アナハイムからの使者
今年の夏は何故にこうも暑いのか謎。大体7月の10日を過ぎた辺りからパチンコ不調に陥ったけど、時を同じくして暑さ満開。9月に入ってもいっこうに涼しくならず没。歳取ると寒さよりも暑さがこたえるってホンマやねえ。俺の親父も晩年は夏の暑さに白目向いてたけど、最近のオレッチも笑えんようになってきたわ。完全に夏バテ。パチ行く気も起らんし、どうせ行っても爆裂機が連チャンするわけないしねっていう僻みが芽生えてきて没。パチンコに関して言うと9月は殆ど店に行かなかったですね。あえてではなくて疲労と勝てる気がしなかったってことで極めつけは、休日予定にしてた平日に急きょ会社に電話して明日仕事にするぜって言って出向いた日があったこと。こんなんでええんかって思ったけど、勝率100%の世界があるのならそれを利用せん手はないやろってひとりごとを言いながら会社に出向いたけどそんな日ばっかしやったから遊技する気は
おきんなあ!
今はパチ屋に行かんでも収入がそれなりにあるから行きたくない月にはこのように全休でもええかなと思い始めてる。パチンコをやりたいという気持ちとかやりたい病になど陥るはずがない。海が嫌いで海以外しかやらなかったのが長く続いたけど、海しか勝てんがな時代に突入して生姜あるけどしょうがないなあと思いつつ海を遊技してた時代を経て。その海でさえまともに打たれへんという惨状を目の当たりにすれば、一体何の機械を打ったらええねんってなるわなそら。やる気も失せる。ということで本日も終始大谷さんのお話し。もう大概にせえやという読み手もおろうが、俺はそんな事にはお構いなしやから読みたない人は読まんといてくれる。というよりも、今までが大谷大谷大谷と騒いできたのがこのブログやさかい。ここで大谷選手の移籍話の予想をしないわけにはいかんやろうって思う訳。あんただって絶対大谷の移籍の件は記事にするやろと思うてたでしょう。だから何やねん。
9/20に大谷選手がトミー・ジョンに代わる新たな手術を受けました。当初からメスを入れるのか入れないで治療するのかは話題になってましたし、メスを入れなければ田中将大さんが選んだ道。メスを入れれば2018年に自身が選んだ道ということになりますけど、今回は前回と同じ医師だけど異なる手法による手術を施したということになります。これにより今後の投手としての道は、直近3年間の起用方法を考え直すことになります。大谷自身も同じ過ちを繰り返さないことを強く意識すると思うし、今後所属する球団の管理でも相当厳しい管理体制のもと試合に出るということになりましたね。一口に二刀流と言っても色々な考えがあります。
(1)隔年で投手と野手またはDHでフル活動する。
(2)3年間二刀流をやれば、1年間投手を休む。
(3)先発ローテの谷間に投げて長期間二刀流をやる。
いずれかの方法で投手としての負担を軽くすることになりそうです。隔年二刀流は、2021年打者。2022年投手。2023年打者となってるので、現時点でもそれに近いことを成し遂げてきたわけだから強ち間違ってるとは言えないかな。私個人とすれば、3年間で肘の断裂が始まったから、3年間先発投手として140イニング投げたら1年は休んだらどうかと思う。そうすればあと6年くらい投げられそう。二刀流を10年間やった選手として今後100年のお手本となろう。先発ローテの谷間に投げるということは、今現在でもブルペンDAYってのがあるんでこれもありかな。ゴンソリン、カーショーのご機嫌を損なうことなく先発するには、彼らを中4日で投げるリズムを崩してはならない。どうしてもその隙間となる日が出てくるので、そんな日にだけ登板ということで年間100イニングを目指すやり方。これも理にかなってるけど、チームとして大谷を投手として、看板選手としてやっていくには中6日登板ではどうかな?って疑問符もつく。ブルペンDAYの日にブルペンの代わりに俺が投げるみたいでは、予告登板もできないし、観客を呼びこむのに少し力強さがない。
ファンは大谷が先発ってのをお目当てにロサンゼルスに集まってくる。
アメリカ西海岸だけでなく、アメリカ全土から、日本、台湾、韓国から大谷見たさに集まってくる。
これをどう考えるか?
