特集 2023/12/14 15:00
パチンコ・パチスロ販売実績2023
去年に引き続き、今年もパチンコ・パチスロ販売実績を振り返ります。
スマート遊技機については、パチスロは大きく台数を伸ばしましたが、パチンコはまだまだこれからといったところ。来年に期待したいですね。
今年は「総販売台数」「機種販売台数トップ10」「メーカーグループ販売台数トップ5」「販売台数推移」に加え、「スマート遊技機の状況」「ホール軒数の推移」も掲載しています。
集計方法や注意事項は最下部に記載していますのでご確認ください。
それでは「パチンコ・パチスロ販売実績2023」をご覧ください!
一方、パチスロは750,000台。前年比で104%。
パチンコは3年ぶりに100万台を割込む厳しい結果と言える。
パチスロに関しては昨年後半より導入開始された6.5号機やスマスロで高評価を得た機種も登場し、順調に思えたが前年から微増という結果となっている。
第2位はビスティ『ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Type レイ』で48,000台。
第3位は三洋物産『PA大海物語5 Withアグネス・ラム』で39,000台。
第4位は三洋物産『P大海物語5』で37,500台。
第5位はサンセイアールアンドディ『P牙狼GOLD IMPACT』で36,000台。
〇昨年は3機種のみであった30,000台以上売れた機種が、今年は7機種となっている。
〇ただし、一方では今年のパチンコの合計販売台数は落ち込んでいることから、機種ごとの販売台数格差は広がっているともいえる。
〇また、シリーズ単位で台数を見てみると、1位となるのは『大海物語5』シリーズ。ミドル・甘デジを合算した場合、76,500台となり、以前と比べると販売台数自体は少なくなったが「海シリーズ」の根強い人気がうかがえる。
2位は「シン・エヴァンゲリオン」シリーズで60,000台。前作が現在も人気機種となっており、新作の同シリーズへの期待が感じられる。導入後の活躍に注目しておきたい。
第2位は北電子『ゴーゴージャグラー3』で38,000台。
第3位はミズホ『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』で37,000台。
第4位はロデオ『スマスロ バイオハザード:ヴェンデッタ』で33,000台。
第5位はサミー『パチスロ甲鉄城のカバネリ』で昨年からのロングヒット。今年32,000台を増産し累計では50,500台となっている。
〇昨年は3機種のみであった30,000台以上売れた機種が、今年は5機種となっている。
〇また、上位10機種のうち6機種がスマスロとなっており、スマスロへの移行が順調に進んでいることが分かる。
〇今年は4月に『スマスロ北斗の拳』が登場し大人気となったことをきっかけに、スマスロ導入の流れが一気に広がったといえる。
【参考データ】
6位:藤商事グループ 7位:大一グループ 8位:サンセイアールアンドディ 9位:平和グループ 10位:ユニバーサルグループ
2年連続の1位で「Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED」と「シン・エヴァンゲリオン」シリーズで100,000台を超え、圧倒的な差でリーディングカンパニーとしての強さが際立った年と言える。
2位は三洋グループで141,000台。
3位はサミーグループで129,000台で2017年以来のトップ3入り。
4位は京楽産業.グループで65,000台。
5位はニューギングループで63,000台。
〇2023年はトップのSANKYOグループは30万台を超える高実績となった。
