生きるってことは大変よね
7年以上カロリーを厳しく削って減った体重は?
これまで行われた研究のなかで最も大規模で重要な栄養学研究といえば「女性の健康イニシアチブ」だ。これは約5万人の女性を対象に行われたランダム化試験で、低脂質、低カロリーの食事療法が減量に効果があるかどうかを確かめるものだった。減量させるのが目的ではないものの、一方の被験者グループの女性には一日に摂るカロリーを342キロカロリー減らし、運動量を10%増やすよう、徹底的なカウンセリングが行われた。カロリー計算によると、1年でおよそ15キロ減るはずだ。1997年時点の結果は惨憺たるものだった。被験者は指示をよく守り、7年以上もカロリー計算を続けていたにもかかわらず、体重はまったく減っていなかったのだ。ほんの500グラムさえも。
この結果は衝撃的で、「カロリーの摂りすぎが肥満のもとだ」という理論を厳しく批判するものとなった。カロリーを減らしても、体重は減らなかったのだ。
とるべき道はふたつにひとつだ。お金のかかる研究を行ってやっと得られた科学的なエビデンスを信じて、確実で正しい肥満の理論を導き出すか。それとも、科学を無視して、従来の考え方や偏見を信じつづける道を選ぶか。後者を選ぶのであれば、何の苦労もないし想像力が試されることもない。かくして、この画期的な研究の結果はほぼ忘れ去られ、栄養学の歴史においては取るに足らないものとされた。それ以降、私たちは、肥満と2型糖尿病の患者が爆発的に増えるという報いを受けてきたのである。
カロリー制限をしても99.4%の確率で減量に失敗する
実際の臨床場面でも、これが大失敗であることを裏づける結果ばかりだった。
減量のためにカロリー摂取を制限するという従来の方法の失敗率は99.4%と試算された。病的な肥満の人の場合、失敗率は99.9%におよんだ。この数字をみてもダイエット業界の人は特に驚きもしなかったし、減量しようとしたことがある人も驚くことはなかった。摂取カロリーと消費カロリーの差が体脂肪になるという理論は、直感的に正しいような気がするために広く信じられた。だが、腐ったメロンのように、この理論も外側の皮をむけば中は腐っている。単純化されすぎたこの理論は、誤った想定に基づいている。最も大きな誤りは「基礎代謝率、あるいは消費カロリーはつねに一定である」という想定だ。実際は、摂取カロリーを40%減らすと、すぐに基礎代謝率が40%減る。結果として、体重は減らない。
「体重は意識的にコントロールできる」というのも誤った想定だ。
人間の身体機能はどれも意識的にコントロールすることはできない。甲状腺、副甲状腺、交感神経、副交感神経、呼吸、血液の循環、肝臓、腎臓、消化管、副腎などの働きはすべて、ホルモンによって緻密にコントロールされている。体重や体脂肪率もホルモンによって厳格にコントロールされている。実際、人間の体には体重をコントロールするために重層的に働くシステムがいくつもある。自然界で生き延びるのに最も大切なもののひとつである体脂肪を決定づけるのが、私たちが気まぐれで口にする食べ物だけであるはずがない。
ホルモンが空腹感をコントロールしている。つまり、ホルモンがいつ食べ、いつ食べるのをやめるかを体に伝えている。
「グレリン」は空腹を感じさせる強力なホルモンで、「コレシストキニン」「ペプチドYY」は満腹を感じさせて食べるのをやめるよう体に伝えるホルモンだ。食べ放題のビュッフェにいるところを想像してみるといい。あなたはすでに山盛りの料理を何皿も食べていて、お腹は110%満たされている。このとき、ポーク・チョップをあといくつか食べられるだろうか。そのことを考えただけで胸やけがするのではないだろうか。数分前に美味しいと思って食べたのと同じポーク・チョップなのに。この違いは、満腹ホルモンが分泌されて食べるのをやめさせようとしているから生まれたのだ。人間は食べ物が目の前にあるかぎり食べつづけてしまうと思われているが、実際はそうはいかない。摂取カロリーはホルモンによって厳格にコントロールされている。