大谷翔平の予告先発で、ドジャースタジアムがお祭り騒ぎになる。色々と考えて欲しい。
右肘靭帯修復の手術が無事に終わったことにより、大谷翔平が来年以降どの球団にいるかを本日のテーマとして取り上げます。2018年に彼がメジャーに挑戦した時のことを覚えているでしょうか?彼はFAではなくて球団の容認を前提とするポスティング・システムによりメジャー挑戦となりましたがこのルール、当時の大谷選手の年齢ではメジャー契約を結べないという過酷な条件でした。確か25歳以下の選手がポスティングで移籍する場合はマイナー契約からスタートということでしたが、これは当人にとっては非常に辛いルールです。
ルーキー・リーグ
A
AA
AAA
・
・
・
・
メジャー・リーグ到達までにはとてつもない深い階層、階級があります。日本の場合は1軍と2軍ですが向こうは1軍以下に4つくらいの階層に分かれており、最初からメジャー契約を結ぶのと、そうでないのとは雲泥の差。AA、AAAでも日本の1軍レベルなのでその選手たちとの競争でメジャーに昇進するのは過酷であります。AAAとメジャーでは選手の待遇も雲泥の差なんで最初からマイナーでやり始めるのは辛いのです。そんな不利な条件でもメジャーでやりたいと思った大谷青年の志は立派だったですし、この時点で彼の本気度を知る事にもなりました。そんな背景を知らずに今の大谷選手を応援してるとは、誠に遺憾でありますが
マイナーから始めても良いからメジャーに挑戦したい。
この男気に私は惚れました。勿論、契約上はマイナースタートですが、密約ですぐにメジャー昇格させるの約束があったはずです。そうとはいえマイナー契約から始めるのはとても勇気が要ることなんです。日本では桑田投手がマイナー契約から始めましたが、彼は既に年老いた身。まだ23歳だった大谷青年がマイナー契約で挑戦。立派です。勿論その後のエンゼルスとの交渉でメジャーにあげるからの確約はあったでしょうが、彼がポスティングシステムでメジャー挑戦をしたときにはそんな確約などあるはずもなく。何の担保もない状況での決断に恐れ入りました。あと1年待てば。あと2年待てばメジャー契約から始められるのに、今すぐ海を渡る。これが如何ほどの決断か。
今頃になって大谷大谷と騒いでいる人たちには絶対に知っておいて欲しい事実です。
ニッポンのトップレベルにいる選手でも、彼らがAAAに染まってプレイすれば、AAAの選手に負けてしまうってことはいくらでも起きうることです。村上が、佐々木が、山本がAAAの試合に出ても彼らと同等レベルとみなされるでしょう。それくらい向こうは厳しいんです。大谷は高校を卒業する時、NPBには行かないと宣言していましたが、いきなり向こう行ってルーキーリーグから始めるより、日ハムで実績作ってルーキーリーグ、A、AA、AAAを飛び越えてやった方が結局近道になると栗山監督に説得されて日ハム入団を決意。彼がいなかったら今の大谷翔平はないと思うし、前代未聞ともいえる二刀流の活躍もない。そう考えると先の読める思考を持った人間が自分の近くにいることは非常に大事ですね。
そして5年後。マイナーから始まったメジャー挑戦が
歴史を変えました。
本日はその大谷翔平が今後どこの球団に入るのかをテーマとして書いていきます。候補となる球団の要素をまとめました。
(1)金持ちチーム
(2)強いチーム
(3)西か東か?
(4)二刀流の容認
(5)ワールド・シリーズ制覇への意欲
これに合致する球団は全29球団のうち11球団に絞りました。この時点で来年LAAには残らないを前提としています。怪我をした時点では受け入れ先は限られると思ったし、今後の選手生命を考えるとLAAに残ると思いましたがその後の試合経過を見て、私は彼がLAAには残らないと思いました。その理由はLAAに残ると、実質彼の1年間は4,5,6,7の4か月間しかないからです。LAAは毎年開幕直後は割と良い戦いをしてるけど7月、8月となると負けが込み始めてPSを諦める。PS戦線から離脱すると、相手チームは大谷翔平の孤立を見越して彼とはまともな勝負をしてこないですね。
※LAA⇒ロサンゼルス・エンゼルス、PS⇒ポストシーズン。ポストシリーズ
2021年も8月9月は勝負してこなかった。
2022年は本塁打少な目でトラウトいたからそこそこ勝負。
2023年は8月9月は勝負してこなかった。
今年の8月は本当に悲惨でした。得点圏に走者がいる場合は躊躇なく「申告敬遠」ですが、それ以外の打席でもまともなストライクは投げて来なかった。明らかにボールと分かる外角と内角。高さが外れてるんじゃなくてコースが外と内で全然のボール球。クソボールに手を出して凡打してくれたら儲けものみたいな投球で我慢するも限界と思いました。これではいくら良いバッターでも打てません。44本塁打を打ったのが最後、その後10試合くらいは本塁打が出ませんでしたがこれは仕方がない事ですね。あれだけ外と内に外れっぱなしの球ばかりではホームランを打つのは無理です。観てる私がこう思ったことの何倍も、ご本人は意識してるはずなのでこのチームにいたら4か月しか試合をさせてくれないを実感したはず。162試合のパフォーマンスが120試合くらいで終ってしまうストレスは何物にも代えがたいでしょう。
