不可解な現象
一般にスタートというものは1分間に回った回転数のことをいう。ヘソに入賞した数ではないが、オーバーフローがなければヘソに入った数と考えても差し支えない。
1分間に打ち出される玉の数は100個と決まっている。もちろんこの数はニアイコール。そのうち15.5個に1個のペースで入るとスタートは6.5となり、これは1000円当たりの回転数でいうと20回となる。
単純に考えると20/kでは
250+(3×20)=310がアウト玉総数で、これを20/kで割ると15.5となる。つまり15.5個のペースででヘソに入ったということだ。この15.5という数字をスタート率という。
アウト玉の100÷スタート率15.5=6.45がスタートである。
今回の事例では8末は27.14/kなのでスタート率は12.2でスタートは8.2という驚異的な数字だった。9末はどうかというと24.48/kなのでスタート率は13.21でスタートは7.57という数字だった。
8/31,9/1の2日間は合計で自力回転数が4324でBサは39837だった。自力回転数は平均で2162だからこの数字にそろえて話をする。
自力回転数2162個のアウト玉は2162×12.2=26376個である。この26376という数字が、いわゆるBOと呼ばれるものである。アウト玉にはTOとBOの2種類に分類される。電サポ中のアウト玉のことをTOという。
ではBO26376のうち何個ヘソに入ったかを8末と9末で比較する。
8末は26376個のうち26376÷12.2=2162個がヘソに入った。
9末は26376個のうち26376÷13.21=1997個しか入らなかったということである。
同じ条件なのに1日の稼動で165個もヘソ入賞が減っている。
割合でいうと7.7%か。でもこの数字とてつもなくデカイよ。7000円分くらいの開きがある。いっとくけど、同じ釘の形やで。それでこの差はないわ。ウリンチャージの偏りもあるんだろうけど、打っていてそれよりも入賞パターンの悪さ、回りにくさを感じたから、ウリンチャージのせいではないな。明らかに回らんくなってんだろうな。
入賞パターンでみると、8末では、真上からのストンとリバウンド入賞が多いと書いた。でも9末では、殆ど真上からストンと落ちる入賞パターンがなかった。165個の大半は、真上からのストンがなくなったということだろう。
玉が斜め左から落ちてくる落下スピードが変化してるのか、それともジャンプ釘の形が変化してるのかのどちらか。これ以外には考えられない。
厄介な話やのー。パチンコってのはつくづく難しいわ。