特集 2024/09/20 09:00
『パチスロL黄門ちゃま天』解析特集! 〜通常時の謎当たりに大きな設定差!!〜
▼機種情報『パチスロL黄門ちゃま天』
https://www.pachinkovillage.com/slot/s.php?M=6930
今回取り上げたのは9月2日から導入された『パチスロL黄門ちゃま天』。
この黄門ちゃまシリーズはパチスロでは2004年から、パチンコでは30年以上前から存在し、業界屈指のご長寿タイトルとも言えます。
・1作目『パチスロだよ黄門ちゃま』(2004年11月)
・2作目『真・黄門ちゃま』(2008年3月)
・3作目『ぱちすろ黄門ちゃま〜光れ!正義の印籠編!〜』(2011年8月)
・4作目『パチスロ黄門ちゃま喝』(2015年1月)
・5作目『パチスロ黄門ちゃまV』(2018年6月)
・6作目『パチスロ黄門ちゃまV 女神盛-MEGAMORI-』(2019年4月)
・7作目『パチスロKING黄門ちゃま』(2021年2月)
・8作目『黄門ちゃま喝2』(2022年7月)
パチスロ1作目『パチスロだよ黄門ちゃま』はパチンコで大ヒットした『CR黄門ちゃま2』の確変ループをストック機で再現。
液晶で3や7などが揃えば次回ボーナスも確定する確変仕様でした。そして、パチスロ4作目の『パチスロ黄門ちゃま喝』がスマッシュヒット。
選択式特化ゾーンはその続編『黄門ちゃま喝2』にも継承され多くのプレイヤーに愛されました。
そしてパチスロ9作目となる今作。
高継続ATと引き戻しゾーンが高確率でループするなど、新たなゲーム性を引っ提げ登場となりました。
今回、内部数値など細かな情報を入手できましたのでそれをお伝えしていきましょう。
本機は1G純増4.0枚のAT機。初当たり=ATとなり、AT突入後はストックを使用しセット継続を重ねていきます。AT終了後は引き戻しゾーンに突入し、約50%でATへ再突入。比較的シンプルでわかりやすいゲーム性となっています。
スペック | ||
設定 | AT初当たり確率 | 出玉率 |
1 | 1/398.5 | 97.5% |
2 | 1/384.6 | 98.5% |
3 | 1/354.2 | 101.5% |
4 | 1/313.5 | 106.3% |
5 | 1/285.0 | 110.0% |
6 | 1/271.1 | 112.3% |
AT初当たり確率は271.1分の1(設定6)〜398.5分の1(設定1)。高設定域の出玉率が高め(特に設定4)。50枚あたりのゲーム数は30.5G。
ではゲームの流れに沿って見ていきましょう。
通常ゲーム中は、リール右に普段隠れている「世直し提灯」の点灯を目指します。世直し提灯は主にレア役で点灯となります。
まずは、レア役の種類や確率から。
小役確率(ベル関連) | ||
状況 | ベルの種類 | 確率 |
通常時など | 上段ベル | 1/16.4 |
共通ベル | 1/25.7 | |
AT中 | 押し順ベル | 1/1.8 |
共通ベル | 1/25.7 |
小役確率(ベル以外) | |
小役 | 確率 |
リプレイ | 1/16.4 |
スイカ | 1/128.0 |
弱チェリー | 1/128.0 |
強チェリー | 1/668.7 |
弱チャンス目 | 1/168.9 |
強チャンス目 | 1/668.7 |
ええチャンス目 | 1/2048.0 |
紅ええ目A | 1/1638.4 |
紅ええ目B | 1/1638.4 |
紅ええ目C | 1/6553.6 |
紅ええ目D | 1/6553.6 |
共通ベルは右下がりで揃うパターン。紅ええ目は停止型によってA〜Dに分類可。
・紅ええ目A……下段「リプ・リプ・ベル」
・紅ええ目B……中段「リプ・リプ・ベル」
・紅ええ目C……右下がり「リプ・リプ・ベル」
・紅ええ目D……右上がり「リプ・リプ・ベル」
紅ええ目の合算確率は655.4分の1。この紅ええ目が出現すると紅ええモードに突入します。
レア役高確となる紅ええモードは1セット4Gのセット継続型。継続率は、50%、67%、75%、80%、90%の5種類があり、斜め「リプ・リプ・ベル」の紅ええ目C&Dは継続率67%以上が確定します。