辛かったはずです。
打線の中で大谷1人が孤立する状況は彼以外にまともなバッターがいないから。もっと強力な打線の中にいたら162試合のパフォーマンスを出せるのにそれができないもどかしさはこの3年間で嫌というほど味わったと思います。不思議なことにアーロン・ジャッジとかルイス・ロバートJRだって同じような環境なのですが、ジャッジとかロバートにはそれほど四球攻めってのがない。何故か大谷選手だけが超厳戒態勢の元四球と敬遠攻め。本当に不思議なくらい相手チームは大谷との勝負を嫌がります。ということで移籍するに当たってはまずは大谷が打線の中に組み込まれれば機能するかどうか?ですね。先ほど移籍する候補となる球団の要素を5つ上げましたが、この中で(1),(3),(4)は本人の気持ちとチームの内情に詳しくなければ分からないことなので、今日は特に(2)と(5)にフォーカスして論じていきます。そもそも論として2018年に大谷が西海岸を希望したのは、温暖な地域でやりたいという本人の希望と言われてるけど私はそうではないと思ってる。誰もやったことがない二刀流を日本から来てまだメジャーで実績のない若造に好き勝手やらせてくれるかと言ってら誰もそんなこと思わない。味方の視線が痛い東海岸では、すぐに結果を残さないと二刀流は禁止ってことになりそうだと思うのは業界人なら誰でも思うことなのでそれを回避するために
東を拒絶したのは明白
でも今なら東も西も皆が認めてくれたので、西が良くって東が駄目ってことにはならないと思う。
ということで大谷選手の移籍先ベスト11が上記
この中で順位は移籍可能性の順列で数字が小さいほど移籍可能性大。大きいほどその逆で可能性が低いってこと。打撃性能を重視したのはチームの中に大谷が加わった時のシナリオ。戦力は単純に強いか弱いか。ワールドシリーズで勝てるか勝てないかですが、大谷が加われば勝てそうというのが理想で大谷がいてもいなくても毎年WS覇権争いをするチームには不必要かもってこと。WSの数字はワールド・シリーズの優勝回数。この数字がゼロという球団は悲願の初優勝を狙いに行くので殊更大谷の二刀流を求めるはず。短期決戦で戦力が限られてる状況でロースターが1名多いのはかなり有利です。従って大谷のような選手がいると短期決戦では有利に運びます。
まずはATLとHOU。これ以降アルファベットで書きます。破壊力満点のATLは1番から5番までが皆ホームラン30発以上の超強力打線を形成。わけても1番から3番までが皆自前で育てた選手でATL一筋の20代半ばの選手。この中に大谷選手が入り込む余地がありますか?大谷選手がいなくても毎年PSに出るし毎年のようにWS争いをするだけの戦力を有しているのはマグレではない。そこにチームとしての明確な戦略があるから。囲い込みと自前で育てるのが上手い球団なんで、よそから700億円ものカネを出して大谷選手をこのラインナップに組み込む必要がありません。複数年の大型契約をして駄目になる選手が多い中でATLが長期契約をして駄目になることがないのはこの球団には選手を見る目があるってことでしょう。選手の育成と囲い込みに唯一成功しているのがATLでそれが故の黄金時代を築いています。ここに大谷選手が移籍することはないでしょう。
同様にHOUにも大谷選手は必要ないでしょうね。アルツーベがフルに出てたら30発80打点は稼ぐんで凄い強力打線を形成しています。アルツーベが右に固定されるでしょうけど、2番に大谷を置いたら、2番、3番、4番と左が続くのであまり機能しませんね。もとより自前で育てたアルバレスを大事にする球団。彼を外野において1年間プレイさせることは絶対に好まないと思うし、大谷よりもアルバレス優先のチーム事情だからこの球団が大谷選手にオファーを出すことは限りなくゼロに近いと思う。
ア・リーグの東海岸です。
BOSの指名打者ジャスティン・ターナーは去年まではLADにいた選手。LADの指名打者がBOSに来て、BOSの指名打者のマルチネスがLADに移籍したんですけど、彼の代わりに大谷が打線に入ると1番から5番までが皆左ということになってしまう。左の強打者はあまり必要ないのでこのチームがオファーを出す可能性もかなり低いでしょう。それよりもBOSの狙いは山本由伸。
問題はNYY。このチームの1番から5番までは皆右打者ということで左の強打者はのどから手が出るほど欲しいはず。この打線に大谷選手が加われば確かに戦力はUPするでしょうけど、問題なのはジャンカルロ・スタントンの存在でまだ33歳という年齢のくせに既に引退前の打撃かと思えるほどの劣化で去年も今年も打率が2割くらいなんですよねえ。アルバート・プホルスもCTLにいた頃は毎年.330,40本くらい打ってたのにLAAに来てからはさっぱりだった。大型長期契約を結んだ途端打率は急下降で2割5分のバッターになっちまいましたね。こうなると昔の輝きを取り戻すのが困難になり打率は最後まで上がらずでしたから、きっとスタントンも同じ道をたどるでしょう。スタントンとNYYは13年契約を交わしているので、彼をどうにかしないことには大谷に700億円もの大金をつぎ込めないと思う。実際にスタントンとの契約を反古にできるかどうかは分かりませんが、今のNYYはそれよりも何よりも「山本由伸」取りで頭がいっぱいでしょう。BOSもNYYも大谷よりも山本獲得優先で動くと思うので、大谷選手にはオファーは出さないと思います。山本獲得に敗れた時に大谷取りを考えると思うけど、其れでは後手に回るから、この両チームに移籍する可能性はかなり低いです。