一方で4位でも70,000台を下回る実績となっており、メーカー格差はさらに広がっていると感じる。
【参考データ】
6位:山佐グループ 7位:大都グループ 8位:藤商事グループ 9位:エンターライズグループ 10位:フィールズグループ
「スマスロ北斗の拳」と「パチスロ甲鉄城のカバネリ」の増産で100,000台を超え、昨年は僅差で2位だったが2019年以来4年ぶりの1位となった。
2位は後半にスマスロを販売し追い上げたユニバーサルグループで120,000台。
3位はSANKYOグループの72,000台で2013年以来10年ぶりのトップ3入り。
4位は北電子グループで51,000台。
5位は平和グループで41,000台。
〇2023年はトップのサミーグループは昨年1位の実績95,000台の倍となる19万台以上を販売し高実績となった。
一方で5位でも50,000台を下回る実績となっており、パチンコ同様にメーカー格差はさらに広がっていると感じる。
【パチンコ】
【パチスロ】
今年納品された機種のスマート遊技機台数割合を比較してみた。
○パチンコは125機種納品され、うち13機種がスマパチ。
販売台数を見ると、972,000台のうちスマパチは115,000台と4月から導入開始とはいえ、わずか12%にとどまっている。
○一方パチスロは82機種納品され、うち32機種がスマスロ。
販売台数をみると、750,000台のうちスマスロは442,000台と機種数は少ないものの割合は59%と積極的なスマート遊技機化を感じる結果となった。
『スマスロ北斗の拳』以降、販売機種もスマスロが多くなってきており、人気機種の登場とともにスマスロに上手く移行しているといえる。
○全体のスマート遊技機化については、大きく出遅れた感のあるパチンコにおいて、スマパチでのヒット機種登場が鍵を握ると考えられる。
〇ホール軒数は2012年から約5,000軒の減少となっている。
〇ホール軒数減少に伴い、もちろん販売台数も減少。2012年と比較すると約200万台減少と半分以下の厳しい状況となっている。
〇2020年コロナ禍でパチンコ・パチスロとも2012年以降で最低の販売台数となっていたが、2021年・2022年とホール軒数が減少する中、下げ止まりを見せていた。
しかし、今年はスマスロでの盛り上がりは見せていたもののパチンコ・パチスロの合計販売台数は減少。
〇来年以降もホール軒数の減少は想定できるため、更なる販売台数の減少は避けられない可能性が高いと思われる。
〇スマスロの普及と同様にスマパチでヒット機種が登場し、結果としてホール軒数の減少が鈍化して来れば、本当の下げ止まりに近づくため、今後のヒット機種登場に期待したい。
〇期待要素 … *LT機・スマパチの普及
▲不安要素 … *ユニット・改刷対応等による設備投資増加
*まだ底の見えないホールの減少傾向
*改善されない型式試験適合率の低さ
現状、スマスロは普及しパチンコがパチスロに押されている状況。
また、スマパチはヒット機種が生まれず、メーカーも消極的で動きは鈍く感じる。
来年はLT機登場やスマパチの普及などパチンコの奮起に期待したいところ。
ただし、改刷対応やスマート遊技機導入のための設備投資も必要なため、ホールの厳しい状況は変わらず、販売台数も大きな伸びは望めないのではないか?
スマート遊技機については、パチスロは大きく台数を伸ばしましたが、パチンコはまだまだこれからといったところ。来年に期待したいですね。
今年は「総販売台数」「機種販売台数トップ10」「メーカーグループ販売台数トップ5」「販売台数推移」に加え、「スマート遊技機の状況」「ホール軒数の推移」も掲載しています。
集計方法や注意事項は最下部に記載していますのでご確認ください。
それでは「パチンコ・パチスロ販売実績2023」をご覧ください!