この紅ええモード中はええ図柄の確率がアップします。
「紅ええモード中のええ図柄確率」
・ええ1個停止……6.9分の1
・ええ2個停止……115.2分の1
・ええ3個停止……8231.8分の1
トータルすると6.5分の1でええ図柄が出現。このええ図柄もレア役扱いとなっています。
また、紅ええモード中以外でも逆押しナビが発生しええ図柄が出現します。それにはミトン状態が大きく影響します。
ミトン状態とは、ミトンの有無とサイズによってええ図柄の確率が変化するもので、4段階存在します。
ええ図柄停止確率 | ||||
ええ図柄 | ミトンなし | ミトン小 | ミトン中 | ミトン大 |
1個 | 1/589.5 | 1/65.5 | 1/45.3 | 1/22.2 |
2個 | 1/1820.8 | 1/455.2 | 1/202.1 | 1/140.1 |
3個 | 1/65621.8 | 1/13079.2 | 1/10974.3 | 1/8114.1 |
合算 | 1/442.3 | 1/57.0 | 1/36.9 | 1/19.1 |
ええ図柄の確率は、ミトンなし≪ミトン小≪ミトン中≪ミトン大の順にアップ。
このミトン状態は、まず通常ゲーム開始時(設定変更時除く)に振り分けられます。
ミトン状態初期振り分け | |
状態 | 振り分け |
ミトン小 | 93.8% |
ミトン中 | 5.9% |
ミトン大 | 0.4% |
この初期振り分け後は30Gの継続保障があります。
そして、「四」直し履歴(小役履歴)におけるベルの出現個数に応じてミトン状態の昇格抽選が行なわれます。「四」直し履歴とは画面下の4つのBOXのことで、過去4G間の成立役が表示されます。そこにベルが出現すればミトン状態の昇格抽選が受けられ、履歴内にベルが多いほど昇格しやすい仕組みです。
ミトン状態昇格当選率 | |
履歴 | 当選率 |
ベル1個 | 0.4% |
ベル2個 | 20.3% |
ベル3個 | 100.0% |
ベル4個 | AT直撃 |
この抽選に当選するとミトン状態が1段階アップ。その際、10Gの継続保障もセットされます。この抽選から漏れた場合は、以下の確率で現在のミトン状態の保障ゲーム数再セット抽選が行なわれます。
ミトン状態保障再セット当選率 | |
履歴 | 当選率 |
ベル1個 | 0.4% |
ベル2個 | 16.8% |
これに当選すると再び10Gの継続保障をセット。そして、ミトン小〜大滞在で保障ゲーム数がなくなると、レア役&ベル以外時の16.8%で1段階ミトン状態が転落となります(転落時は5Gの継続保障)。ちなみに、紅ええモード終了後はミトン大に移行となるので、ええ図柄停止の大チャンスとなります。
では、話を世直し提灯に戻しましょう。
通常ゲーム中は世直し提灯の点灯を目指しますが、その契機は世直しカウンターとレア役の2つがあります。世直しカウンターはリール右下に設置されており、点灯間のゲーム数が表示されています。これが310に到達すると点灯が確定します。世直し提灯の天井といった存在です。ちなみに、画面左上のゲーム数は千年桜ステージへの移行などに関わってきます(999Gで天井となりAT直撃)。
レア役での点灯のほうですが、こちらは内部状態が大きく影響します。内部状態は通常A、通常B、高確の3種類があり、設定変更時、世直し提灯点灯時、AT終了時にまず初期振り分けが行なわれます。
内部状態初期振り分け | |
状態 | 振り分け |
通常A | 75.0% |
通常B | 12.5% |
高確 | 12.5% |
世直し提灯の点灯率は通常Aと通常Bは同じで、高確のみ優遇されています。この内部状態はレア役で昇格抽選が行なわれます。
内部状態昇格当選率 | |||
設定 | 履歴 | ||
弱レア1個 | 弱レア2個 | 強レア1個 | |
1 | 25.0% | 55.1% | 25.0% |
2 | 26.6% | 56.3% | 26.6% |
3 | 27.7% | 57.8% | 27.7% |
4 | 30.1% | 60.2% | 30.1% |
5 | 32.0% | 64.5% | 32.0% |
6 | 33.2% | 66.8% | 33.2% |