お次はTEXとLAD。この両チームが移籍の本命とみます。
TEX、1番はマーカス・セミエン。2021年に大谷とゲレーロが本塁打王争いをしていた時にゲレーロ48本、ペレス48本、大谷は46本塁打でしたがその年にゲレーロとチームメイトだったセミエンは45本塁打を打ちました。その頃からの強打の1番バッターです。2番シーガー、3番ローですがシーガーを大谷の後ろで打たせ大谷が2番に入ると超攻撃的な布陣となります。ガルシアの守備に不安があるんで4番はガルシアと若手の併用でしょうけどこのチームに大谷選手が加わるとかなり期待できますね。TEXはデグロムの怪我、シャーザーの怪我。ここに怪我をした投手大谷を加えると怪我人ばかり集めたことになりますが、デグロムは多分来年には間に合う。シャーザーは給料の何割かはNYMが負担してるんでTEXが負担するお金は低減してるはず。年齢的なことを考えるとシャーザーを放出することも考えられるし、2025年には投手大谷が帰ってくるからそれほど問題はなさそうです。お金の面でどれほど体力があるのかわかりませんがこのチームに大谷選手が加われば悲願のワールドシリーズ初優勝も有り得ると思わせてくれる球団ですね。
投手の軸はイオバルディ。今年のサイヤング賞候補。デグロムとイオバルディと大谷が2025年に投げるとなれば面白そう。打力重視の球団という感じでしたが最近は先発投手陣をしっかり補強してるのでこのチームへの移籍は大いに在り得るでしょう。
LADは2018年移籍の際にもひと悶着あった球団。当時ナショナル・リーグにDH制度があればこの年LADと契約を結んだかも知れません。その時はカーショーが直々に立ち会ってるだけに、大谷に対する入れ込みようは半端ないのですが、如何せんDHがないチームには入団できませんので同じ町にあるアナハイムに大谷選手を持ってかれたので、今も尚彼に対する求愛は不変でしょう。いやこの6年間アナハイムに殺到する大谷目当ての観客、報道陣が羨ましくて仕方なかったでしょうから今度こそ彼のハートを射止めて欲しい。このチームの打線に大谷が加わったらとんでもないくらいに強力打線になりますね。アトランタ・ブレーブスに匹敵するような得点能力を叩き出すんで、このチームに彼が溶け込むのは大賛成。LAAで受けたような四球の嵐は有り得ないと思う。ベッツ、大谷の後ろにメジャー屈指の強打者フリーマンを置いて、マルチネスとマンシーで返す打線。ただしマルチネスはここ数年DHばっかりやってきた選手なんで外野の守備に就けるのかどうか?多少不安があっても外野手は他にも候補がいるんで問題はないと思いますが、ひょっとしたら大谷を獲得できたらマルチネスはトレードに出して若い外野手を獲得するかもです。元々ボストンで大活躍してきたDHなんでLADとしては彼に対する思い入れは少ないでしょう。マルチネスのDHにこだわるよりも大谷をDHで使った方が利があります。
唯一の心配事は投手陣にカーショー、ゴンソリンがいること。彼らは中4日間隔で投げたがるので、大谷を中5日とか中6日で使うとどっかで調整しなければならず、そのしわ寄せがいっては困ります。主軸の投手を中4日で回しながら、間で大谷の予告先発を入れるからローテーションのやりくりをどうするのかが難しいところ。LAAでは大谷中心のローテーションでしたが、LADでは大谷はローテーションの谷間ですから起用法は実に難しいです。この辺の舵取りをうまくやれるのか?やれないのかですがカーショーも今はその辺の事情も理解してると思うので
球界の宝は大切に扱うでしょう。
6年前のわだかまりはなくなってることを願います。
攻撃面でもうひとつ特筆すべきことはパークファクターが甘いこと。今年ムーキー・ベッツが39本塁打してますけど、彼はホームランバッターじゃないんでね。こんなにホームラン打てるのはホームランが出易い球場だから。割と最近ドジャースタジアムでLAD VS ATLをやってその試合でベッツが左右2本塁打した映像を見ましたけど、彼のホームランは大谷とかジャッジとは全然違う感じ。球場のパークファクターが甘いから本塁打になってるけど、球場が広ければホームランではなかったし、その打球の飛び方がね。上手く説明できないけれどホームランバッターのホームランじゃないんですよ。バレンティンが60本打ったけどメジャーではさっぱりだったし。去年の村上さんの56本もメジャーに行ったら20から25かな?と思えるレベルだし。もっと古い話をすれば、ホージーという助っ人が日本に来た年に38本塁打でホームラン王取ったんだけど日本で2年間プレイした後は、メジャーにすら行けずマイナーで野球選手としての寿命を全うたというレベル。神宮球場でいくらホームラン量産しても