体脂肪が蓄積する本当の理由
体脂肪の蓄積は、じつはエネルギーが過剰であるから起こる問題ではない。「エネルギーの配分の問題」だ。体熱を発生させたり、新しい骨組織を作ったりするエネルギーよりも、脂肪としてためこむエネルギーが多すぎることが問題なのだ。そして、何にエネルギーを使うかもホルモンによってコントロールされている。「カロリーの摂りすぎが肥満を招く」という間違った考えを信じているかぎり、カロリーを無駄に減らしては失敗することを繰り返すだけだ。私たちは、空腹を感じないでおこうと決めることはできない。基礎代謝率を増やそうと決めることはできない。摂取カロリーを減らせば、体は代謝率を下げて不足分を節約するだけだ。脂肪の蓄積や体重の増加をコントロールするうえで最も重要なのは、何を食べるかによって変わるホルモン信号をコントロールすることだ。カロリー数ではない。肥満はホルモンのバランスが崩れることで起こるのであり、カロリーのバランスが悪いから起こるのではない。体重が増えすぎてしまうのはどのホルモンに原因があるかといえば、おもに過剰に分泌される「インスリン」だ。
これと同じように、2型糖尿病もカロリーのバランスが悪いためではなく、インスリンのバランスが悪いために起こる疾患である。
ここまでは私が読んだ記事をそのまんまに書いています。この話を鵜呑みにするわけではありませんが私が今まで思ってたこととはかなりギャップがある内容でした。これが事実なら人は何をやっても運命には逆らえないってことになりますが、恐らくは一面を捉えただけの記事なので全てが正しいってことはないでしょう。ホルモンの指示により空腹感が管理されてるというのは驚きでしたが、摂取カロリーが小さくなれば其れに応じて燃焼カロリーも小さくなるって理屈はある程度は分かるにしても、其れが度を越せば痩せるに決まってるし、そうなったら別の病気につながるってことなのでしょうね。だからこそ、大きな病気になる前にホルモンが人の脳に空腹感を指示して何かを食べさせようとする。其れが故に
食で痩せるのは不可能だという主張でございます。
明らかに太り過ぎを意識してるので健康診断を受けて参ります。去年も名古屋市から無料健康診断の資料が届いたけれど、何かと忙しくて去年は受診できませんでしたから、今年は必ず行かないかんと思いつつ延び延びになってた健康診断。10月10日に受けて参りました。その結果はまだ貰ってないですが、結果を見ずとも分るのは太り過ぎの惨状。
血圧を測った段階でもう無理。
2022年の6月に退職しましたが、それまでは電車通勤だったので毎日かなりの距離を歩いていました。上小田井から社まで1.5km、往復で3km。帰りは最寄りの駅で下車するのではなくて2つ飛ばしだからこれで1km。それ以外の歩行を含めると毎日5kmは歩いていました。其れが車通勤に変わって怠惰な生活の始まりです。電車通勤による5kmの歩行が消滅したことの影響はかなり大きかったみたいでこの2年間で怠惰な生活をしてたばっかりに
体重が7kg増加
お腹周りが8cm増加
血圧が30上昇
わやですがな。このままの生活を続けているともうすぐ三途の川を渡りそうです。
医師との会話で太り過ぎを指摘。私の感覚では毎日2000kcalから2200kcalなら絶対に太らないと思ってたんですが、これが大間違い。医師の話によると1400kcal以下に抑える必要があるらしい。1400っていうとあっという間に摂取しますよ。仕事帰りにはたまに街角屋に寄りますけど、この店のメニューでは1100kcalから1200kcalなんてザラ。更にそこから飯のお替りをしようもんならとんでもないカロリー摂取となってしまいます。1400なんて1食でアウトですわ。
朝400
昼500
夜500
で1400だけど、昼とか夜で500で済ますのは至難の業じゃないかって思う。だから今後は朝飯は抜くことにした。朝飯を食べないから太るんだわっていうバカは相手にできんけど、朝食おうが食うまいがそんなの関係ねえ。
