特集 2023/01/13 09:00
2022年のパチスロ登場機種を振り返る!!
2022年のパチスロ業界を漢字一文字で表すと「兆」。筆者はそう考えております。
2022年は5号機の完全撤去に始まりその後どうなるかと思ったところで、一撃2400枚+αが可能な6.5号機が登場。
そしてそこから雰囲気は一変し、さらにスマスロのリリースなどもあってしばらく続いた低迷期からやっと抜け出した印象です。
長いトンネルの先に一筋の光が見え、そう遠くないところに明るい未来が待っている。そう感じられた希望の一年だったように思えます。
では、どんな一年だったのか。月別に振り返っていきましょう。
1月は1万台超えの導入が8機種あったことからもわかるように、2月はかなりの反動減となりました。
最も導入数を伸ばしたのは『BLACK LAGOON ZERO bullet MAX』となりましたが、『マイジャグラーV』の増産分が1月同様2月も1万台超導入されたので、新台入れ替えの案内でこちらを目にした人のほうが多いかもしれません。
そして、激甘の技術介入機『SLOTマッピー』が登場したのもこの月。設定1の出玉率が現役最高の104.1%ということもあって朝から大取合戦が繰り広げられました。
この時期、どのメーカー担当者も「どうせ買ってくれないから」と自嘲気味に話していたのを覚えていますが、そんな売れない時期はしばらく続きます。
前年のブランド一発目『パチスロ バイオハザード7 レジデント イービル』が大ヒットしたこともあり、この機種への期待は相当なものでした。
それでも販売数が1万台に届かなかったのはタイミングゆえでしょう。
それ以外には『ルパン三世』や『パチスロ蒼天の拳4』など歴史あるタイトルの後継機が続々とリリースされましたが、思いのほか売れず苦戦を強いられました。
番長ZEROや『アイムジャグラーEX』、『ファンキージャグラー2』の増産分もそれくらいずつ導入されるなど、動くかどうかわからない新機種よりは実績のある機種、定番機種に力を入れていきたいホールの思惑が透けて見えます。
冬の時代が続く新機種ではありますが、新たな息吹も感じられつつあります。
5月の新機種は全部で5機種、いずれも数千台程度。
設置店を探して打ちに行ってもバラエティーコーナーに1台など、寂しい新装開店が続きます。
来月には新基準となる6.5号機が登場するということで、ホールの買い控えが顕著に表れました。ファンキージャグラー2や、2021年12月に登場した『主役は銭形3』の増産分が新機種よりも導入されるなど、4月同様、“増台”の案内を目にする機会が多くありました。
内規変更に伴うタイミングゆえ、かなり少なくなりました。
そんな中、注目を集めたのは6号機一発目としてリリースされた『キャッツ・アイ』と『シリウス』。
特にキャッツ・アイは注目の高さから目標台数を早々にクリアし、6月最も売れた機種となりました。
これらの6.5号機は、その持ち合わせた性能をいかんなく発揮できるような仕様ではありませんでしたが、6.5号機の特徴である「一撃2400枚+α(差枚数)」システムは業界に明るい未来を提示してくれました。
特に『パチスロ犬夜叉』はときに一撃数千枚を吐き出すなど、6.5号機の可能性をいかんなく発揮してくれたリーディングマシンと言えるでしょう。
SNSで万枚報告がアップされるなど、その尖った出玉性能に目当てに特攻するプレイヤーが続出しました。
また、現在も高稼働を維持している『パチスロ甲鉄城のカバネリ』もこの7月に登場しました。
ほかにない独特のゲーム性でファンを魅了し、その後増産増産を重ねる大ヒット機種に育ちました。
ほかには人気シリーズ最新作となる『パチスロ アクエリオン ALL STARS』や『パチスロ鉄拳5』が導入数を伸ばしました。
7月に登場した新機種は6機種あり、いずれも5000台オーバーを記録するなどそれまでの新機種市場とは雰囲気が一変。
6.5号機に対する期待感もあり、この頃から客足が戻り始めます。
政宗戦極は歴代シリーズと同じ荒波仕様で、6.5号機の性能をいかんなく発揮できると多くのホールで導入。
一方、新鬼武者はそこまで一撃性は高くないものの、大ヒットを記録した初代『パチスロ 新鬼武者』のゲーム性を継承&進化させるなど原点回帰が功を奏しました。
こちらはその後も増産し、今も高稼働が続く人気機種となっています。