それはパークファクターが甘いからでしょって話。
ホージーがホームラン王になったときは、ホージーが38本で松井が37本だった。なんであんなバッターにホームラン王を奪われなイカンのやーってずっと思いながら見てたけど彼のホームランもそんな感じやったわ。だからムーキー・ベッツの39本塁打も眉唾やし、この球場のパークファクターは絶対甘いと思うてます。打者大谷には好都合です。
ヤンキースタジアム⇒HR1.14、3B0.61
ドジャースタジアム⇒HR1.16、3B0.77
エンゼルスタジアム⇒HR1.19、3B1.06
球場のパークファクターですけどドジャースタジアムは割と本塁打が出易いとみて良いでしょうかね。ヤンキースタジアム、エンゼルスタジアムのように右方向が特に出易いってことはない。ここは左右対称球場だからそのような特典はないけれど、ホームランバッターでもないムーキーベッツが39本も打てるのだから大谷がここでプレイすれば50はいくでしょう。ただし昼間は乾いたカルフォルニアの環境でボールが飛びやすいけど、夜は時折り霧が出るらしいのでナイトゲームでは必ずしもそうではないようです。
次はTBとSEA。TBは今年開幕13連勝を飾った時は今までとは見違えるチームになったと思ったのですが、その後失速してボルチモアに抜かれました。主力5人の本塁打数は少ないけれどチームとしての本塁打数は多いんで、好打者が1番から9番まで散らばってる感じ。突出したバッターはいないけど全体的に攻撃能力の高いチームです。東海岸とはいえフロリダなんで温暖な気候が好みというのならこのチームの選択はあるはず。NYYとBOSがもたもたしている間に悲願の初優勝をという思いが今年の戦いぶりを見て伝わってきたので、ここも大谷獲りに来る熱意は高いと思います。カネがあるチームなのかどうかは知らんけど、左投手のマクラナハンが絶対的な存在だけにここに右の大谷が投手として加わるとシリーズ制覇も有り得るかなと思えてきます。今まで活躍した日本人選手としては岩村選手くらいしか思いつかないけど、ここが大谷にとって第2の故郷になるかどうか。
SEAはオールスターで「Come to Seatte」を連呼された球団なんで大谷獲りに動く可能性周知の通り。日本人になじみのある場所。佐々木、イチロー、長谷川、岩隈、菊池が在籍した球団であるし、オーナー企業のひとつが任天堂だったから日本人を獲りに行くことも多いんでしょうけど今のSEAはそういう事を除外しても大谷獲りの要因が沢山あります。無論そのひとつが悲願の初優勝なんですけど、WSを制覇するだけの投手力を身に付けた球団と思います。若手投手を自前で育ててきた戦略が実り今ではMLBで最も防御率が良いチーム。盤石な投手力に加えて、打線に大谷が居座れば相当強力なチームに生まれ変わると思うし、TEX、HOUを撃破する力にもなると思う。アメリカン・リーグの中ではここが大谷を最も必要とする球団なのかも知れません。
ただし懸念点は、このメンバーの中に大谷が加わればLAAでやられてきたような執拗な四球攻めに遭うかもしれないってこと。大谷以外の打線が少し弱いんでね。1番の左打者クロフォードは俊足好打でほぼ固定だから、2番に右のフリオを入れると大谷が3番に入る。そうなると歩かされちゃいますね。2番大谷、3番フリオでも歩かされそうなのが気がかり。あとひとり右の強打者がいれば間違いなくこのチームには大谷がフィットするんですけど現時点ではここに大谷が加われば彼ひとりがマークされそうです。
今度はナショナル・リーグの3チームです。PHIの1番バッターは打率1割台のシュワーバー。彼が何故1番に座るのか疑問に思ってる人も多いでしょうけどそれは四球が120もあるから。打率が低いのに出塁率が高いから1番に抜擢ですが長打力はピカ1なんでね。恐いバッターです。今年のWBCで日本との決勝戦でダルビッシュからライトスランド上段に突き刺さるような1発がまだ記憶に新しい。去年も彼は1番バッターでしたが去年のホームラン王です。2番に居座るターナーもまたWBCでは大活躍でした。予選リーグで3戦連発はお見事。何故か彼は打たない時は全然なのに、1度打ち始めると毎試合ホームラン打っちゃうかっぱえびせんバッターです。3番のブライス・ハーパーはナショナル・リーグの英雄。20代前半にブレークしたとき満票でMVPを獲得していますが、満票獲得は今の現役選手では、トラウトと大谷とハーパーしかいないはず。去年のワールド・シリーズが終わってからトミージョン手術を受けたから今年は万全ではないけれどフルに出れば35発、100打点くらいは稼ぐ打者。3番大谷、4番ハーパーと続けば誰も大谷を歩かせたりしません。このチームに大谷が加われば相当手強いチームになるけれど、懸念点は同じ地区にATLがいること。今のメジャーではATLとHOUがあまりにも強すぎるんで、両チームの上に行かないことにはWSにすら出られないんですよ。果たしてPHIに大谷選手加わってATLに勝てるのか?