履歴とは、ミトン状態のところで出てきた「四」直し履歴のこと。レア役の括りは以下のとおり。
・弱レア役……ええ1個停止、弱チェリー、スイカ、弱チャンス目
・強レア役……ええ2個停止、強チェリー、強チャンス目、紅ええ目
・特殊役……ええ3個停止、ええチャンス目
表中の弱レア1個は、「四」直し履歴に弱レア役が1個出現したときの数値。ちなみに、ええ3個停止やええチャンス目は世直し提灯点灯確定の特殊役となります。
また、「四」直し履歴にレア役が1個固定されるEXレア役という状態も存在します。この状態は、弱レア役時の5.1%で当選し、10Gの保障後、リプレイやハズレ目で終了となります(再度当選によるゲーム数上乗せもあり)。
内部状態の昇格当選時は、通常A→通常Bへ、通常B→高確へと1段階アップが基本。通常A→高確のみ0.8%の振り分けがあります。
高確滞在時は、リプレイの25.0%で通常Aもしくは通常Bへ転落となります。
高確転落時振り分け | ||
設定 | 通常Aへ | 通常Bへ |
1 | 89.8% | 10.2% |
2 | 89.1% | 10.9% |
3 | 88.3% | 11.7% |
4 | 87.5% | 12.5% |
5 | 84.0% | 16.0% |
6 | 83.2% | 16.8% |
転落時は、設定が上がるにつれ通常Bへの転落が多くなります。通常Bから通常Aには転落しないため、通常Aに落ちるのはこの高確からのみとなります。
では、内部状態別の世直し提灯点灯率を見てみましょう。
世直し提灯点灯率(通常AorB) | |||
設定 | 履歴 | ||
弱レア1個 | 弱レア2個 | 強レア1個 | |
1〜3 | 0.8% | 3.5% | 24.2% |
4 | 1.2% | 3.9% | 24.6% |
5 | 1.2% | 3.9% | 25.0% |
6 | 1.6% | 4.3% | 26.2% |
世直し提灯点灯率(高確) | |||
全設定 | 弱レア1個 | 弱レア2個 | 強レア1個 |
共通 | 14.5% | 33.2% | 100.0% |
通常Aや通常Bでは若干の設定差あり。表にない履歴パターンは点灯orAT確定となります。
・点灯確定……弱レア役3個、強レア役2個、特殊役1個
・AT確定……弱レア役4個、強レア役3個以上、特殊役2個以上
また、有利区間移行時にレア役が成立した場合も点灯の可能性があり、弱レア役なら0.4%、強レア役は25.0%、特殊役なら100%で点灯となります。
また、点灯が期待できる特殊ステージも存在します。
千年桜ステージには、通常ゲーム50G、100G、310G、470G、710G到達時に移行抽選が行なわれます。
50G到達時の千年桜移行率 | |
設定 | 移行率 |
1 | 20.3% |
2 | 21.1% |
3 | 21.9% |
4 | 22.7% |
5 | 23.4% |
6 | 25.0% |
50G到達時の移行率のみ設定差が存在。310G到達時は80.1%、それ以外(100or470or710G)は25.0%で移行となります。
千年桜ステージは10G継続。レア役が出現すれば点灯濃厚となります。
「千年桜ステージ中のええ図柄確率(設定1)」
・ええ1個停止……32.9分の1
・ええ2個停止……137.5分の1
・ええ3個停止……4527.1分の1
トータルするとええ図柄は26.4分の1で出現(設定1)。その他レア役を含めると約50%で点灯が期待できる計算です。ちなみに、千年桜ステージ終了後は内部状態は通常Bとなります。
以上を踏まえた世直し提灯の点灯率はこんな感じ。
世直し提灯点灯出現率 | ||
設定 | 前兆抜き | 前兆込み |
1 | 1/143.5 | 1/172.2 |
2 | 1/141.9 | 1/170.6 |
3 | 1/141.2 | 1/169.8 |
4 | 1/139.2 | 1/167.6 |
5 | 1/138.1 | 1/166.4 |
6 | 1/134.7 | 1/162.8 |
前兆込みでの点灯率は162.8分の1(設定6)〜172.2分の1(設定1)。