一撃性にばかり目がいきがちな6.5号機ですが、カバネリや新鬼武者のようにゲーム性を評価する声もこの頃から高まっていきます。
9月に登場した9機種+αの中でも特に注目されたのが伝説のロックバンドとコラボした『パチスロBOØWY』。某GOD系をオマージュした液晶図柄揃いのゲーム性で、特に年配層から支持されました。スマスロの足音が聞こえる中、9月はパチスロ犬夜叉の増産分が新機種並みに導入されるなど、6.5号機を営業の柱に据えるホールが増えていきます。
また、それ以外にも『パチスロ バイオハザード RE:2』が15000台、『笑ゥせぇるすまん4』や『パチスロ ハードボイルド』が1万台弱売れるなど健闘しました。通常、内規変更など時代の転換期は、先々の期待感が高い場合、旧機種の買い控えが起きるものです。
しかしながら、スマスロを導入するためにはそれ用のユニットなどを購入する必要があり、それが品薄で確保できないため、6.5号機の買い控えがそれほど起きない結果となりました。
『SLOTとある科学の超電磁砲』は1万台を超えるヒットを記録し、その出玉性能の高さから一躍脚光を浴びました。
そして、11月後半は待望のスマスロ第一陣がリリース。
万枚突破率が4号機以上と噂された『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』が2万台と最も販売数を伸ばしました。
同様に万枚突破率が高い『Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!!』も15000台を記録し、『スマスロリノヘブン』と合わせスマスロへの注目度の高さは数字にも表れています。
そんなメダルを使わないスマスロですが、6.5号機と比べ有利区間ゲーム数が最大4000G→上限撤廃となり、一撃性能こそ2400枚+α(差枚分)から変更ないものの、この有利区間ゲーム数の上限撤廃の恩恵なのか、万枚報告やコンプリート機能発動(19000枚)など驚異的な獲得出玉が世間を賑わせています。
また、この時期象徴的だったのが稼働のいい機種の増台案内。カバネリや新鬼武者といった人気機種の増産分がスマスロ導入日に合わせて導入され、スマスロを入れられなかったホールの対抗意識の強さも垣間見ることができました。
このエリサラ鏡は2万台以上を販売しながらも高稼働維持し、今年1月には追加で1万台ほど導入予定となっています。
番長系マシの継承している馴染みやすいゲーム性はスマスロになっても健在で、今最も勢いのある機種と言っても過言ではないでしょう。
またこの12月は、『沖ドキ!GOLD』(30φ&25φ)も相当売れましたし、『パチスロ幼女戦記』や『パチスロ 真俺の空』も1万台以上と、6.5号機に対する期待感も想像以上でした。
動かない旧機種を早々に入れ替え、ホール運営を立て直したいと思っているところが多い印象を受けます。
前年が約63万台ですから、115%の伸びとなります。ここ10年の販売総数を見てみると2020年に約40万台と底を打ち、そこから少しずつ回復傾向にあります。2023年は6.5号機への入れ替え増進とスマスロの本格普及も見込め、パチスロを取り巻く環境は2022年よりも活性化することは間違いありません。
春にはあの北斗の拳が初代のゲーム性をひっさげスマスロで登場予定となっていますし、同じく春にはスマートパチンコも出るようなのできっと業界全体が盛り上がる一年になることでしょう。
※ページ内の数値は独自調査
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2022年は5号機の完全撤去に始まりその後どうなるかと思ったところで、一撃2400枚+αが可能な6.5号機が登場。
そしてそこから雰囲気は一変し、さらにスマスロのリリースなどもあってしばらく続いた低迷期からやっと抜け出した印象です。
長いトンネルの先に一筋の光が見え、そう遠くないところに明るい未来が待っている。そう感じられた希望の一年だったように思えます。
では、どんな一年だったのか。月別に振り返っていきましょう。
【1〜3月】「5号機が完全撤去!」
1月
1月末が5号機の撤去期限ということもあり、その入れ替え需要を見込んで各メーカーが攻勢をかけました。2月
1月の反動からか新機種数は5機種と少なめ。販売台数も総じて少なく、1万台を超えた機種は0。1月は1万台超えの導入が8機種あったことからもわかるように、2月はかなりの反動減となりました。