勝てないっしょ。
そこが問題なんですよねえ。TEXに大谷選手が加われば、HOUの上を行く。LADに大谷選手が加わればATLの上に行く。結局今のMLBでは打倒ATL。打倒HOUを実現できるかどうかにかかってて、この問題をクリアできなければワールド・シリーズにも出れないんです。この辺の事情も移籍の決め手になりそうで、大谷自身が加わっても尚弱いチームでは彼の望みは叶わないからLAAを出る価値がないのです。例えばBOSに大谷選手が加われば、NYYに加わればHOUに勝てると思いますけど、ATLの強さは半端ないんでね。なかなかナショナル・リーグのチームに移籍するというのは勇気がいることなのです。
MILはどうでしょうか。1960年代に球団設立して以来未だ1度もワールド・シリーズを制していないのでここら辺でという気持ちはかなり強いと思います。現時点でも中地区の首位ですからPSに出ることは割とできるでしょうけど、問題はその次。中地区の首位はここ数年ずっと勝率が3位なのでワイルドカードからの進出となってます。東、中、西地区優勝のうち勝率が高かった1位と2位はワイルドシリーズを戦うことなくディビジョン・シリーズに進みます。ところが強豪チームは東と西に偏ってるので中地区は毎年勝率が3位ですねえ。ワイルド・シリーズに勝って、ディビジョンシリーズに勝ってリーグ・チャンピオンシップシリーズに勝ってようやくワールド・シリーズまでたどり着く。ここまでの道のりが長い長い。これでワールド・シリーズを制覇できるのか?
打線に大谷選手が加わるとLAAで経験したような大谷ひとりが孤立する状況になりそうです。彼がこのチームに加わればかなりの戦力UPになりそうな気はするんですけど、相手チームの四球攻めに合いそうだからここはオファーされても選び辛い。MILへの移籍はなかなか難しい。
SDはタレント揃いです。このチームに大谷選手が打線に加われば相当強力な布陣を形成することになるし、四球攻めに合うこともありません。1番から5番までには右打者が多い打線なんでね。SDが大谷選手を欲しがるのは無理もないし、何よりも投手陣にダルビッシュ有選手がいることは心強いと思います。金さえあれば移籍可能な感じのチームなんですがね。私の個人的な感情から、大谷選手は絶対にこの球団には行って欲しくない感じ。それはね。
ユニフォームがダサいのよ。
サンディエゴと言えば砂漠ってイメージは分かるんですけど、それにしたってあんなに茶色いユニフォームにせんでもよかろうと思うんですけど。あの小汚いうんこ色のユニフォームをまとった大谷翔平なんて見たくもないし、関わって欲しくない。ヤメテ!このチームだけは。
まとめると移籍候補の順列は
(1)ロサンゼルス・ドジャース(ナ西)
(2)テキサス・レンジャーズ(ア西)
(3)シアトル・マリナーズ(ア西)
(4)フィラデルフィア・フィリーズ(ナ東)
(5)サンデェゴ・パドレス(ナ西)
(6)タンパベイ・レイズ(ア東)
(7)ミルウォーキー・ブリュワース(ナ中)
(8)ニューヨーク・ヤンキース(ア東)
(9)ボストン・レッドソックス(ア東)
(10)ヒューストン・アストロズ(ア西)
(11)アトランタ・ブレーブス(ナ東)
巷で言われるニューヨーク・メッツには行かないと思いますよ。ここに行くほど大谷選手は馬鹿じゃない。NYMに入ってもワールド・シリーズには行けないだろうし、飼い殺し当たり前の選手補強は嫌というくらい見てると思うんでまともな人間ならここは敬遠するはず。間違っとるか???