朝ごはんの摂取は全く意味がありません。
1日トータルで1400で済ませようと思ったら朝飯食っとる余裕はない。そんなもんの為に300とか400摂取したら残りのカロリーが悲惨 なことになるので、朝は抜いて
昼500
夜900
昼500
夜500
夜遅く400
これくらいかな。自分は夜抜くのは耐えられないので。空腹では眠れないから。
この2年間はずっと朝は肉まん程度のカロリーを取ってました。ここで300も摂取したらあとあとキツイので、朝の肉まんを摂らないような生活習慣に変えますけど、同時に毎日の摂取カロリーをパソコンに記録することにしました。この日もそんなに食ったわけで はないけれど、この日の摂取カロリーは1640kcalということで朝の肉まんが余分です。これを抜けば1400以下で済ませられるという 感じだけど、其れでもちょっと油断したら1400はすぐに超えるね。医師からは毎日10000歩歩きなさいと言われたので、この日は桜山 の名市大まで散歩すると9541まで伸びました。仕事に行くときは昼の休憩で上小田井の駅まで往復することにしました。
お昼休みで3km歩けば、今までのような電車通勤と変わらないだけの運動量を確保できる。仕事がない時は風呂上りに名市大まで散歩することにしました。何事もルーティーンを決めればやれない事はないと思うのでこれからの1年間でどんだけ痩せるかですが、来年の6月には名古屋市から無料の健康診断券が送られてくるので、それまでに何としても
生活習慣を改善します。
もはやパチンコどころではない。今回健康診断を受けてみて、体重とか血圧の増加をみてぎょっとした次第。もうすぐ死ぬなって思いつつ医師との面談でしたが、そこで聞いた1400kcalの目安は衝撃的なものでした。
1400kcalに抑える
1日に10000歩歩く
このふたつを毎日実行できなければ、命の保証はないものと思ってやらねばならん。
視力の低下も関係あるかも知れないけれど、この2年間で随分と怠惰な生活になっちまったと思うし、若い頃とは新陳代謝が全然違う。年齢と共に代謝が悪くなっていくのは知っとったけど、まさかここまで酷いとは思わなんだから衝撃的な健康診断でした。もっと早く行けばよかったと思うけど、其れもこれも自分の不摂生。
生きるってことは大変よね。
20代の頃は、生きるってことが大変じゃなかった。これでも25歳の頃は
身長が171で
体重が50kgで
ウエストが70で
いくら食べても太らんかった。
其れがまあ。こうも変わるかね。
生きるってことは大変よね。
コメント
10/10だけの内容になりますが、
肉まんうどんおにぎりは危険だと思います。
香川県民が糖尿病ワーストなのは、うどんにおにぎりを食べ野菜が少ないからだそうです。
必ず最初にサラダを胃に入れると血糖値の爆上がりが抑えられます。また玄米もおすすめです。
昼か夜どちらかは好きなもの好きなだけ食べ、砂糖小麦白米を減らし野菜を最初に食べるのがいいです。
ゴーニィ様
投稿ご苦労様です
引用された論文は納得出来る部分もあり、???な部分もあり、イマイチ釈然としませんが、何をやっても無駄と言う事では無いと思います
肥満解消も大切ですが幾らでも怠惰に過ごせる時代なので、先ずは生活習慣の見直しで体調を整え、毎日気分良く過ごせるのが大事だと思います
私自身に関して言えば、運動は相変わらずダラダラと踏み台昇降を15分やる位ですが、加えてぶら下がり健康器?で腰を伸ばし骨盤引き締めもやる事で仕事の疲労の蓄積をかなり抑えられ、ようやくフルで働ける様になりました
ポッコリお腹は日々、薄皮を剥がす程度ではありますが徐々に改善して居ると感じます
これからもどうぞお身体お大事にお過ごしください
ユリア様
村上亀吉様
皆様の仰る通り。
ただ私は今、生活習慣改善計画を実施中。
半年後には必ず元の体形に戻るから。
あんまり心配してない。