そして重要となるのが、点灯時のAT期待度。
世直し提灯点灯時のAT期待度 | |
設定 | 期待度 |
1 | 41.6% |
2 | 43.0% |
3 | 47.2% |
4 | 53.2% |
5 | 58.3% |
6 | 60.0% |
41.6%(設定1)〜60.0%(設定6)と大きな設定差が存在します。
以上をまとめると、設定が上がるにつれ世直し提灯は点灯しやすく、点灯時のAT期待度もアップします。
そこからの流れは、世直し提灯点灯→前兆ステージ「世直し夜行」→当否ジャッジとなります。
前兆ステージ「世直し夜行」は、ニンジン獲得でステップアップ。ニンジンは小→中→大へと昇格し、大に到達すればAT期待度87%。最後は連続演出「騒動」に発展し、演出成功でAT突入となります。
その他、通常ゲーム中の注目演出などにも触れておきたいと思います。
「ダブルちゃんモード」は天井が500G+αに短縮されるモード。短縮中のプラカードが持ったダブルちゃんの出現がサインです。このモードには、ATが100枚以下で終了した場合の50.0%で突入が期待でき、当選ならAT終了後32G+α(演出なし時)に画面上で告知されます。ちなみに、ATが101枚以上獲得した場合の一部でも突入することがあるようです。
このダブルちゃんモードは、天井到達前にAT当選した場合、25.0%でモード継続となります。なので、一度ダブルちゃんモードに突入すればその後も期待できるというわけです。
内部的に「飛脚ポイント」というものが存在します。この飛脚ポイントは大ハマリなどプレイヤーの不利益で減算されていくもので、それが0になるとガセ前兆を本前兆+天運チャンスに書き換えます。画面を飛脚さんが横切ると書き換え発動まで近いようなので発動まで打ち続けることをオススメします(出玉率100%超)。
世直し提灯点灯=AT当選となる「裏提灯モード」が存在します。これにはAT終了時に突入抽選が行なわれ、特に天使ST終了時は25.0%で突入するなど特に期待できます。裏提灯モードからのAT終了後は70.3%でモード継続となるので、世直し提灯1回点灯まで様子を見たほうがいいでしょう。
「天空のラストダンジョン」はAT確定の前兆ステージ。ここではレアなモンスターを倒すほど高報酬が得られるようです。
前兆ステージでの連続演出「騒動」の上位版となるのが「大騒動」。この大騒動は発生した時点でAT確定となり、勝利した人数が多いほど高報酬が得られます(最大6人勝利)。
レア役や世直しカウンター以外から世直し提灯が点灯しAT当選となる「謎当たり」。これには大きな設定差が存在します。
謎当たり確率 | |
設定 | 確率 |
1 | 1/48782.3 |
2 | 1/30717.4 |
3 | 1/23806.8 |
4 | 1/8587.0 |
5 | 1/7854.4 |
6 | 1/6715.3 |
この謎当たりはハズレ目時に抽選されるようです。一度でも目撃したらしばらく様子を見た方がいいかもしれません。
では、ATに話を進めていきましょう。
AT「ええじゃないかRUSH」は1セット10G+αのセット継続型。初回のみ30or50G+αとなっています。初回50Gの選択率は12.5%。AT突入時の7揃いが黄7なら初回50Gが確定です。また、AT突入時にはATゲーム数が倍になる「倍じゃないかRUSH」の抽選も行なわれ、これに当選するとATゲーム数が倍になります(倍ちゃん登場がサイン)。
AT突入時の平均継続セット数は5.4セット、平均獲得枚数は約312枚。引き戻しを含めたATの期待枚数は約610枚(全設定共通)。AT中の1G純増は4.0枚(一部区間除く)。
AT中はレア役で100%セットストックを獲得します。ストック個数は弱レア役で1個、強レア役は2個、特殊役なら3個獲得となります。トータルのストック率は20.4分の1。
また、ストック時の一部でゲーム数の上乗せが発生することもあります(主に強レア役や特殊役など)。ストック後「天と地のジャッジメント」が発生すれば、10or50or100Gの上乗せとなります。
AT中の目標となるのが5の倍数セット到達。リール右下には天カウンタがあり、そこを見ると5セット目におみくじ、10セット目に印籠があります。5セット目に到達すると天運チャンス、10セット目到達で天ルーレットが発生となります。