どうだったでしょうか。
答えが出るのは2か月後。その時になんて言い訳しようかとも考えたけど、今までここで野球の話を書いてきたことは概ね当たってるんでね。多分今回も当たると思うんですけど、それにはそれ相応の根拠がいるから根拠を提示したまでの話。
アメリカン・リーグの東地区で戦う。
既に気が付いてるとは思うけど。メジャーリーグの縮図がNPBの12球団であります。メジャーをお手本にして日本列島に12の球団が産声を上げたけど
アメリカン・リーグはセントラル・リーグ
ナショナル・リーグはパシフィック・リーグです。
そして
ニューヨーク・ヤンキースは読売巨人軍
ボストン・レッドソックスは阪神タイガースです。
伝統のある阪神巨人で戦うのが日本の野球球児の夢ならば、伝統のあるBOS・NYYで戦うのがメジャーを目指す人の夢。それは間違いないでしょう。キャリアの後半はアメリカン・リーグの東地区で戦って欲しかったけど、今のBOS・NYYには大谷選手を獲得するだけの根拠に乏しい。ていうか大谷選手ひとりが加わってもワールド・シリーズを制覇できる力に乏しい。それくらいHOUとATLが強い。従ってこの2チーム今年のオフは大谷のFAよりも山本由伸のポスティング獲得に命を懸けるでしょう。大谷なら700億円は容易せなアカンけど山本なら250億から300億円で入札球団の上位3チームに入れると思うから。無論その3チームの中から山本が好きな球団を選ぶんですけどここでまず1/3の壁を突破して獲得に動くというのが筋。山本獲得に失敗すれば今度は大谷のFAにも目を向けるけどその時には時既に遅しでしょう。
金を用意すれば上位3チームの枠に入れるし、そこから先はチームの魅力とプレゼン能力と山本自身の希望が決め手になると思うけど、大谷争奪戦争に比べると比較的落札はし易い。従ってア・ナ・リーグ共に東側の球団は大谷獲得よりも山本獲得に血眼で、西側で大谷獲得戦争というのが今年の筋書かな。
ニューヨーク・ヤンキース
ニューヨーク・メッツ
ボストン・レッドソックス
アトランタ・ブレーズス
で山本争奪戦が繰り広げられ、一方では
ロサンゼルス・ドジャース
テキサス・レンジャース
シアトル・マリナーズ
で大谷争奪戦が繰り広げられるのではないかな?
上はメジャーでの大谷の成績
下は日本での山本の成績
無論メジャーと日本を同じ物差しで見ることはできませんが、偶然にも被打率はニアイコールです。ピッチャーにとって重要な指標は被打率と被本塁打と与四球だと書いてきました。中でも被打率は奪三振と密接な関係にあり、奪三振率が高い投手はそれだけで被打率が低くなる⇒だから素晴らしいのですが、奪三振に拘るとキメ球となるスライダーの投げ過ぎで肘にかかる負担が重くなります。従ってヒジへの負担を軽くして打ち取ろうとする投手はシンカーとカットボールを多用するのですが、山本投手はどちらかと言えば後者の形が完成されてるのではないでしょうか。数字を見てるとかなり突っ込んだ部分まで分析できる。恐らく彼は奪三振は控えめなれどゴロアウトが多い。それは次のようにして切り取ると明確になります。
バッターはバットに当たった打球がフェアグラウンドに転がれば、かなりの確率で安打になります。
何度か指摘してきたけど、大谷のそれは0.395。アーロン・ジャッジに至っては0.430という高水準です。一般にハードヒッターはこの打率が高いし、コンタクトヒッターはこの打率が低くて、松井の初年度は0.333で今年の吉田も0.333ですね。この数字の平均値がどれくらいなのかは分かりませんが3割をうんと超えてるのは間違いないですし、もしかしたら3割3分以上あるかもしれません。それほどまでにこの打率は高いです。そこで大谷と山本の被打率を三振を除いて計算すると
大谷
1739打数348安打⇒被打率.200
1133打数348安打⇒.0307(Except三振)
山本
3167打数627安打⇒被打率.198
2267打数627安打⇒0.277(Except三振)
山本投手は三振を除いた被打率が.277しかないんですよ。かなり低い打率に抑え込んでるってのが分かりますが、恐らく凡打の中心は内野ゴロ。被本塁打がこれほどまでに少ないのであれば外野への大飛球はそれほど多くなかったでしょう。つまりバットに当たった時には内野ゴロに仕留めるケースが多いので、右打者外のカットボールと内のシンカーを割と多く投げている。(左打者には内のカットと外のシンカー)。カットボールは投げる方向に対してフック回転、シンカーはスライス回転。ここまでの分析で彼がメジャーに行っても相当やれるってことは分かったし、スタッツ分析は既にメジャー各球団のスコアラーがここまでのことを解明済み。だから相当数の入札希望球団が出るだろうけど、私の読みでは上述した4球団だけどポスティングで移籍する場合は、球団のお墨付きを貰って色々と時間がかかるのでもしかしたら大谷争奪戦が終わってから山本争奪戦になるのかも知れないんで、大谷を獲得できなかった球団が目の色を変えて山本獲りってことになるのかな?
