数字のトリック(北斗無双)
自分が今月、今年北斗無双を打つかどうかは分からないのですが、この遊技機はどうやら来年の1月までは稼動するだろうということで、あと8ヶ月くらいは無双をやれると思うし、最後にこの機械で華々しく花火を打ち上げたいという切なる願いを胸に秘めたる遊技客は多いことと推測いたします。そんな人たちの夢を叶える為に、微力ながら私が人肌脱ごうというのが表題の趣旨であり見事期待に応えられた暁には、是非とも私の方にご一報頂きたいと思って筆を取りました。
北斗無双の実質ST突入率
最近はネットワークパソコンとスマフォの世界でパチンコに関連する情報が溢れておりまして、遊技機のボーダーラインや期待値を調べることは簡単な世の中になりました。それだけでメシ食ってけるという人も少なくないんじゃと思いますが、公表される数字の信憑性につきましては各個人が数字の裏付けを取りながら進めていかないと駄目なこともあると思うんですね。何でも人が作ったものを全部信用してはいけないと思うし、仮に正しい情報であっても数字は一面だけをみていたら大火傷するってこともあるんです。正しいロジックで計算された結果が角度を変えてみたら間違ってるとは言わないまでも非常に危険な落とし穴に入り込むことがあります。本日は私が失敗した経験談を書いてみたいと思います。北斗無双のST突入率という括りでネットを検索すると、必ず実質的な突入率は63.5%であると書かれています。一例を挙げると次のような画像です。厳密に言えば100回転以内に当たる確率ではなくて104回転以内に当たる確率から計算を行うべきですが、そこは許容範囲内と考えることにしますが、それ以外にこの画像に示される内容にはかなり危険な考え方が含まれております。
ST突入率が63.5%であるならば、STにたどり着くまでの所要回転数は320÷0.635ですから約500回転ということです。この500という数字のことをいちいちこの表現使ってたら面倒くさいから以降は確変TSと呼ぶことにします。
大当たり確率は1/320
突入率が63.5%
確変TS⇒500
ここまでのお話で何か異論はあるでしょうか?無論数字は丸めてお話してますから500じゃなくて504だっていうのはナシ。上記の項目を見て何か感じるところはあるでしょうか?何も感じないよってお方は次の画像をご覧下さい。下記の15列は私が北斗無双を遊技した全ての記録ですが、これを見ると何か変だなってことに気付きます。通常時の抽選回数が8703回転なのに対して低確当選回数は30回であり、そのうちの14回がST突入回数だってことに注目して頂きたいです。
これによると大当たり確率が1/290でST突入率は14/8703⇒1/622となってますね。初当たりが確変よりも単発にブレているので、額面よりも確変TSが悪い数字になるのはわかるんですけど、それにしたって低すぎる数字です。500回に1回もSTに入れるかどうかが不安になってきました。大当たり確率が1/320で初当たり30なら30/9600となるんですけど、これで確と単が1:1近くになるとどうでしょうか。単が13で確が13で引き戻しが4とすると17/9600⇒TS565ということになります。何故ここで変だなって思ったかというと、額面500に対して622しか引けなかったら、かなりの負ツキなんですけど、それなのにこの機械では25万円も勝ってるってことが私には理解できませんでした。確かに高確率中の当たりっぷりが素晴らしすぎて、ST突入率のビハインドを大きく上回るような連チャンをしたという可能性もあるでしょうけど、自分の感覚としてはそんなに連チャンしてへんでってこと。この時点で確変TS500という数字はおかしいのではないかと疑問を持ちました。
17/9600程度が額面に近い数字だと思うんですよね。
初心者ねこさんが書いてくれた数字は本当に正しいのでしょうか?
