだよって捨てゼリフを吐きながらこっちを睨んでいるけれど、そんなこと私の知ったこっちゃないんでここから100回転だけ回しておしまい。初打ちは16連チャンで71000円の勝ちでした。それでもタイホウ熱田の新台入替導入週で土日が来る前にスタートが5点台だったってことは今までになかったのでこの台は凄まじいほどに甘いのだと実感。実質大当たり確率1/800でありながらもスタートが5点台しか出ない初代牙狼は当時としては勝ち易さはトップクラスでしたね。

大当たり確率が1/800で82%継続

今回は大当たり確率が1/640で81%継続

今回の方が甘いに決まってる。

今から14年前に登場した初代牙狼に虜になった人は数知れずで、未だに当時のことを熱く語る人は多いけれど私が知っている中で最ものめり込んだのは昔パチプロ、今はセミプロのKさん。彼がパチプロをやり始めた時に1年間牙狼しか打たずに750万円勝ったのは凄いと思ったけれど、その彼が翌年に1か月で牙狼だけで110万負けて、その翌月に70万負けて2か月で180万円も負けたのは驚きでしかありません。年間750万勝った人が翌年には2か月で180万円も負けるってのはある意味こっちの方が凄いと思うけど彼はその年にパチプロを止めました。今はサラリーマンやってます。初代牙狼はそれくらい収支が荒れる遊技機でした。1/800の遊技機というのはそれくらい荒れるんですけど、此度の牙狼は大当たり確率が1/640まで上がってますからね。そこまでは酷くないでしょう。

戦える遊技台だと思います。

そう思って牙1点狙いでお店に行ったのに抽選で敢え無くほぼケツ番を引いて顔が青ざめる。俺は何しに来たんや？って思いながら中に入るとお目当ての牙は1台だけ空き台があったので今日は選ぶ権利なし。本当ならアイツかアイツってとこですが如何せん抽選番号が毎度毎度悪すぎるのでしょんぼりしながら台と向き合うけれどヤヤ釘は足りない。これで回るんかと思ったが他の台を見渡しても大した代物じゃないので仕方なく牙ゴールド初打ちと相成った。

この台の右隣が朝からけたたましい。30回転くらいでもう当たったか？みたいな演出に発展し、次回予告から黄金の液晶フェイスにタッチ演出からの赤稲妻で決まりって見てまして剣を突き刺したらハズレって目が点になる。これでハズレなのですね。その後も2回くらい当たるやろうって思った演出が決まらずに撃沈模様。結局この台は524回転からの単発ばかり5連単。それ以降は全然嵌りが来ずに3万個まで伸びました。賑やかなる台は結局は爆裂か？その一方で私の方はというと全く音無し美紀子さん。こうなると厳しいってもんですが、それに輪をかけて回らないんでいつ止めようか、いつ止めようかとのネガティブシンキングばかり。1000円当たりの回転数は17/Kレベルじゃないっすかね。

1万円使ったところで172回転。
15000円使ったところで269回転。
2万円で捨てようか？レベルなのですが

その手前の298回転目にようやくらしき演出が来たわ。液晶の黄金フェイスとタッチ演出は右隣の台でみたのと一緒ですけど、最後赤い背景の稲妻からレバーを押し込むとこれは当たりでした。444。何とか当たったかと思いましたが、ここで単発なら1400個打ち込みで今日はおしまい。これがRUSH突入なら2連でも即止めしますと左隣のパチプロ様に話しかけると彼は苦笑い。よく見かける顔の人だけど未だ素性は知らない。この当たりがラウンド中に昇格してめでたくRUSH突入…否否否。止めることになったってわけだ。

1回転で当たるからトイレに行く必要もなし。

666で当たったので2連チャンで良いやって思ってると敗北からのボタンで生還。3連以上確定。その後も3回ほど偶数絵柄で当たって危ない感じを切り抜けると、こっから6回連続奇数絵柄で当たったけど奇数で当たると早い段階で確定音が鳴るね。333、555、777は勝利確定だと思うけど111でもかなり勝利期待度が高いような気がしたよ。結局14連チャンまで伸びて一撃2万発。十分でしょう。

このまま遊技を継続する人間が多いかと思います。然しながら17/K程度では深く追う気になれんので即止め。

この回転率ならいつもそうしてる。

17000円の投資で72000円のバック。

クソ回らん台でしたけど、店としては還元してるっぽい。

まあね。何でこんなに早く止めるんだというなかれ。爆裂機はマジ分からん？どこで止めたら良いのかが。この後は1815回転一人旅。一撃2万発の直後は一気に26000個の打ち込みで爆死。ここで12連チャンがあったので遊技台としては5000個ほどの勝ちですけど、私が勝負を継続していれば玉が壊滅した時点でぶん投げてるから17000円の負けってことですよ。