私の勝手な提案ですけれど、3年投げたら1年休むで40歳までやれそうな気がする。
移籍前提で考えてるけど、まだ大谷選手は二刀流を成し遂げたのは3年に過ぎない。彼が望んでいるのはまだまだこれからでキャリアの最後まで投げ続けることを目標にしてるんだと思いますね。今まで誰も二つやらなかったからいなかっただけで挑戦し続けていれば、必ずや大谷選手に近い成績を残せる人はいたというのが彼の信念なので、そこに向かって走り続けると予想します。となればキャリアの成績もベーブ・ルースに近づいてくる。残りの11年間で
投手として960イニング投げられると思う。
仮にLADに移籍すれば2025からの3年間で45~50くらい勝てる思う。それくらいLADに行ったら味方の援護と強力なブルペンがあるんで今までのLAAでは10勝が⇒15勝くらいのレベルで勝っちゃいますね。2029年からの3年間で30勝。ラスト2年で10勝ということになると、あと85から90くらい数字を上乗せできるのでキャリアとしてはルースの94勝を大きく上回る120勝くらいになるんではと思ってます。
打者としてはあと11年で420から430本塁打打つのではと思う。大きな怪我がなければという話ですが、投手として頑張ってきたことがここで成果を結びそう。LADに移籍してもこのまま投手とDH専門でやってくなら打者として怪我するリスクはかなり小さいです。松井が清原が長年守備に就いていたことによる下半身への負担は、大谷にはありません。投手として2回右肘を損傷しましたが幸い下半身のダメージは少ないように思います。松井が東京ドームのセンターを守ってて苦労したのは、人工芝によるスリップとブレーキ。天然の芝に比べて膝への負担が大きい樹脂の障害物は既に海を渡った時にはかなり深刻な状況だったらしいです。NYYの後半も2度の膝の手術をやってますし、膝の負傷が選手寿命を縮めたことは間違いないと思うんです。清原に至っては外野ではなくファーストの守備位置だったけど、巨人に来た時は膝はもうボロボロだったっすよう。巨人に移籍した1年目に152三振してるんですけどこの年の彼の打撃は哀れでしたね。インコースが弱い弱いと言われてたけど実際には真ん中高めの速い球には悉く空振りするから今のトラウトに似てました。膝の状態が相当悪かったみたいでその後手術して怪我が治ればそこそこやれましたけど、打者としては二流だなを痛感。身体の大きな選手は大体30過ぎると劣化が進むけど、その原因は膝への負担ということが結構ありますね。その点では現時点で膝の故障を抱えていない大谷選手は将来性有望です。
将来性っていう年齢ではないけど
アレックス・ロドリゲスが、アルバート・プホルスが、マイク・トラウトが陥ったような、早期大成型の選手にありがちな悲惨な晩年は避けられるように思うんです。内外野の守備に就くことが膝への負担を重くし、選手としての寿命を縮めてしまう。今まで何度でも、何十回でも見てきた超一流選手が劣化していく悲惨な姿。それを回避するためにも、彼はこのまま二刀流を続けた方が良いんです。そして投手とDHだけに専念する。次に移籍する球団の幹部がどのように考えてるのか分からんけれど、内外野の守備に就かせないことが彼のキャリアを守るという事はよく分かって欲しい。このまま大過なく40歳までプレイすれば
投手として120勝
打者として600本塁打
素晴らしいじゃああーりませんか。
二刀流を好き勝手にやらせてくれるのはエンゼルスだけかも知れませんし、二刀流をやりたいからエンゼルスに残ると主張する人が多いのは否定しませんが、エンゼルスにいる限りは彼のキャリアは4、5、6、7月の4か月間しかない事をしかと知るべし。毎年のように行われている大谷だけに対する8月9月の超警戒体制は、LAAにいる限りは今後も継続だし、毎年8月9月本塁打が大失速していることとそれとは無関係でないことを知るべし。メジャーは年間162試合もあるのに、このままでは毎年50試合をドブに捨ててしまう。そんな環境に甘んじていいのかという疑問はこの先も永久について回るからそれなら今のうちに移籍するのがベストだろう。いや移籍以外には考えられない。
アナハイムから北へ100km
エンゼルスレッドからドジャースブルーへ
旅立ちの時だ。