最も導入数を伸ばしたのは『BLACK LAGOON ZERO bullet MAX』となりましたが、『マイジャグラーV』の増産分が1月同様2月も1万台超導入されたので、新台入れ替えの案内でこちらを目にした人のほうが多いかもしれません。
そして、激甘の技術介入機『SLOTマッピー』が登場したのもこの月。設定1の出玉率が現役最高の104.1%ということもあって朝から大取合戦が繰り広げられました。
この時期、どのメーカー担当者も「どうせ買ってくれないから」と自嘲気味に話していたのを覚えていますが、そんな売れない時期はしばらく続きます。
2月に登場した新機種 | ||||
BLACK LAGOON ZERO bullet MAX(エフ) |
パチスロドリフターズ(サミー) |
メルヘンクエスト(ジェイピーエス) |
パチスロ言い訳はさせないわよ by 激壇蜜(ボーダー) |
SLOTマッピー(メーシー) |
3月
注目を集めたのは『パチスロ デビル メイ クライ 5』。メーカーは今作が2作目となるアデリオン。前年のブランド一発目『パチスロ バイオハザード7 レジデント イービル』が大ヒットしたこともあり、この機種への期待は相当なものでした。
それでも販売数が1万台に届かなかったのはタイミングゆえでしょう。
それ以外には『ルパン三世』や『パチスロ蒼天の拳4』など歴史あるタイトルの後継機が続々とリリースされましたが、思いのほか売れず苦戦を強いられました。
3月に登場した新機種 | ||||
パチスロ デビル メイ クライ 5(アデリオン) |
Sルパン三世(オリンピア) |
パチスロ蒼天の拳4(サミー) |
パチスロ TIGER & BUNNY SP(山佐ネクスト) |
Sナナイロサンゴ(バルテック) |
沖縄フェスティバル-30(パイオニア) |
【4〜6月】「新基準6.5号機がリリース!」
4月
GW戦線を前に9機種がリリース。『SLOTえとたま』や『十字架5』がやや売れた部類となりますが、それでも5000台程度。番長ZEROや『アイムジャグラーEX』、『ファンキージャグラー2』の増産分もそれくらいずつ導入されるなど、動くかどうかわからない新機種よりは実績のある機種、定番機種に力を入れていきたいホールの思惑が透けて見えます。
冬の時代が続く新機種ではありますが、新たな息吹も感じられつつあります。
4月に登場した新機種 | ||||
ぱちスロ ウルトラマンタロウ 暴君SPEC(オッケー.) |
パチスロひぐらしのなく頃に祭2 カケラ遊び編(オーイズミ) |
パチスロこの素晴らしい世界に祝福を!(サミー) |
アカジン-30(バルテック) |
SLOTえとたま(メーシー) |
パチスロ 月華 雅(エンターライズ) |
S超ギラギラ爺サマー(サボハニ) |
S 2027DB(ジェイピーエス) |
S十字架5(ネット) |
5月
有名なアニメ版権モノ『ぱちすろ けものフレンズ』がパチスロ初登場ということで注目を集めました。5月の新機種は全部で5機種、いずれも数千台程度。
設置店を探して打ちに行ってもバラエティーコーナーに1台など、寂しい新装開店が続きます。
来月には新基準となる6.5号機が登場するということで、ホールの買い控えが顕著に表れました。ファンキージャグラー2や、2021年12月に登場した『主役は銭形3』の増産分が新機種よりも導入されるなど、4月同様、“増台”の案内を目にする機会が多くありました。
5月に登場した新機種 | ||||
Sスーパー海物語 IN JAPAN祭(三洋物産) |
ハナハナホウオウ~天翔~GP(パイオニア) |
SLOT STEINS;GATE(メーシー) |
ぱちすろ けものフレンズ(サミー) |
パチスロ ゼーガペイン2(製造:山佐 / 販売:山佐) |
6月
6月に登場した新機種は全部で3機種+α。内規変更に伴うタイミングゆえ、かなり少なくなりました。
そんな中、注目を集めたのは6号機一発目としてリリースされた『キャッツ・アイ』と『シリウス』。
特にキャッツ・アイは注目の高さから目標台数を早々にクリアし、6月最も売れた機種となりました。
これらの6.5号機は、その持ち合わせた性能をいかんなく発揮できるような仕様ではありませんでしたが、6.5号機の特徴である「一撃2400枚+α(差枚数)」システムは業界に明るい未来を提示してくれました。