天運チャンスは、その後移行するストック特化ゾーンを決定するおみくじ演出。ここで選択されるストック特化ゾーンは大きく4種類存在します。
・ええじゃない覚醒(技)……目押しナビ+押し順ナビ
・ええじゃない覚醒(力)……逆押し目押しナビ
・双天覚醒……技と力が融合
・三神覚醒……逆押し目押しナビ、ベルでも50%でストック
いずれも20G継続となります。
この天運チャンスでは、天運チャンス初期レベルと成立役で天運チャンスレベルを抽選し、そこで決定された天運チャンスレベルに応じて突入するストック特化ゾーンを抽選します。天運チャンス初期レベルはAT初当たり時に決定され、ここでレア役なら双天覚醒以上が確定、強レアは50%で三神覚醒となります。
ストック特化ゾーンを個別に見ていきます。
ええじゃない覚醒(技)は、ナビ発生時、狙ええ図柄が1個停止でセットストックを1個獲得。レア役でもセットストックが確定。ストックなしで20G消化時は保障の1個獲得となります。キャラは助さん、八兵衛、お銀の3人ですが、助さんと八兵衛は平均ストック1.9個と変わらず、お銀は平均ストック2.4個となっています。
ええじゃない覚醒(力)は、ナビ発生時、狙ええ図柄が1個停止でセットストックを1個獲得。狙ええ図柄が2個停止ならストック2個となります。1Gで複数獲得できる点が技と違うところです。キャラは3人。格さんと黄門ちゃまは平均ストック1.9個、弥七は平均ストック2.5個。
双天覚醒は、ええじゃない覚醒の技と力が融合したもの。キャラも2人の組み合わせパターンとなり、助さん&格さんや八兵衛&黄門ちゃまは平均ストック3.8個、お銀&弥七なら平均ストック4.8個。
三神覚醒は、ええじゃない覚醒(力)に加え、ベルでも50.0%でセットストックを獲得。狙ええ図柄の出現率もアップ。キャラは黄門ちゃま&お銀&弥七となり、平均ストック8.1個。
ストック特化ゾーン終了でATの次セット(6セット目)がスタートとなります。この天運チャンスには5の倍数セット時以外にも突入することがあります。
続いて10セット目の天ルーレットについて。
天ルーレットでは天運チャンス以上が確定。振り分けはこんな感じ。
天ルーレット振り分け | |
報酬 | 振り分け |
天運チャンス | 64.0% |
天使ST | 35.0% |
天カーニバル | 1.0% |
天運チャンスが選ばれれば天運チャンスに発展。天使STなら天使ST(引き戻しゾーン)の権利を獲得します。この天ルーレットの発生タイミングでレア役を引けば天使ST以上が確定します。また、天使STの権利をすでに持っている場合は、報酬が天使STからお銀ボーナスへ変化します。
天カーニバルとかげろうお銀ボーナスを見てみましょう。
天カーニバルは、30G継続。レア役でセットストックを獲得し、ベルでも50%で獲得。平均ストック10個。
かげろうお銀ボーナスは、30G継続。レア役でセットストックを獲得し、狙え演出からの白7揃いで天運チャンスを獲得。白7揃い確率は133.1分の1。
また、特定枚数獲得で抽選されるテンプテーションゲームも存在します。500枚、1000枚、1500枚獲得時はセット間に注目です。
テンプテーションゲームは、1セット30G、最大4セット継続。セット継続でセットストックを獲得し、4セット目に突入で天運チャンス(三神覚醒)を獲得。ここでのレア役は天運チャンスのストックが期待でき、弱レア役は3.1%、強レア役は50.0%、特殊役なら100%でストックします。また、狙え演出からの白7揃いによる天運チャンスのストックもあります(確率は285.6分の1)。
そんな流れで、AT中はレア役でのセットストックに加え、ストック特化ゾーンなどを絡めながらセット継続を重ねていきます。
そして、ATが終了すると引き戻しゾーンへ。
引き戻しゾーンは30G+関所3G。ATの引き戻し期待度は約50%。
ここではステージによって狙ええ図柄の出現率などが変化(陸≪海≪空)。引き戻しゾーン突入時のステージ振り分けはこんな感じ。
引き戻しゾーン初期ステージ振り分け | |
ステージ | 振り分け |