初心者ねこさんの計算式をもっと分かりやすくするために、ヘソからの大当たりで単発を50、確変を50として計算をしてみましょう。引戻しを26.9ではなくて丸めて27%で計算すると上記の画像のようになり、ヘソで当った単発50のうち13.5が引戻しで、初っ端確変スタートが50なので合算で63.5%がSTだというのはその通りだと思います。単発で当った50回のうち、時短中に当らなかったのが36.5回なので残りの63.5がSTだよってことです。ただしこの考え方は、時短中に引戻した大当たり回数を初当たりとみなさずに除外してるんですよね。単発50、確変50で引戻しが13.5あるならば正確に言うと1/320の低確変乱数を113.5回取得しているんです。これに要する回転数は36320回転です。つまり初心者ねこさんは北斗無双の大当たり確率を1/320とみるのではなくて、1/363.2とみなしてるのです。
1/363.2のうちの63.5%がST突入である。
これに対して私が考えた理論に基づいて作ったのが上記の画像です。引戻しだろが、初っ端の当りだろが全部低確率を引いたことに変りはないので、低確変乱数を引いた数は全部初当たりとみなした内容です。これによると単発は50回、引戻しは13.5回、初っ端確変は50回ということで63.5/113.5⇒56%がST突入率ってことになります。
1/320のうちの56%がST突入である。
初心者ねこさん363.2÷0.635⇒570が確変TSである。
私の考え320÷0.56⇒570が確変TSである。
初心者ねこさんも私もどちらも同じことを言ってるんですけど、北斗無双の実質的なST突入率を63.5%とみる考え方をすると、確変TSが500であると錯覚し易くなってしまいます。去年の9月27日に同じような記事をUPしてますが、それまで私は北斗無双の確変TSが500だと思い込んでおりました。従ってインターネットに氾濫している計算結果には、大変なトリックが隠されていることがあり決して鵜呑みにしてはいけないって事と、たとえ事実であったとしても、それを自分にとって分かりやすい数字に置き換えて考える癖をつけなければ駄目なんです。ネット上で表現される数字に悪意はないと思いますが、北斗無双のST突入率に関しては「親切ではない」ってのが結論で、それを看破できるかどうかは読み手の能力次第。私自身も2020年まで間違って思い込んでいたので偉そうには言えませぬが、ネット数字を鵜呑みにしてると陥りやすい罠ってのは結構あると思います。此度のお話を親切に表現するならば
<北斗無双をヘソで単50、確50引いたとき>
単発50から引戻し回数を除外した数字とSTに突入した数字との比較をするとST突入率は63.5%である。従って大当たり確率が1/363.2とみなしたときのST突入率が63.5%であるから、確変TSは570である。または、大当たり確率が1/320とみなしたときのST突入率が56%であるから、確変TSは570である。
ここまで書いてくれないとちゃんと理解できない。
つまり北斗無双の6R単発で、時短中にも当らなかったときは大当たりとは言えず、欲しいST突入までの道のりは1/570ってことなんです。大当たり確率が1/570って言われるとかなり厳しい遊技台ですね。丸1日遊技するとなると、ST突入とST非突入とを繰り返すだろうし、場合によってはST突入が続いたり、非突入が続いたりするんですけど、STの間あいだにやってくる800個分の出玉が、安全度の向上には結びつかないという事。出玉がゼロよりは遥かにましだけど、それでもたかが800では僅か60回転しか回せない。海だと120回転なので、ここでの60回転の差がとりもなおさず安全度の違いってことになるけれどこの60の差は案外大きい。60回転回すだけで3000円~3500円の差がつくことになるから。
大当たり確率が1/570だと思って北斗無双に向き合ってる北斗ユーザーは少ないと思う。
北斗で18,19ならボダ超えてるし、20や21なら絶対に止めないって言う北斗ユーザーは思いっきり勘違いしてると思う。スタートが6.5,6.6程度の無双なら全然止めても構わないし、深追いする義務もない。勿論回らんより回った方が良いに決まってるけど、そんな当たり前田のクラッカー的ロジックは私には無縁。無双はパチンコとは言い難いほどの中毒性と射幸性があると思うけど、このような遊技機と直面する場合は、単純にインターネットの情報を鵜呑みにして遊技するのではなく、自分独自の安全基準を発動させるべき。沖縄は辛うじてパチンコ台と認めてあげるけれど北斗無双はパチンコ台とは認められない。無双でスタート6.3なら朝イチ550嵌りで止め。6.5なら朝イチ800嵌りで止めて正解と思う。
時短100付きの遊技機で、時短中の当りを初当たりとみるかみないかは昔から議論の対象になります。ホールコンピュータ上では時短中の引き戻しは、時短中に低確を引いたのか?確変中に高確を引いたのかが判断できないので、一律「時短中の引き戻しは確変」とみなされます。海系の台でヘソで単発を引いてその時短中に単発を引けば、確変2連チャンとして記録されるわけです。ヘソで単発を引いたのかどうかが判断できるのは遊技者ご自身だけのお話なので、この手の議論は意見が分かれるのですが沖縄4では
(1)1/320を引いたのは低確率乱数に当ったもの
(2)1/37を引いたのは高確率乱数に当ったもの
従って(1)は初当たり、(2)は確変中の当たりであることは紛れもない事実です。この考えを支持するなら、北斗無双の大当たり確率は1/320、ST突入率は56%となります。北斗無双のST突入率を63.5%と考える人達は、この機械が「甘い」、「大甘」だと勘違いすることにつながります。ところが実際にはそんなに甘くはなくて、570回転に1回しかSTに到達できない高いカベ。よしんばカベと突破できてもたかが80%という低い継続率に苦しめられることになるので、本当にこの機械を打つときは大変なのです。勝率も低いし、短時間で5万、6万がすっ飛ぶ時給殺しはできるだけやらない方が無難だと思うけれど、どうしても北斗無双が止められない。
北斗無双で勝ちたいんや!