2023年 パチンコ・パチスロ 総販売台数
2021年 | 2022年 | 2023年 | 前年比 | |
パチンコ | 1,105,000台 | 1,037,000台 | 972,000台 | 94% |
パチスロ | 627,000台 | 721,000台 | 750,000台 | 104% |
◆2023年パチンコ・パチスロ販売台数(ポイント)
2023年のパチンコ販売実績は972,000台。前年比94%という結果に。一方、パチスロは750,000台。前年比で104%。
パチンコは3年ぶりに100万台を割込む厳しい結果と言える。
パチスロに関しては昨年後半より導入開始された6.5号機やスマスロで高評価を得た機種も登場し、順調に思えたが前年から微増という結果となっている。
2023年 パチンコ 機種別 トップ10
順位 | 機種名 | メーカー | 販売実績 |
1 | Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED | SANKYO | 50,000 台 |
2 | ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Type レイ | ビスティ | 48,000 台 |
3 | PA大海物語5 Withアグネス・ラム | 三洋物産 | 39,000 台 |
4 | P大海物語5 | 三洋物産 | 37,500 台 |
5 | P牙狼 GOLD IMPACT | サンセイアールアンドディ | 36,000 台 |
6 | P真・北斗無双 第4章 | 銀座 | 34,500 台 |
7 | Pフィーバー炎炎ノ消防隊 | SANKYO | 30,000 台 |
8 | 新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ | ビスティ | 25,000 台 |
9 | P真・花の慶次3~黄金一閃~ | ニューギン | 21,000 台 |
10 | ぱちんこ 新・必殺仕置人 S | 京楽産業. | 20,500 台 |
◆2023年パチンコ機種別トップ10(ポイント)
〇2023年のパチンコ機種別1位はSANKYOの『Pフィーバー機動戦士ガンダム SEED』で50,000台。第2位はビスティ『ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Type レイ』で48,000台。
第3位は三洋物産『PA大海物語5 Withアグネス・ラム』で39,000台。
第4位は三洋物産『P大海物語5』で37,500台。
第5位はサンセイアールアンドディ『P牙狼GOLD IMPACT』で36,000台。
〇昨年は3機種のみであった30,000台以上売れた機種が、今年は7機種となっている。
〇ただし、一方では今年のパチンコの合計販売台数は落ち込んでいることから、機種ごとの販売台数格差は広がっているともいえる。
〇また、シリーズ単位で台数を見てみると、1位となるのは『大海物語5』シリーズ。ミドル・甘デジを合算した場合、76,500台となり、以前と比べると販売台数自体は少なくなったが「海シリーズ」の根強い人気がうかがえる。
2位は「シン・エヴァンゲリオン」シリーズで60,000台。前作が現在も人気機種となっており、新作の同シリーズへの期待が感じられる。導入後の活躍に注目しておきたい。
2023年 パチスロ 機種別 トップ10
順位 | 機種名 | メーカー名 | 販売実績 |
1 | スマスロ北斗の拳 | タイヨーエレック | 84,000台 |
2 | ゴーゴージャグラー3 | 北電子 | 38,000台 |
3 | アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.- | ミズホ | 37,000台 |
4 | スマスロ バイオハザード:ヴェンデッタ | ロデオ | 33,000台 |
5 | パチスロ甲鉄城のカバネリ | サミー | 32,000台 |
6 | スマスロ劇場版 魔法少女まどか☆マギカ | メーシー | 25,500台 |
7 | スマスロバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 | エレコ | 21,000台 |
7 | HEY!エリートサラリーマン鏡 | パオン・ディーピー | 21,000台 |
9 | L戦国乙女4 戦乱に閃く炯眼の軍師 | オリンピアエステート | 19,000台 |
10 | パチスロ傷物語-始マリノ刻- | ロデオ | 18,000台 |
◆2023年パチスロ機種別トップ10(ポイント)
〇2023年のパチスロ機種別1位はタイヨーエレックの『スマスロ北斗の拳』で84,000台。「ジャグラーシリーズ」を除けば販売台数80,000台を超えたのは2016年の「パチスロ北斗の拳 修羅の国篇」以来7年ぶりとなっている。第2位は北電子『ゴーゴージャグラー3』で38,000台。