1350回転嵌り位で帰ったことでしょう。

それから6000個ほどの打ち込みは41000円使ってからの12連。これはきっついなあ。

最終的に2万円くらいの勝ちで終われてるとは言うものの17/K程度で26000個打ちはあまりにも辛すぎるし、普通の人間ならそこまでやれんと思う。1万個打ちか15000個打ちで帰ってるはず。この手の台をどこまで打つかの議論はどこまで行っても不毛の議論なれど押し引きのさじ加減は収支にかなりの影響を及ぼします。できれば毎度毎度MYで終わりたいから止め時は本当に気を使いますが、不思議なことに私の場合は止めて正解ってことの方が

圧倒的に多いです。

勝率は8割から9割くらい。

この台を打とうと思って座った台じゃないのですぐにやめる決意ができたってのもありますし、回転率が全然よろしくないので止めれたってのもありますけど結果的には止め時に成功。今日みたいな出来事は日常茶飯事なので、私は本当に止め時が上手な人間やと思います。たまに失敗することもありますが失敗が2割で成功が8割ならばやめた方が良いのではないかね？
 

ところが実際には止め時ではなかった。ってのが上記画像データです。

無論この店の回転率ではありませんが、衝撃的な数字です。

牙ゴールド　15.75/K⇒出玉率101.9%（客の勝ち)
慶次黄金一閃　16.68/K⇒出玉率94.9%
ゴジエヴァ　15.89/K⇒出玉率97.2%
エヴァンゲリオン16.64/K⇒出玉率97.2%

何と！何と！何と！

牙ゴールド15.75/Kでも客の勝ち。

激甘。17.76/Kならお宝台か？

等価ボーダープラス2以上ですか。これでも還元調整なのねってことが分かり唖然としてるんですけど、この日の牙ゴールドは止め時ではなかったっぽいです。この回転率で客のボロ勝ちって言われればやるせないけどこの程度でも追ってかなイカンのかって思いながらこの日は複雑な心境で1日を終えました。これならいくら爆裂機が怖いからといってもノリ打ちではノリ切れないなあを実感。この手の台はリスク回避を図るためにノリ打ちを検討してましたが、もしかしたら私の場合はノリ打ちしない方が良いのかも知れませんねえ。

手前味噌ですが

私ほど止め時の上手い人間はおりますまい。

ノリ打ちをするといつ止めるかということは考えなくて良いけれど、そのために負けなくてもいい負債を抱え込むことも多々ある訳で、爆裂機に対しては短時間で行くのか？長時間で行くのか？の戦略は極めて難しいと思う。いや5人くらいいればノリ打ちの方が良いと思うけど、2人くらいだと二人とも爆死ってことも全然あるから、両方が駄目だった時のロスはひとりで行くときのロスよりも大きくなる。自分の場合はノリで長時間期待値を稼ぐよりも帰りたいときに自由に帰れるようにしといた方が儲けは大きくなるかもしれへんなってことを考えましたわ。それくらい今の爆裂機はムズイですね。いっこ賞球が当たり前みたいになって、等価ボーダーが15/Kとか16/Kならば二人くらいのノリ打ちではさほどリスク回避できてるとは思えず。等価ボーダーが15/Kの環境で21とか22ならノリ打ちの意味もあるだろうけどそれ以外では無理かなあ。

色々と考えて立ち回ることが肝要と思い始めたところです。

ただ単に数的有利を作ってみても期待値欠損の上乗せばかりでは困るので

止め時を意識した立ち回りに戻ります。

牙狼ゴールドインパクトとかゴジラ対ヱヴァンゲリヲンに関しては、回転率よりも止め時の方が収支を左右する。

甘すぎるスペックの遊技機では、お店は還元してるっていうスタートを用意しても、それを遊技したお客様の感覚は全然回らないでした。回るからお金を使わない。回るから投資金額が少なくなるという今までの理屈は通用しにくくなっています。回るから期待値が高い。回るからどこまでもどこまでも深く深く追っていくことも通用しにくい。当たりを追うな。回りを追えって言葉が大好きなパチプロさんを良く知っておりますが、このような考え方は時代遅れですね。何事もバランスが重要でいっこ賞球が主流になった今の320機では回転率が向上することによる吸い込みの減少は微々たるものですから、回ることよりも適当なところでMY予想してさっさと止めちまった方が大怪我が少なくて良いのでは？って思い始めたこの頃です。

　
回転率の良し悪しよりも

止め時の良し悪しの方が

勝ち負けを左右するという結論に至りました。

それくらい牙狼ゴールドインパクトは

激甘です。

激甘の台は10万個を狙うか？さっさと勝ち逃げするかのどちらかです。

勝つんなら40万。狙っていきましょう。