都の非等価問題を「斬る」

今日は遊技しないつもり。ところが遠征に出た先でとんだ拾いものに遭遇した。弥○のラッキー目当てで出向いたその足で、デ○っちゅうけったいな名前の店。甘デジが使える。今日は、009と麻雀物語を打ってちょっとだけプラス。麻雀物語は右がまるで駄目っちゅうことに気付いたので、即止めしたけど、今日も2000円の投資で4539個。正味4510÷55=82がお金になる元.。16400×0.985のお金を手にして、今日のところは引き揚げるが、今後は端境用の店としてとっておこう。今日は本当に貴重な経験だった。


麻雀物語で14150円のプラス

 


斬る

都の非等価問題を斬る!斬る!斬る!世の中をぶった斬る。


都が非等価に踏み切ったことで物議を醸している。これに関して、筆者は割と早い段階から、その是非について予測できていたので、こんなことには触れないでおこうと思っていた。つまり、簡単な話だと思ったから。然しながら、それを重要視する声が意外と大きいんだなと思い始めたので一説ぶってみる。


パチンコもパチスロも斜陽産業であるということは今や世の中の常識。何故そうなっているのかという事に対する分析結果は、お客がお金を使いすぎるからだというのが結論のようである。パチスロ離れよりもパチンコ離れの方がより深刻で、現状のパチンコホールを観察すれば、稼働を支えているのは殆ど1パチユーザーで、4パチなんてのは閑古鳥。つまり遊技したいという人は、未だ数多くいるけどお金がかかる4パチではしんどいから1パチで暮らしている…という事がマーケティングリサーチの分析結果らしい。

 

射幸心の抑制が第一義にある。これが、パチンコ・パチスロ機に課せられた宿命。


MAXの禁止や確変率上限設定はそれに沿った措置。Yes I do.である。兎に角、お客には、お金を使わせないし、得させない。でっかく勝つことも無くなる代わりに、でっかく負ける事もやめて頂こう。全てはこの理屈に沿って動き出していると考えられる。射幸心の抑制は、失ったお客の信頼を取り戻すためだけでなく、ギャンブル依存症になる人を減らすという目的もあるのだろう。現行のパチンコ機がギャンブルと化している状況で、これに反対する人がいるのだろうか?というのが筆者の見解だった。


驚いたことに、これに異を唱える人が結構多い。換金率を下げただけで、割数据置きというのが反対意見の代表格。どうせ回さないんなら今より勝ちにくくなるじゃねえか、という意見は分からなくもないが熟慮して欲しい。個人の勝ちやすさ、勝ちにくさだけで判断すべきじゃない。

<パチンコの歴史>
デジパチ。フィーバー機の登場。一撃4000発の出玉。(賞球13個)→緩和
デジパチ、ブラボー機で朝一出目による、モーニング機能の搭載→緩和
デジパチにテンカウント規制が入る。4000発あった出玉は2000個まで減る。(賞球7個)→規制
一発台の登場。出玉は一撃4000個超え→緩和
一発台の廃止→規制
権利物の登場。出玉4000発(賞球7個)→緩和
一般電役の登場。フルーツパンチ。4000発の保留玉連荘(賞球7個)→緩和
デジパチ、保留玉連荘機の登場(賞球7個)→緩和
デジパチ、保留玉連荘機の廃止→規制
権利物、一般電役機がゼロベースに変更(賞球0個)→抑制
確率変動あと2回ループ機の登場(賞球5個)→緩和
確率変動あと2回ループ機でリミッター発動(賞球5個)→規制
確率変動あと2回ループ機の廃止(賞球5個)→規制
確率変動あと1回ループ機の登場(賞球5個)→射幸性抑制
確率変動あと1回ループ機でリミッター発動(賞球5個)→規制
確率変動あと1回ループ機でリミッター解除(賞球5個)→緩和
時短100回まで認可(賞球4個)→緩和
確変突入率50%の上限撤廃(賞球3個)→緩和
ST機の台頭(賞球3個)→規制でも緩和でもない
1/259以上の機械は賞球1個OK→規制でも緩和でもない
MAX機の廃止(賞球3個)→規制
確変突入率65%が上限(賞球1~3個)→規制

 

ここ30年のパチンコの歴史である。ざっと思いついたまま書いたので、ところどころ抜けてるけどそれはご容赦願いたい。ご覧のように、パチンコは常に規制と緩和の繰り返しで、熱をほどほどに冷ましながら、遊ばせてもらってきた。熱が過ぎると規制。ほとぼりがさめると緩和である。機械の出玉性能は、規制と緩和の繰り返しで上がったり下がったりだが、遊びやすさの要となる賞球数は一貫して右肩下がりである。13個から1個までずーっと減る一方である。

歴史が動いた。

射幸性能を抑制するのならば、出る玉は減らさなければならないが、その反対に使うカネも減ってもらわないと困る。そうでないと公平さを欠く。然しながら、過去30年間、今まで一度もその方向には向いてこなかった。今回のBYに関する釘調整問題や都の等価廃止は、パチンコの歴史上初めてベースを上げようかという方向に向いたのですよ。これを評価せずして何を評価する?