第3位はミズホ『アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-』で37,000台。
第4位はロデオ『スマスロ バイオハザード:ヴェンデッタ』で33,000台。
第5位はサミー『パチスロ甲鉄城のカバネリ』で昨年からのロングヒット。今年32,000台を増産し累計では50,500台となっている。
〇昨年は3機種のみであった30,000台以上売れた機種が、今年は5機種となっている。
〇また、上位10機種のうち6機種がスマスロとなっており、スマスロへの移行が順調に進んでいることが分かる。
〇今年は4月に『スマスロ北斗の拳』が登場し大人気となったことをきっかけに、スマスロ導入の流れが一気に広がったといえる。
2023年 メーカーグループ販売台数 トップ5
【パチンコ】順位 | メーカー | 販売実績 | 主な販売機種 |
1位 | SANKYOグループ | 305,000台 (20機種) |
Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED:50,000台 ぱちんこ シン・エヴァンゲリオンType レイ:48,000台 |
2位 | 三洋グループ | 141,000台 (11機種) |
PA大海物語5 Withアグネス・ラム:39,000台 P大海物語5:37,500台 |
3位 | サミーグループ | 129,000台 (11機種) |
P真・北斗無双 第4章:34,500台 P北斗の拳 暴凶星:17,500台 |
4位 | 京楽産業.グループ | 65,000台 (8機種) |
ぱちんこ 新・必殺仕置人 S:20,500台 スマートぱちんこソードアート・オンライン:17,500台 |
5位 | ニューギングループ | 63,000台 (12機種) |
P真・花の慶次3~黄金一閃~:21,000台 e花の慶次~裂 一刀両断:19,000台 |
【参考データ】
6位:藤商事グループ 7位:大一グループ 8位:サンセイアールアンドディ 9位:平和グループ 10位:ユニバーサルグループ
◆2023年パチンコメーカートップ5(ポイント)
○2023年のパチンコメーカーグループ別販売実績1位はSANKYOグループで305,000台。2年連続の1位で「Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED」と「シン・エヴァンゲリオン」シリーズで100,000台を超え、圧倒的な差でリーディングカンパニーとしての強さが際立った年と言える。
2位は三洋グループで141,000台。
3位はサミーグループで129,000台で2017年以来のトップ3入り。
4位は京楽産業.グループで65,000台。
5位はニューギングループで63,000台。
〇2023年はトップのSANKYOグループは30万台を超える高実績となった。
一方で4位でも70,000台を下回る実績となっており、メーカー格差はさらに広がっていると感じる。
2023年 メーカーグループ販売台数 トップ5
【パチスロ】順位 | メーカー | 販売実績 | 主な販売機種 |
1位 | サミーグループ | 195,000台 (8機種) |
スマスロ北斗の拳:84,000台 パチスロ甲鉄城のカバネリ:33,000台 |
2位 | ユニバーサルグループ | 120,000台 (8機種) |
アナザーゴッドハーデス:37,000台 スマスロ劇場版 魔法少女まどか☆マギカ:25,500台 |
3位 | SANKYOグループ | 72,000台 (5機種) |
Lエヴァンゲリオン~未来への創造~:17,500台 パチスロ 炎炎ノ消防隊:15,000台 |
4位 | 北電子グループ | 51,000台 (3機種) |
ゴーゴージャグラー3:38,000台 回胴式遊技機 グランベルム:10,000台 |
5位 | 平和グループ | 41,000台 (4機種) |
L戦国乙女4 戦乱に閃く炯眼の軍師:19,000台 L主役は銭形4:14,000台 |
【参考データ】
6位:山佐グループ 7位:大都グループ 8位:藤商事グループ 9位:エンターライズグループ 10位:フィールズグループ
◆2023年パチスロメーカートップ5(ポイント)
○2023年のパチスロメーカーグループ別販売実績1位はサミーグループで195,000台。「スマスロ北斗の拳」と「パチスロ甲鉄城のカバネリ」の増産で100,000台を超え、昨年は僅差で2位だったが2019年以来4年ぶりの1位となった。
2位は後半にスマスロを販売し追い上げたユニバーサルグループで120,000台。
3位はSANKYOグループの72,000台で2013年以来10年ぶりのトップ3入り。
4位は北電子グループで51,000台。
5位は平和グループで41,000台。
〇2023年はトップのサミーグループは昨年1位の実績95,000台の倍となる19万台以上を販売し高実績となった。
一方で5位でも50,000台を下回る実績となっており、パチンコ同様にメーカー格差はさらに広がっていると感じる。
2023年 スマート遊技機の状況
【パチンコ】