6月に登場した新機種 | ||||
Sキャッツ・アイ(平和) |
パチスロ ピンクパンサーSP(山佐) |
シリウス(ヤーマ) |
【7〜9月】「6.5号機を契機にパチスロ復調!」
7月
1万台クラスの新機種が4機種登場するなど、7月は久しぶりの豊作となりました。特に『パチスロ犬夜叉』はときに一撃数千枚を吐き出すなど、6.5号機の可能性をいかんなく発揮してくれたリーディングマシンと言えるでしょう。
SNSで万枚報告がアップされるなど、その尖った出玉性能に目当てに特攻するプレイヤーが続出しました。
また、現在も高稼働を維持している『パチスロ甲鉄城のカバネリ』もこの7月に登場しました。
ほかにない独特のゲーム性でファンを魅了し、その後増産増産を重ねる大ヒット機種に育ちました。
ほかには人気シリーズ最新作となる『パチスロ アクエリオン ALL STARS』や『パチスロ鉄拳5』が導入数を伸ばしました。
7月に登場した新機種は6機種あり、いずれも5000台オーバーを記録するなどそれまでの新機種市場とは雰囲気が一変。
6.5号機に対する期待感もあり、この頃から客足が戻り始めます。
7月に登場した新機種 | ||||
ニューゲッターマウス(エレコ) |
パチスロ犬夜叉(クロスアルファ) |
パチスロ甲鉄城のカバネリ(サミー) |
パチスロ アクエリオン ALL STARS(SANKYO) |
スーパーハナハナ2-30(パイオニア) |
パチスロ鉄拳5(山佐ネクスト) |
8月
8月の新機種は6機種。『政宗 戦極』と『パチスロ 新鬼武者2』のツートップが話題を独占しました。政宗戦極は歴代シリーズと同じ荒波仕様で、6.5号機の性能をいかんなく発揮できると多くのホールで導入。
一方、新鬼武者はそこまで一撃性は高くないものの、大ヒットを記録した初代『パチスロ 新鬼武者』のゲーム性を継承&進化させるなど原点回帰が功を奏しました。
こちらはその後も増産し、今も高稼働が続く人気機種となっています。
一撃性にばかり目がいきがちな6.5号機ですが、カバネリや新鬼武者のようにゲーム性を評価する声もこの頃から高まっていきます。
8月に登場した新機種 | ||||
S黄門ちゃま喝2(オリンピア) |
パチスロ FAIRY TAIL2(藤商事) |
パチスロ 新鬼武者2(エンターライズ) |
政宗 戦極(大都技研) |
チバリヨ-25(ネット) |
パチスロ閃乱カグラBURST UP(オーイズミ) |
9月
9月も1万台クラスが続出し、『BIG島唄30』や『CREA NEWクレアの秘宝伝』、『パチスロペルソナ5』など、告知系からノーマルタイプ、人気ゲームとのタイアップなど幅広いジャンルのマシンが販売数を伸ばしました。9月に登場した9機種+αの中でも特に注目されたのが伝説のロックバンドとコラボした『パチスロBOØWY』。某GOD系をオマージュした液晶図柄揃いのゲーム性で、特に年配層から支持されました。スマスロの足音が聞こえる中、9月はパチスロ犬夜叉の増産分が新機種並みに導入されるなど、6.5号機を営業の柱に据えるホールが増えていきます。
9月に登場した新機種 | ||||
Sアバサー(アムテックス) |
Sアバサー-30(アムテックス) |
Sボンバーガール(コナミアミューズメント) |
パチスロペルソナ5(サミー) |
CREA Newクレアの秘宝伝(大都技研) |
Sヴィーナスゾーン(パイオニア) |
スーパーリオエース(山佐ネクスト) |
パチスロBOØWY(販売:D-light) |
S BIG島唄30(平和) |
【10〜12月】「スマスロ登場でさらに活性化!」
10月
10月最も売れたのは、2万台以上を記録した『ハッピージャグラーV III』。この機種はシリーズの中でも異色となる出目マシンで、特に若者から支持を集めるなど多様性を象徴する1台です。また、それ以外にも『パチスロ バイオハザード RE:2』が15000台、『笑ゥせぇるすまん4』や『パチスロ ハードボイルド』が1万台弱売れるなど健闘しました。通常、内規変更など時代の転換期は、先々の期待感が高い場合、旧機種の買い控えが起きるものです。
しかしながら、スマスロを導入するためにはそれ用のユニットなどを購入する必要があり、それが品薄で確保できないため、6.5号機の買い控えがそれほど起きない結果となりました。
10月に登場した新機種 | ||||
パチスロ バイオハザード RE:2(アデリオン) |