 

パチンコ歴の浅い人間から見れば、今回の一件は「ふーん」という程度のものかも知れませんが、筆者のようにパチンコの歴史をつぶさに見てきた人間からすれば、今回の2つの措置は、まさに歴史的な大事件なのです。パチンコ業界が、初めて、心底から危機感を感じて、このままでは本当に業界が枯れてしまうというところまで追いつめられた。それによる決断ではないかと推測しております。

 

スタートチャッカー以外の入賞口のことをBYと言います。


BY釘の調整問題。つまり保通協通過ベースと営業ベースの乖離については、私は2014年の4月1日の投稿において指摘しております。こんなインチキがまかり通るのかと。それが、今になってやっと議論のテーブルに乗ったんですが、取り上げられたことだけでも、大幅な前進であると受け止めましょう。このBYを潰すようになったのは、どっかの外国人が次のように指摘したことに端を発します。(名前は忘れました)。

ある外国人の提案によって、我々はずーっと辛酸をなめてきたのです。


パチンコとかギャンブルに狂うような人たちは割と単純だから、大当たりの出玉や連荘数ばかりに目がいって小物入賞によるベースのUP/DOWNにはあまり気に取られない。だから利益の損失につながる小物の入賞などは潰してしまえ。この提案が見事に当たり、小物入賞を排除しても稼働に影響が出なかったため、どこのパチンコホールもここを潰してベースを下げるような営業を行うようになりました。つまり、我々パチンカスは馬鹿にされ続けてきたわけです。お前ら日本人はバカだから、物事の本質を見極める能力などないと!


今になって、やっと日の目を見ることになった。このことに感謝しております。


都が3.6円に踏み切ったことは、短期的に見れば、割数据置きで実入り減少を招くため、お客様は勝ちにくくなります。然し変化を目指す時は、傷みを伴うものです。今は25個が27.5個に変わっただけですが、将来的には25個→27.5個→30個→33個→40個へと進んでいく可能性が生まれたということです。可能性が低いというと事と、可能性がゼロというのは大きく異なります。これまでとは違う環境に向かって一歩踏み出したと前向きに捉えられないでしょうか。


難しい問題は多々あります。パーソナルシステムです。今更パーソナルに異論を唱える人はいないでしょうが換金率が大幅に下がるという夢のような状況が生まれるためには、パーソナルシステムが足かせとなります。邪魔な構造ですね。折角40個100円の環境を作ったとしても、出玉共有をNGにしなければ、割数UPにはつながりません。出玉共有OKなら、またぞろ打ち子軍団の餌食になるに決まってます。出玉共有OKのまま換金率低下に進めば、打ち子がどんどん増殖するようになる…頭の痛い話ですね。

 

こういう問題は抱えておりますが、それでも業界が良くなることを願って必死になってパチンコ打ってる。してその姿をさらけ出している。パチンコビレッジで投稿を続ける、佐吉さん、ともぞうさん、キリタカさんも同じ思いで頑張ってるはずです。(実践記中心の方だけ書いたけどそれ以外のメンバーも同じ思いだと思います)。     
     
     
●我々が何のために、こんな投稿をしてると思いますか?     
●金や名誉のためにこんなこと書いてると御思いですか?    
 
     
     
私がパチンコビレッジに関わるようになったのは、佐吉さんの姿を見てたから。真摯にパチンコに向き合う姿に素直に共感できたから。彼に限らず、他のメンバーの方も、アプローチの仕方とか、付き合い方は私とは全然違う。でもね、「根っこ」の部分は皆同じなんですよ。だから簡単には投稿をやめないのだ。そして、このメンバーでパチンコの復活劇を成し遂げるのだ。いや、言葉が足らんかった。パチンコビレッジに関わる全ての人達がパチンコの復活劇に一役買うのだ。     
     
     
今、この記事を読んでいる貴方。あなたにも、この業界に一石を投じる責任がある…というくらいの気持ちでこの記事読破して頂きたいのです。

コメント

  1. 一発台loveより:

    換金率下がっても、出玉率は相変わらず3日で20万も負ける始末。詐欺にあった気分。
    昔のような一発台がいいね。1当たり4000発、等価で交換すると16000円
    だから儲けるためには投資出来る金額は
    15000円、それ以上は使えない。
    使うめどを決めてあそべた。なつかしいね!
    今のST機はなんだい?殆んどスルー、何万も投資して単発が多すぎる。酷いね!

    2015年12月2日 AM 10:09
  2. ゴーニィ より:

    一発台loveさま

    概ねおっしゃる通り。一発台の良さを知ってるということはそれなりにパチ歴が

    長いのですね。現状のパチンコ機はほぼゴミのような台ばかりですのでお気持ちは察します。

    1回交換でブンブン回りにするという手は、実は妙案なのです。いつか記事にします。

    3日で20万も負ける勇気があるということは、貴殿はまだまだ大丈夫です。って慰めにならないか?

    でも私は最近、負けの上限を25000円くらいにしてるんです。お気づきでしたか?

     

     

    2015年12月2日 PM 8:09

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