販売機種数 (増産機種含む) |
販売実績 | 1機種当たり平均台数 | 割合 | |
P機 | 112機種 | 857,000台 | 7,700台 | 88% |
スマパチ | 13機種 | 115,000台 | 8,800台 | 12% |
合計 | 125機種 | 972,000台 | 7,800台 |
【パチスロ】
販売機種数 (増産機種含む) |
販売実績 | 1機種当たり平均台数 | 割合 | |
S機 | 50機種 | 308,000台 | 6,200台 | 41% |
スマスロ | 32機種 | 442,000台 | 13,800台 | 59% |
合計 | 82機種 | 750,000台 | 9,100台 |
◆2023年 スマート遊技機の状況(ポイント)
○パチスロは昨年11月、パチンコは今年4月より導入が開始されたスマート遊技機。今年納品された機種のスマート遊技機台数割合を比較してみた。
○パチンコは125機種納品され、うち13機種がスマパチ。
販売台数を見ると、972,000台のうちスマパチは115,000台と4月から導入開始とはいえ、わずか12%にとどまっている。
○一方パチスロは82機種納品され、うち32機種がスマスロ。
販売台数をみると、750,000台のうちスマスロは442,000台と機種数は少ないものの割合は59%と積極的なスマート遊技機化を感じる結果となった。
『スマスロ北斗の拳』以降、販売機種もスマスロが多くなってきており、人気機種の登場とともにスマスロに上手く移行しているといえる。
○全体のスマート遊技機化については、大きく出遅れた感のあるパチンコにおいて、スマパチでのヒット機種登場が鍵を握ると考えられる。
販売実績とホール軒数の推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
P (千台) |
2,491 | 2,223 | 2,051 | 1,985 | 1,687 | 1,424 | 1,326 | 1,148 | 955 | 1,105 | 1,037 | 972 |
S (千台) |
1,281 | 1,347 | 1,157 | 1,112 | 826 | 757 | 406 | 557 | 402 | 627 | 721 | 750 |
合計 (千台) |
3,772 | 3,570 | 3,208 | 3,097 | 2,513 | 2,181 | 1,732 | 1,705 | 1,357 | 1,732 | 1,758 | 1,722 |
ホール 軒数 |
12,149 | 11,893 | 11,627 | 11,310 | 10,986 | 10,596 | 10,060 | 9,639 | 9,035 | 8,458 | 7,665 | - |
◆販売実績とホール軒数の推移(ポイント)
〇2012年からの販売実績とホール軒数の推移を比較してみた。〇ホール軒数は2012年から約5,000軒の減少となっている。
〇ホール軒数減少に伴い、もちろん販売台数も減少。2012年と比較すると約200万台減少と半分以下の厳しい状況となっている。
〇2020年コロナ禍でパチンコ・パチスロとも2012年以降で最低の販売台数となっていたが、2021年・2022年とホール軒数が減少する中、下げ止まりを見せていた。
しかし、今年はスマスロでの盛り上がりは見せていたもののパチンコ・パチスロの合計販売台数は減少。
〇来年以降もホール軒数の減少は想定できるため、更なる販売台数の減少は避けられない可能性が高いと思われる。
〇スマスロの普及と同様にスマパチでヒット機種が登場し、結果としてホール軒数の減少が鈍化して来れば、本当の下げ止まりに近づくため、今後のヒット機種登場に期待したい。
2024年 業界販売実績予想
◎安心要素 … *スムーズに移行を続けるスマスロ〇期待要素 … *LT機・スマパチの普及
▲不安要素 … *ユニット・改刷対応等による設備投資増加
*まだ底の見えないホールの減少傾向
*改善されない型式試験適合率の低さ
現状、スマスロは普及しパチンコがパチスロに押されている状況。
また、スマパチはヒット機種が生まれず、メーカーも消極的で動きは鈍く感じる。
来年はLT機登場やスマパチの普及などパチンコの奮起に期待したいところ。
ただし、改刷対応やスマート遊技機導入のための設備投資も必要なため、ホールの厳しい状況は変わらず、販売台数も大きな伸びは望めないのではないか?
※注意事項※
◇集計方法について
〇各数値は弊社独自調査によるものです。
〇全ての集計は納品日をベースとしております。
〇メーカーは子会社等を含めたグループで集計しております。
〇端数は500台単位で集計しております。
◇数値等の使用について
〇今回発表した数値は自由にお使いいただいて構いません。
ただし、ご使用の際は「パチンコビレッジ調査数値」等わかるよう記載をお願いします。
〇弊社独自調査による数値のため、数値使用により不利益等を被った場合につきまして、弊社は一切の責任を負わないものとすることをご了承のうえ、自身の判断にてご使用ください。