パチスロ ハードボイルド(サミー) |
S笑ゥせぇるすまん4(三洋物産) |
パチスロRYUKYU BEAT-30(ロデオ) |
パチスロ 魔法少女育成計画(カルミナ) |
パチスロ ダンまち外伝 ソード・オラトリア(北電子) |
ハッピージャグラーV III(北電子) |
11月
11月前半は2機種が話題を独占。『花火絶景』が2万台超の大量導入を果たし、昔を知るオールドファンが朝から多数詰めかけていました。『SLOTとある科学の超電磁砲』は1万台を超えるヒットを記録し、その出玉性能の高さから一躍脚光を浴びました。
そして、11月後半は待望のスマスロ第一陣がリリース。
万枚突破率が4号機以上と噂された『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』が2万台と最も販売数を伸ばしました。
同様に万枚突破率が高い『Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!!』も15000台を記録し、『スマスロリノヘブン』と合わせスマスロへの注目度の高さは数字にも表れています。
そんなメダルを使わないスマスロですが、6.5号機と比べ有利区間ゲーム数が最大4000G→上限撤廃となり、一撃性能こそ2400枚+α(差枚分)から変更ないものの、この有利区間ゲーム数の上限撤廃の恩恵なのか、万枚報告やコンプリート機能発動(19000枚)など驚異的な獲得出玉が世間を賑わせています。
また、この時期象徴的だったのが稼働のいい機種の増台案内。カバネリや新鬼武者といった人気機種の増産分がスマスロ導入日に合わせて導入され、スマスロを入れられなかったホールの対抗意識の強さも垣間見ることができました。
11月に登場した新機種 | ||||
ラストユートピア(パイオニア) |
SLOTとある科学の超電磁砲(藤商事) |
花火絶景(ミズホ) |
パチスロ鉄拳4アルティメットデビルVer.(山佐ネクスト) |
パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ (SANKYO) |
トリプルクラウンVK-30(清龍ゲームジャパン) |
Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!!(平和) |
スマスロリノヘブン(山佐ネクスト) |
12月
スマスロの大本命と言われていた『HEY!エリートサラリーマン鏡』が満を持して登場。このエリサラ鏡は2万台以上を販売しながらも高稼働維持し、今年1月には追加で1万台ほど導入予定となっています。
番長系マシの継承している馴染みやすいゲーム性はスマスロになっても健在で、今最も勢いのある機種と言っても過言ではないでしょう。
またこの12月は、『沖ドキ!GOLD』(30φ&25φ)も相当売れましたし、『パチスロ幼女戦記』や『パチスロ 真俺の空』も1万台以上と、6.5号機に対する期待感も想像以上でした。
動かない旧機種を早々に入れ替え、ホール運営を立て直したいと思っているところが多い印象を受けます。
12月に登場した主な新機種 | ||||
パチスロ這いよれ!ニャル子さん(EXCITE) |
パチスロ幼女戦記(サミー) |
HEY!エリートサラリーマン鏡(パオン・ディーピー) |
パチスロ 真俺の空(スパイキー) |
もっと!チバリヨ-30(ネット) |
沖ドキ!GOLD-30(ミズホ) |
沖ドキ!GOLD(ユニバーサルブロス) |
まとめ
夏以降に登場した6.5号機でプレイヤーの意識が変わり、スマスロで新しい未来を感じ始めた2022年。新機種は総勢101機種、約72万台となりました。前年が約63万台ですから、115%の伸びとなります。ここ10年の販売総数を見てみると2020年に約40万台と底を打ち、そこから少しずつ回復傾向にあります。2023年は6.5号機への入れ替え増進とスマスロの本格普及も見込め、パチスロを取り巻く環境は2022年よりも活性化することは間違いありません。
春にはあの北斗の拳が初代のゲーム性をひっさげスマスロで登場予定となっていますし、同じく春にはスマートパチンコも出るようなのできっと業界全体が盛り上がる一年になることでしょう。
※ページ内の数値は独自調査
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