という人の為に角度を変えて、この機械と向き合う術を自分なりに考えてみましょう。
6月は北斗無双月間です。
自分が勝てるか否かは別。
自分が打つかどうかも別。
私は危ない橋を渡らないがモットーです。
そして本日のお話で一番重要なことは、北斗無双のST突入率は63.5%ではないってこと。まずは突入率56%を理解することから始めよう。
コメント
こんにちわ(こんばんわかな?)
今月は天龍やらトキオやらが導入されるらしいので
軍資金作りと店の状況下見のため昨日からパチンコ復帰してます。
(おそらく天竜はボロ負けするでしょうから)
初戦は7のつく日が強い店で偶然にも初代無双終日打ってきました
二つ隣の台が大当たり60回超え(しかも16R偏りまくり)
その逆に隣の太ったおばちゃん終日打って単発3回
あの脳がとろける音を隣で1日中聞きながらはまり続けた
太ったおばちゃんの精神力に脱帽でした・・・・
プロの方じゃないのに(打ち方見て判断)イラつくそぶりも見せず
台パンもすることなく回し続けたマナーのいいおばちゃんみたいな
パチンカスが私は大好きです。
(無双の荒さの対比をしたかったのに結局おばちゃん称賛
の内容になってしまいました)
期待値収束させるのが難しい(総回転数が取れない)土日パチンカーが
これをメインにするのは厳しかったでしょうが
軍団や毎日打てるピンプロならやはり狙って当然の台です。
(特定日抽選に並ぶことができるなら)一番先に狙う台。
凡人の私にとって独自の安全基準設定しなきゃダメなのは海ミドルで
無双は終日稼働という考え方でした。
かなめ様
パチンコ復帰したんですか?また何で?
厳しいご時世に復帰。天龍って確か役物内入賞の返り玉ゼロじゃなかったですか。もしゼロベースだったら私は絶対やりません。基本アナログ打たないを主張してるのは、今のアナログが低ベース過ぎるから。
面白いとか面白くないとかの前に
高ベースはやる
低ベースはやらない
これだけ。私は通常ベースが命の人。
北斗無双3個賞球低ベース
沖4は4個賞球高ベース
ただそれだけのこと。
何よりも、何よりも何よりも安全なのが好き!
安全な遊技機が大好きです。
因みに天龍が大当たり2回ワンセットで出玉2,000個。飛び込み入りまくりで賞球オール10くらいなら、今の持ち玉無制限ルールにはフィットしますね。そんな台は死んでも作らんと思うけど。
ゴーニィさんの2021年後半は何で勝負していくのかとても気になります。
7月からライト源、アグネスから変わっていくのかどうか。
私は小休止しております。とっても遊技したいのは山々ですが、勝てる自信が無く足が動きません。負けたら後がないと感じてしまいます。
今の日本は若者に厳しすぎる気がします。とても生きるのに精一杯と感じます。余談挟んですみません。
どこでなにでリハビリしようか迷います。
ユリア様
かなり苦労してるみたいですね。
勝てない時は一杯休んでまた復帰してください。誰が読んでも勝てる記事のUPを目指して精進いたしますので毎週期待してお読みくださいませ。5月は23時間で20万。いつものようにしょうもない短時間稼働ばっかりで、プロの方からはお叱りを受けますが、こういう勝ち方ができるってことが「老獪」「熟練」。経験というのはかくも代え難い貴重な財産だとつくづく思います。こんな勝ち方ができるとたとえ1時間、2時間勝ちでもパチンコって楽しいなあって思いますね。
多分私は最後までこういう人生を送るんだろうな…
ってのが最近の心境ですが、勝ってるだけまだ幸せなことだと考えて残り少ない人生を堪能します。
5末に美容院に行きました。例の美容師さんは、何と何と何と4月に北斗無双とギンパラ319で45万円も勝ったそうで羨ましい限りです。師匠と弟子の関係はもうすぐ逆転されそうですが、本当にこれがあの美容師さんかと思えるほど見違えりました。彼は今年一皮むけたと思うし、私のブログを読んでいて何かを掴んだみたいです。彼は2016年の夏ごろから読み始めたと思うのでもうすぐ5年。最初はあまり成果が出ていなかったように思うのですが徐々に力を付けていってこの5年目で完全に勝ち組に成長したみたいですね。
北斗でどうしたらそんなに勝てるのか?今度じっくり聞いてきます。