陸 | 78.1% |
海 | 21.5% |
空 | 0.4% |
陸ステージが最も選ばれやすく、21.5%で選ばれる海ステージならチャンス。
引き戻しゾーン中はリプレイが規定回数成立することでステージがアップ。終盤になるほど期待度がアップする仕組みで、海ステージからスタートすれば大チャンスというわけです。
リプレイの規定回数振り分けはこちら。
リプレイ規定回数振り分け(陸ステージ) | |
規定回数 | 振り分け |
1 | 1.2% |
2 | 15.6% |
3 | 83.2% |
リプレイ規定回数振り分け(海ステージ) | |
規定回数 | 振り分け |
1 | 0.4% |
2 | 5.9% |
3 | 93.8% |
リプレイ規定回数振り分け(空ステージ) | |
規定回数 | 振り分け |
1 | 0.4% |
2 | 2.7% |
3 | 50.0% |
4 | 25.0% |
5 | 21.9% |
ステージによって規定回数の振り分けが変化。空ステージでリプレイが規定回数成立した場合は騒動に当選します。
引き戻しゾーン中は騒動に発展でチャンス。その契機は「四」直し履歴で、弱レア役1個やベル2個なら12.5%で騒動へ、弱レア役2個やベル3個は騒動確定です。それ以上の弱レア3個、ベル4個、強レア役1個などはAT確定です。引き戻しゾーンのラスト5Gは履歴マスが1つ増え常にベルが1つ入った状態となるため騒動発展の期待度がアップします。
騒動の出現率はこちら。
騒動出現率 | |
ステージ | 出現率 |
陸 | 1/95.2 |
海 | 1/66.7 |
空 | 1/22.6 |
空ステージに移行すれば飛躍的にアップ。騒動時のAT期待度はステージ共通で42.7%。騒動中にAT抽選が行なわれるため成立役や履歴にも注目です。
引き戻しゾーン中にあっちむいてほいが発生することがあります。ここで2択に正解すればAT直撃となります。
トータルのAT直撃出現率はこちら。
AT直撃出現率 | |
ステージ | 出現率 |
陸 | 1/159.5 |
海 | 1/141.1 |
空 | 1/55.3 |
これを見ると、騒動とAT直撃の両方からバランスよくATを引き戻すイメージがわかります。
引き戻しゾーンは30G消化すると関所チャレンジへ。
関所チャレンジは3G継続し、レア役を引ければAT確定となります。引き戻しに失敗すると通常ゲームへ。
もう一つの引き戻しゾーン「天使ST」も見てみましょう。
天使STには、AT中に天使STの権利を獲得したAT終了後に突入となります。
天使STは30G+α継続。狙ええ発生率が約6分の1に大幅アップし、50%で狙ええ図柄て出現します。それもあってATの引き戻し期待度は約80%を誇ります。
ここからATに突入すれば、AT終了後は再び天使STへ。この80%ループを活かしたいところです。
天使ST突入時の一部で発生する上位版「大天使ST」。30G+α継続し、引き戻し期待度約80%という点は天使STと同じです。ただし、大天使ST中、自力で引き戻し成功なら天運チャンスの双天覚醒or三神覚醒がもれなく付いてきます。また、自力で引き戻せなくても最後に関所チャレンジから引き戻せるので、大天使ST突入時点で引き戻し確定となっています。
大天使STに突入すると、引き戻すたびに大天使STが25%で選択となり、その期待値は3500枚超。一度は突入させたいプレミアムです。
今回お伝えできる情報は以上となります。
本機はシンプルなゲーム性に加え、レア役=ストック確定の爽快感や約50%の引き戻しなど、ヤレそうな雰囲気が感じられる作りとなっています。目標となる5セット目に向かってこつこつとセット継続を重ねていくところは個人的に大好きです。それでいて大天使STからの約80%ループなど、到達できればそれなりの出玉感が得られるトリガーも存在します。AT中の特定枚数表示やAT終了時のスタンプ出現など設定示唆要素も豊富ですのでそれらを忘れずチェックし出玉率が高い設定4以上を狙っていきたいところです。
※ページ内の数値&情報は独自調査
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